「モノが欲しい」がモチベーションにならないと、仕事は苦しくなりやすい?【ライター/北条かや】

モノが欲しい




相手が好きなものについて聞きたい!

 

私は、相手が「好きなもの」について聞くのが大好きです。「僕はスニーカーを集めるのが好きで、特にこのブランドのこのシリーズが最高なんだよね」とか、「私は○○というアイドルグループのコンサートへ行くのが楽しみで、CDは○○時代の××からぜんぶ持ってるんですよ」などなど……たとえ自分が、その対象にまったく興味がなくても、相手の「好きなもの」を、根ほり葉ほり聞くのが大好き。

 

好きなものについて語っているときって、その人の顔がいちばん輝いているんですよ。目はキラキラ、声は昂ぶり、相手のことを慮る余裕をなくすほど熱心に語っている。その様子が、とても愛おしくなるんです。自分にはそこまで「好き」といえるモノがないから、うらやましいのかもしれません。

 

車を買うのが「生きがい」

 

さて筆者の知人に、無類のクルマ好きという50代の男性がいます。フェラーリやランボルギーニ、ベントレーなどの高級スポーツカーが好きで、それらを定期的に買い換えるのが趣味。趣味というより「生きがい」に近いようです。

 

先日もランボルギーニの新シリーズについて詳しく語ってくれたので、「どうしてそんなにスポーツカーが好きなんですか?」と聞いてみたところ、興味深い答えが返ってきました。

 

子どもの頃からの憧れを手に入れるために

 

「僕は、いわゆる『スーパーカー世代』なんだよ。子どもの頃に、『少年ジャンプ』で、走り屋を主人公にした漫画が大ブームになってさ。時速300キロ以上も出るようなフェラーリやランボルギーニに魅せられたんだ。だから、今でもそういうタイプの車に対する憧れがあるんだよ」

 

はは~ん、そういうことかと納得。彼は超のつく仕事人間でもあるのですが、幼いころに憧れたクルマを手に入れるためなら頑張れるのだといいます。プライベートで乗る車を買うために、目の前の仕事を一生懸命やる。その姿勢が、私にはとてもかっこよく見えました。同時に、うらやましいなぁとも思ったのです。




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RUN-WAY編集部

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