どうして社内恋愛は禁止なのか?

どうして社内恋愛は禁止なのか?




社内恋愛が禁止となっている企業もあり、実際に社内恋愛を理由に転勤・配置転換されている人もいます。では、どうして社内恋愛は禁止となっているのでしょうか?今回は社内恋愛を禁止する企業側の理由や、社内恋愛を続ける秘訣を徹底的に紹介します。

社内恋愛禁止は就業規則に定められている

実際に「社内恋愛禁止」と就業規則に定められている企業もあります。企業が規則まで設ける理由として4つの理由があります。

不当な評価を防ぐ

1つ目は、恋愛関係による不当な評価を防ぐためです。例えば上司と部下が恋愛関係にあった場合、上司が部下を特別扱いし不当な評価を行うかもしれません。具体的にはボーナス・昇給・部下の希望部署への配置転換などがあります。仕事ではなくプライベートな面を考慮して評価されていた場合、非常に問題です。たとえそのような気がなかったとしても、周囲の人々から疑われてしまう恐れがあります。そうなった場合、対応に困るのは企業側です。社員のプライベートな事柄に関係しているので、追究しようにも難しいケースがあります。だからこそ、トラブルを未然に防ぐために就業規則で社内恋愛禁止を定めているのです。

情報漏洩を防ぐ

2つ目に情報漏洩を防ぐという理由が挙げられます。密接な関係にあった場合、企業の重要な情報を相手に漏らしてしまうかもしれません。同じ会社であるからこそ専門的な内容でも理解されてしまいます。相手への一方的な感情によって機密情報が悪用される可能性がないとは言い切れません。悪用された場合、企業は多大な損害を受けることになります。

円滑な業務遂行に支障をきたす恐れがある

3つ目は、円滑な業務遂行に支障をきたす恐れがあるからです。周囲の目を気にせず男女でコミュニケーションをとっている場合、少なからず他の社員には不快な思いを与えてしまうかもしれません。また、仕事をせずに長時間会話をしているようなカップルは円滑な業務遂行に支障をきたしているとも考えられます。

セクハラなどの諸問題を回避するため

4つ目にセクハラなどの諸問題を回避するためという理由があります。社内恋愛の場合、別れた後に問題が起こる可能性もあります。どちらかの一方的な恋愛感情によってセクハラやパワハラなどの問題が起こりかねません。不倫や浮気などがあった場合、訴訟となるケースもあります。社員同士で訴訟を起こすことになり、噂が取引先にまで漏れてしまえば企業のイメージや社会的秩序が損なわれてしまいます。
社内恋愛は個人の問題だけではなく、企業の問題とも成り得ます。だからこそ社内恋愛で起こるトラブルを未然に防ぐために、企業側は社内恋愛禁止を就業規則に盛り込むなどの工夫をしているのです。




RUN-WAY編集部

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