ベビーシッター文化を根付かせて、輝きたい人を支えたい!【キッズラインマーケティングマネージャー/藤井聖子さん】

藤井聖子




<まとめ>

  • 輝く対象を支える仕事
  • 「信用貯金」と「チャンスの波」
  • 日本にベビーシッター文化を

 

ベビーシッターの新たなマッチングサービス

キッズラインは、親御様と登録しているベビーシッター様のマッチングサービスを提供しています。今までのベビーシッターのマッチングサービスだと審査なしに誰もが登録できてしまい、シッターさんの身分を保証してくれるサイトがほとんどなかったので、親御さんは利用に際して不安を抱いてしまうことが多かったと思うんです。そこでキッズラインでは、シッターさんの面接、研修に加えて、ご協力頂いたママトレーナーさん宅での実地研修を行い、3つをクリアした人だけがシッターとして登録できるシステムにしています。

 

キッズラインではシッターさんの写真やプロフィール、口コミもすべて公開しており、親御さんはそれらの情報を元に自分でシッターさんを選べるので安心してご利用いただけますし、シッターさんも親御様からレビューをいただき、常に評価をされていますので、登録後も緊張感を持って仕事をして頂けています。サービスを始めてもうすぐ3年、これまでに10万件以上のご家庭でサポートをしてきましたが、お陰様で大きな事故もなく、ご利用いただいております。

 

私はよりキッズラインのサービスを使いやすくしたり、安心安全にご利用いただくための工夫も含めて、マーケティングや親御様向けの事業開発を担当させてもらっています。日本ではもともとベビーシッターに対する心のハードルが高いので、どういうきっかけがあればベビーシッターが文化になるのかというところを念頭において、利用のきっかけを与えられるようなキャンペーンなどを企画したり、お客様のご意見をサービスやシステムに反映していき、お客様の満足度を高めていく分野を担当させていただいています。

 

輝きたいと思っている女性をサポートしたい!

藤井聖子

大学時代は、4年の途中からインターンを始め、そのまま女子大生のマーケティングやモデルエージェンシーの仕事30歳までしていました。所属するミスキャンパスや読者モデルなどのマネージメントの仕事です。

 

結婚して子供もできた時に、自分の置かれている立場が今までの若年層の視点から変わってきたこともあり、30歳を機に転職をしました。それが代表経沢の前職のトレンダーズです。企業のコミュニケーション活動を支援するPRやマーケティングの会社で、イベントでのタレントのキャスティングや、美容系のサイト「キレナビ」などを担当してきました。

 

そんな中、私はだれか輝く対象がいて、その人たちを支える仕事をしたいという思いがすごく強くあることを自覚しました。女子大生であれば、学校では体験できないような広告のお仕事や経験を通して彼女たちが洗練されていったり、中には自信をつけてアナウンサーになる夢を実現していく子もいて、その成長過程に携わることができるのはとても面白い仕事でした。トレンダーズでのお仕事も、魅力的でしたが私が担当していたお仕事が、「輝く対象を支える仕事」という自分自信のテーマからだんだんズレてきてしまい、どうしようかなと思っていた頃、経沢が新しくキッズラインを立ち上げることになりました。

 

「すごく高くて富裕層のイメージのあるベビーシッターを、安心してもっと気軽に利用できる仕組みを作り、ベビーシッターが身近にいる世界を作りたい」と聞いて、私がやりたいのはまさにこういうことだ!輝きたいと思っている女性をサポートできるということに、とても魅力を感じ、スタートアップに参画することを決意しました。

 

一歩を踏み出してもらうための挑戦、啓蒙、働きかけ

アメリカでは、ベビーシッターさんに子供をみてもらって夫婦で食事に行くという文化が根付いていたり、香港やシンガポールでは、月5〜10万円で住み込みで家事も育児も手伝ってくれるナニーさんがいたりと、文化の面でも、値段の面でも、シッターさんに子供をみてもらう生活が当たり前になっているんです。

 

でも、日本で同じような生活している人はごくわずか。その日本で一歩を踏み出してもらえるように、価格を安くすることにも挑戦していますし、一つのきっかけになればと思い、夫婦の会話時間についてのアンケートをとり「夫婦の会話が30分未満の人が多いので、夫婦円満のためにも、いい夫婦の日にはベビーシッターを使って夫婦の時間を作ってくださいね」というメッセージと共にキャンペーンを行ったりと、いろんな取り組みをしています。

 

ベビーシッターの利用には多くの自治体が補助を出していたりもするので、自治体に利用料の半分を補助してもらえるように働きかけにいったり(現在5自治体の利用補助を受けられるようになっています)、会社と提携して社員の皆様の福利厚生に組み込んでもらうという活動もしています。

 

大都市でなく、地方にもベビーシッター文化を

藤井聖子

キッズラインがあったから休まずに仕事を続けられたとか、働く上でなくてはならないサービスになっているという声を電話やメールで聞いたり、ブログなどで書いてもらえたりすると、少しずつみなさんの生活に根付くサービスになってきたのかな、とやりがいを感じますね。

