採用の現場に広がる「リファラル採用」と、近づくためのステップ【ライター/トイアンナ】

採用の現場に広がる「リファラル採用」と、近づくためのステップ




こんにちは、トイアンナです。突然ですが、「リファラル採用」をご存知ですか? リファラル採用とは、知人づての紹介採用のこと。2016年のデータではアメリカでは採用の約5割がリファラルです。

 

話だけを聞くと、縁故採用に聞こえるかと思います。しかし「血縁、仲の良さ」が重要となる縁故採用とは異なり、リファラル採用は「スキルの高さを知人経由で証明する」採用です。紹介者も元職場の同僚などお互いにスキルを知っている人がほとんど。したがって雇ってからのスキル・ミスマッチも少なく済み、離職率も他の採用形態より少なく済んでいます。

 

リファラルを跳ね返せるのは「転職エージェント」

しかし、いくらスキルを証明する採用とはいえもともと知られていなければどうしようもありません。もともと大企業勤務だったり、転職で有利になれるトップ企業勤務だったりしなければ「リファラル採用」のきっかけすらつかめないのです。その点において間違いなく、リファラル採用は業界未経験者にとって不利です。

 

アメリカで「どのような採用を経由すれば採用率が高いか」を調べたデータによると、リファラルの次点にくるのが転職エージェント経由の採用で18.3%です。希望する転職業界に知り合いがいないなどリファラル採用を期待できない場合、転職エージェントを経由すると内定もできるうえに、採用後のミスマッチも少ないことがわかっています。

 

転職エージェントは「契約したリファラル採用」

私自身も転職エージェントを利用した際は、親身に話を聞いてくれるだけでなく企業側へ契約項目の交渉をしてくれるなど大変お世話になりました。「この方は優秀だから御社の条件に肩書きでは見合わなくても大丈夫です!」とエージェントにおっしゃっていただき、管理職未経験にもかかわらず転職先で管理職となれたのです。

 

リファラル採用がもともと知っている方の口利きだとするならば、転職エージェントはプロによる口利き。よいエージェントに巡り合ったこともあるでしょうが、当時のエージェントには感謝しかありません。

 

エージェントには相性があります。ノルマにばかり追われて自分の意見を一切聞いてくれないエージェントもいれば、親身に話を聞いてくれる方もいるでしょう。けれど1人のエージェントが残念だったからといって、そこで手放すのはもったいない話です。

 

リファラル採用は外資やベンチャーを中心に広がっています。しかし業界未経験でも飛び込むのは不可能ではありません。ぜひ「契約したリファラル」である転職エージェントを活用してください。

 

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ライター。新卒で外資系企業に勤めて以来、数百名の消費者ヒアリングを重ねました。その経験から恋愛・キャリアを主なテーマに執筆しています。

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