合唱も存在する交響詩!フィンランディア【ヴァイオリニスト/月元ハルカさん】

月元悠




こんにちは!ヴァイオリニストのハルカです♪
前回に引き続き、シベリウスの作品のご紹介です。

交響詩「フィンランディア」作品26


この曲は1899年に作曲され、1900年に改訂されました。シベリウスの作品の中でも特に有名な交響詩です。交響詩とは楽曲の形式が自由であり、楽章のような切れ目を持ちません。ただ、聴いていて3つの構成に分かれているように聴こえます。三部形式といって2つの序奏(Andante sostenuto、Allegro moderato)を経て、Allegroと物語性のある流れとなっています。

Andante sostenuto

金管楽器が重く幕開けます。とにかく重苦しく悲痛な旋律と各楽器の音色が当時の情勢を思い起こさせます。

Allegro moderato

打楽器の刻みによって緊張感が増し、戦闘を彷彿させるような勢いを持ちます。

Allegro

これまでの雰囲気が一転し、明るく開放された曲調となります。華やかに終わるフィナーレの前に、美しくキラキラした旋律の“フィンランディア讃歌”が流れます。




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RUN-WAY編集部

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