スペイン風の情熱的な序奏とロンド・カプリチオーソ!【ヴァイオリニスト/月元ハルカさん】

月元悠




スペイン風の情熱的な序奏とロンド・カプリチオーソ!

こんにちは、ヴァイオリニストのハルカです♪
今回はサン=サーンス作曲、序奏とロンド・カプリチオーソをご紹介します。通称、“ロンカプ”と親しまれているこの曲は、近年、音楽漫画で取り上げられ、映画化されて一躍有名になった曲でもあります。

カミーユ・サン=サーンス(1835-1921)について

フランスの作曲家でピアニスト、オルガニストとしても活躍しました。幼少期から天才と謳われ、音楽だけにとどまらず天文学や数学、絵画などの音楽以外の分野でも活動できるほどの博識な人物だったようです。

なぜスペイン風?

この曲はスペイン出身のヴァイオリニストのパブロ・サラサーテのために作曲されました。そのためスペイン風の要素を取り入れた仕上がりになっています。

序奏とロンド・カプリチオーソ イ長調 作品28


まずゆったりとした2拍子の穏やかで幻想的な雰囲気の中、序奏が始まります。その後、情熱的なロンドへ続きます。終盤にはヴァイオリンのカデンツァが重音で挟まれ、その後一気に最後まで駆け抜けていきます。
曲名のカプリチオーソはカプリチオ(capriccio)「奇想」の形容詞化でカプリチオーソ(capriccioso)となり、「気まぐれに」という意味になります。
場面が次々に変わっていき、気まぐれさを感じることができますよね。




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RUN-WAY編集部

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