正社員だけが良いわけじゃない! 自分に合った働き方を見つける




自身のキャリアプランを考えた場合、フリーターよりも正社員を望む女性は多いかもしれません。最初から正社員として働く方法以外にも正社員になれる方法はあります。キャリアプランを実現するために自分に合った働き方を見つけてみませんか?

働き方別のメリット・デメリット

働き方には大きく分けてパートやアルバイト・契約社員・派遣社員・正社員の4つのタイプがあります。それぞれタイプ別にメリット・デメリットが存在します。
パート・アルバイトの最大のメリットは勤務日数や休日を自分で自由に選べることです。「今月は支出が多いからたくさん働く」「扶養控除を考えて今月は控えて働く」など、自分の都合に合わせて働けるのはパートやアルバイトだからこそできることです。未経験でも面接に合格する確率は非常に高くなっています。職場によってはアルバイトから正社員に採用されることもあります。一方で賃金は時給・日給などによって非常に低くなっています。昇給は企業によって行われることもありますが、ボーナスや退職金はほとんどの場合支払われません。どれだけ長く働いても任される仕事に制限があり不満を感じることもあるでしょう。
契約社員は会社と契約を結び、働く期間が定められている社員のことです。正社員よりも採用されるハードルは低いと言えます。正社員と同じような仕事を任されることも多く、希に賃金が正社員より高い場合もあります。会社によっては正社員登用も期待できます。しかし、十分な成果を上げることができなければ契約満了となり退職しなければなりません。ボーナスや退職金も期待できず、賃金は正社員より低いことが多いです。正社員よりも不安定な立場なので精神的にも楽とは言えません。実力や技術がある人にとっては契約社員の方が向いていることもあります。
派遣社員は契約社員とは異なります。会社と契約を結んでいる契約社員とは違い、派遣社員は派遣会社と契約を結んでいます。契約社員は契約内容を自分で会社と交渉しなければなりませんが、派遣社員は派遣会社が交渉を行ってくれる場合もあります。賃金は時給制が多く、契約社員よりも高収入の仕事もあります。契約が終了しても派遣会社が次の仕事を紹介してくれるのは大きなメリットです。契約期間が設けられていることは契約社員と同じで、成果を上げることができなければ契約満了となります。長期間同じ職場で働きたい人には向かない働き方です。
正社員は期限なく会社に雇用される安定した働き方です。成果を上げればその分評価され、昇給・ボーナス・退職金・福利厚生などの手当てを受けることができます。賃金も比較的高く、安定した収入が期待できます。余程のことがない限り会社側も正社員を解雇することはできません。しかし、勤務時間や日数など会社に定められた時間に働く必要があります。自由度は低く、残業・転勤など原則会社の命令には従わなければいけません。解雇されないというメリットを逆に考えると、ブラック企業であったとしても辞めることが難しいこともあります。
このように働き方によってメリットやデメリットはさまざまです。性格やキャリアプランによってその人に向いている働き方は異なります。賃金だけに目を向けず、自分に合った働き方を見つけるべきです。

正社員を目指す方法

正社員を目指す方法はいくつか存在します。最もハードルが低いと言えるのは、パート・アルバイトから正社員へ採用される方法です。同じ職場で長期間働き正社員と同等もしくはそれ以上の能力を身に付ければ、正社員として採用されることもあります。職場の人々がどのような人物か把握した上で社員として働くことができるので精神的にも楽と言えます。新しく覚えなければならないことも比較的少ないです。しかし、長期間低い賃金で働く必要があります。会社によってはアルバイトから社員登用しないことも考えられるので注意が必要です。社員登用を目指すならアルバイトを探す段階から「社員登用あり」の職場を選ぶべきです。
契約社員・派遣社員から正社員を目指す方法は、最も一般的と言えるかもしれません。契約社員として一定の収入を獲得しながら正社員を目指すことができます。必要な知識や能力を契約社員時代に身に付けた上で正社員となれます。しかし、会社側に「契約社員ではなく正社員として契約したい」と思ってもらえるほどの成果を上げなければいけません。契約社員の方がメリットが多いケースもあるので、メリット・デメリットを踏まえた上で判断しましょう。

紹介予定派遣という選択

最近『紹介予定派遣』という働き方が注目されています。紹介予定派遣とは3ヶ月程度(最長6ヶ月)の派遣期間終了後、本人と会社側が双方合意すれば社員として正式採用する制度です。派遣期間は派遣社員として働き、その会社での仕事を覚えます。期間終了後に正社員になりたいという本人の意思と、雇いたいという会社側の意思が一致すれば正社員として働くことができます。どちらか一方が合意に至らなければ、期間終了と共に契約は終了します。本人にとっては事前に能力を身に付け職場の雰囲気を体感できます。会社側にとっても入社後のミスマッチによって人材が不足する事態を避けることができるので、双方にとってメリットのある制度なのです。
契約社員とは違い、確実に正社員となれるチャンスが設けられています。成果を上げなければいけないわけではなく、仕事への適性があると判断されれば正社員として採用されます。契約社員よりも正社員採用へのハードルが低いと言えます。就職に失敗したくない・面接でのアピールが苦手・経験が少ないので心配という人にオススメです。実際に働いて仕事へ向いているかを判断でき、仕事を通して能力をアピールすることもできます。
紹介予定派遣は派遣社員と同じようにして利用できます。派遣会社に登録後、気になる仕事があれば応募します。会社の書類選考や面接に合格すれば派遣期間開始です。期間終了後に双方の意思を確認し合意に至れば見事正社員として正式採用されます。

自分に合った働き方

賃金の面だけを見れば、やはり正社員が最も良いかもしれません。しかし、自由度や適性など他の面を考えれば契約社員・派遣社員・アルバイトなど他の働き方にも十分メリットはあります。自分の適性を考えずに就職すれば、ミスマッチによってトラブルを引き起こしかねません。ミスマッチは会社だけではなく、本人も損をしてしまいます。正社員を目指すなら自分に合った方法を選択して目指すべきです。紹介予定派遣は非常に有効的な手段と言えます。自分のキャリアプランを実現させるために、まずは自分に合った働き方を考えてみるべきです。




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RUN-WAY編集部

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