子育てをみんなで共有する社会に 「ママ職」代表・山崎恵さんの願いとは【株式会社Capybara/山崎恵さん】

山崎恵




自宅で子供と一緒にいながら仕事ができたら、と思うママたちは多いはず。

そんなママたちが希望する在宅ワークを提供する「ママ職」は、2017年7月に4周年をむかえ、会員数は2000人を突破。運営する株式会社Capybaraの代表である山崎恵さんにお話しを伺いました。

レールから外れる不安 上智大学を中退しビジネス開始

ビジネスを始めたのは、二十歳の時です。通っていた上智大学を中退して、サプリメント等の営業販売代理店を個人事業主としてスタートしました。

中学、高校と雙葉に通い、大学も上智大学と、いわゆる学歴社会のレールの上を歩いていたので、そこから外れるという不安は大きかったですね。

ただ、専業主婦だった母が40歳の時に離婚をして、同じように化粧品やサプリメントの販売を始めて大成功していた後ろ姿を見ていたので、可能性は感じていました。自分を信じてチャレンジし、成功を掴んだ母の影響は大きかったと思います。

周りの大人からは、「大学は卒業だけでもした方がいいよ」とアドバイスされましたが、将来を考えた時に、企業への就職という選択肢には興味がなかったので、母と同じビジネスの世界にチャレンジすることにしました。自分の未来は自分で創りたいという思いがありました。

スタート直後の70連敗 鳴かず飛ばずの3年間

事業を開始してから、2、3年は鳴かず飛ばずでしたね。当時は、メンタル面で自己管理が出来ておらず、人を巻き込んでいく力もありませんでした。最初の70人への営業はすべて断られ、70連敗。過酷な道でしたが、だんだんとコツを掴んでいくことで、最終的には300人の組織をつくることができました。

泣いたり悩んだりしたことも多かったですが、ゼロから組織を立ち上げることが出来たことは、その後の起業の際にも大きな自信になりました。

ビジネスの基礎を学んだ研修会社時代

山崎恵

個人事業主としては5年ほど働きました。その時に出会った研修・コーチング会社の社長に誘われ、プロジェクトリーダーとしてその会社に入社することにしました。もともと心理学など人の本質を知ることが好きで、人生に関わる仕事がしたいと考えたからです。

企業に勤めることで、ビジネスの基礎を学ぶことができました。宛名を書く際、会社名の場合には「御中」って書きますよね。私、あれ、ずっと会社名でも「様」って書いていて(笑)。人に雇われたことが無かったので、社会人としての基本的なルールを叩き込まれました。

それ以外にも、人前でいかに人を惹きつけるのかといったプレゼン能力や、人を巻き込んでいく能力など、結果を出す仕事の仕方を教えてもらいました。




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RUN-WAY編集部

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