 

身近なお友達でもキッズラインを使うようになってきたので、すごく広がりを感じることが多くなってきた反面、文化としてベビーシッターを根付かせることや、大都市以外の地方にも利用を広げていくには、知名度の面でも、シッターさんの採用という面でもまだ課題はありますが、着実に一歩一歩前進させたいと思っています。

 

母親のイライラがなくなり、女性もキャリアをあきらめない世界を目指す

子育てや育児で困っている人は都市部だけではないので、全国にキッズラインのサービスがいきわたるように、地方でのシッターの数を増やしてすぐに利用できる環境を整えていきたいですね。

 

お母さんも美容院に行きたいとか、息抜きしたいとか、お子さんが小さいと自分のペースで動けないことにイライラしてしまったりすると思うので、そういうときに気軽にシッターさんに預けて助けを求められる環境作りのお手伝いができればいいなとは思っています。

 

ある時代表の経沢が「キッズラインで日本の育児が変わった、といわれる存在になりたいね」と言った場面があって、その言葉が印象に残っているんですが、確かにその可能性が秘めているサービスだと思います。キッズラインというサービスがあったからベビーシッターが文化になって、子供が体調を崩しても、どうしても休めないときも頼れるパートナーがいて働ける環境がある、キャリアもしっかりと積むことができて、イライラもなくなっていく。そういった世界を目指していきたいなと思っています

 

チャンスの波が来たら、怖がらずに迷わず乗ろう!

藤井聖子

私が皆さんに何かアドバイスをするとしたら、自分にチャンスが巡ってきたら、そのチャンスの波には乗っておいた方がいい、ということですね。

 

私は大学の時にモデルエージェンシーの仕事をインターンで手伝っていただいたんですが、その会社の社長さんに、「モデルエージェンシーの部門を子会社化するので社長をやらないか」と言われたんです。大学を卒業してすぐ、22歳の時です。

 

はっきり言って当時は社長が何なのか分かってなかったですし、社長と言っても社員は私1人だったんですけど、チャレンジすることにしました。そうしたら新卒では出会えないような魅力的な社長の皆様に出会えましたし、人脈もできて可愛いがってもらえて。あの時期が自分の人生を豊かにしてくれるものだったと感じています。

 

ですので、怖がって一歩を踏み出せないこともあるかもしれませんが、チャンスの波が来たときにはチャレンジしてみてほしいですね。踏み出した後に、徐々に固めていけばいい。それが人生が変わるポイントになるかな、と思っています。

 

20代で一生懸命働いて、“信用貯金”を増やす

あと、女性は結婚して子供を持つと時間的な制約もでてきますし、やりたくても物理的にできないことが現実としてあります。そういう時に役に立つのが、それまでに貯めておいた“信頼貯金”ではないかと思います。

 

私は結婚するまでは、夜中の3時まで仕事をして翌日10時に出社するなど、独身時代はかなりがむしゃらに仕事をしました。今となっては「あれだけやった」という自信にもつながっていますし、その時の人脈や仕事の仕方で、周りの方から信頼貯金みたいなものをいただけて、今の自分に繋がっていると考えています。また時短で働いている場合でも、仕事時間はしっかりプロの仕事をして、周りが困っていたら手を差し伸べてサポーティブな仕事をすることでも”信頼貯金”が貯まると思っています。そういう考え方で一生懸命仕事をしていくと、いずれいいことに転じることがあるかもしれませんよね。

 

経沢代表ってどんな人?

代表の経沢と大学生の時にインターンをしていた親会社の代表が同級生だったので、大学生のときに初めて経沢に会いました。もう出会ってから15年経っているんですが、その頃からキャリアウーマンの代表という感じで憧れの存在でした。

 

テレビに出たり講演したりとすごく華やかな部分が表に出ていますが、キッズラインのサービスに関しては人一倍思い入れもありますし、お客様のためにできることは?という視点でいつも考えているアツい人です。

 

課題が発生した時にも、社員の私たちは目の前の課題だけに目が向いて視野が狭くなりがちですが、代表はその先、お客様のためにはどの選択肢がいいのかということを考え、私たちにもその気づきを与えてくれながら、スピード感を持って一番適切な課題解決に導いて下さいます。

 

仕事の進め方は厳しいですが、プロの仕事として当然ですし、日々本当に勉強になっています。そしてみんなに希望を与えてくださったる人柄がすごく好きなところですね。

藤井聖子

 

■プロフィール

藤井聖子

「キッズライン」マーケティングマネージャー。慶応義塾大学卒業後、モデルエージェンシーの仕事、トレンダーズを経て、キッズラインに立ち上げから参画。趣味はカメラ。「昨年ライカのカメラを買って、子供やペットを撮ったり、好きなものをインスタグラムで発信しています。

キッズライン https://kidsline.me






藤井聖子