女性たちの視野を広げ、人生プランを提案 「自信がない系女子」への応援メッセージ【RUN-WAYおしごとスタイリスト/大谷由佳さん】

大谷由佳




「自分の気持ちに寄り添ってもらえて」 やりがいを感じる利用者の一言

 大谷由佳

いろいろなところで仕事のやりがいを感じますが、やはり担当させて頂いた方からの言葉は大きいですね。ある方は今年30歳でアルバイト経験しかなかったということもあり、他の転職エージェントに登録しても「案件はないので面談は組めません」という返信しかなく、始めておしごとスタイリストで面談を組めたそうなんです。その方の就業が決まり、「(大谷さんに)実際に相談に乗ってもらえたことが嬉しかったし、自分の気持ちに寄り添ってもらえて、新しい就職先で働けるところまで一緒に頑張ってもらえたのが、すごく心強かったです」と言われたときは、今の仕事をしていて本当に良かったなと感じました。

 

学生時代オーストラリアでのワーキングホリデーで学んだこと

大学時代の1~2年生では、人との交流がすごく新鮮で、新しい友だちを作りサークルなどで交流を深め人脈を作ることに夢中で、とにかく遊んでいましたね。静岡県の田舎で、高校の全校生徒が100人くらいのところから上京して、マンモス校の東洋大学で2万人が集まるキャンパスにいたことで受ける刺激は多かったですね。

ただ、3年生で就職活動をしようかなと思った時に「このまま私、就職するのか。学生時代に何もしてなかったな」と思い、学生時代じゃないとできないことしてみたいと思って休学したんです。約1年間、オーストラリアでワーキングホリデーを使って地元の学校で日本語教師をしました。

この経験で、自分の気持ちの面が大きく変わりました。まずは度胸がつきましたし、どこに行ってもまずは自分から話しかけることが大事だと学びました。半面、今までの人との付き合い方が「浅く広く」というものだったなと改めて感じてしまい、今度は交流関係に慎重になりすぎて、帰国当初は取っつきにくいやつになってしまっていた感じがします。。。

 

駅のホーム、幼馴染から終電まで説教を受け……人生に影響をもたらす人材業界へ

 大谷由佳

人材業界に関心をもつきっかけとなったのは自身の就職活動がきっかけです。当時大学の同級生の勧めから新卒向けの就職エージェントを利用することになったのですが、就職活動で初めて会った新卒向けエージェント企業の部長から面談でボコボコに言われました。人生をなめているとか、人との関わり方が浅いとか、なんでこんなむちゃくちゃ言われなきゃいけないんだって泣きながら電車に乗って帰えりました。悔しい反面、初めて会う人で私にここまで言ってくれる大人は、親以外にいなかったなと思ったのも事実ですね。ただ、私の性格からして、これだけだったら次の日にはケロッとしているんですが、ちょうどその1週間くらい前に、幼稚園から友だちの子と焼肉屋に行った帰り、駅のホームで人との関わり方について終電までお説教を食らっていました。幼稚園からの友だちに言われて、初めて会った人にも同じようなことを言われて、これは自分を変えないといけないなと思うきっかけになりました。同時にこうやって人と関わることで少しでも誰かの人生に影響をもたらすことができる業界があると知った時に、人材業界は面白そうだなと思ったのです。

 

ロボットにはできない仕事を アウローラに転職した理由

前職は、新卒で入社した派遣営業の会社でした。ゲーム会社が主なクライアントで、エンジニアさんやイラストレーターさんを主に派遣していました。前職では、営業のイロハ、メールの打ち方から、数字に対するストイックさ、とにかく耐えるということが身につきましたね。そこでは1年ちょっと働いてその後アウローラに転職しました。

転職した理由は、求職者さんとの接し方に疑問を感じていたからです。前職は、派遣社員の方なので、どうしてもスキルありきでした。求職者に聞くことは、何ができるか、時給がどれくらいほしいのかだけでした。そして、そのスキルや条件にあった案件をぶつけるだけです。

その人がどんな人であろうと、スキルだけがあればいいし、その人の将来も別に考えていませんでした。これなら、私がやらなくてもいい、誰でもできるしロボットでもできる。そういうやり方が本当に求職者さんの為を思った面談なのかと言われたら、全くそうではないと思っていました。これって、私が目指していた人材業界とは違うんじゃないかなと。

そんな中、アウローラが未経験の女性に特化した人材事業を立ち上げると知りました。私もほぼキャリアアドバイザーの経験は無いし、そもそも未経験女性の人材紹介で、正社員として紹介するという事業は難しいのではないかと思った反面、「これができたらめちゃくちゃ面白いし、すごいことだな」と思って、その気持ちが不安を上回ったので応募して入社しました。

 

入社後は、求職者を支援して、経験が無い状態でもその方の強みや、やりたいこと、目指す方向性をくみとるという、やりたかったことができています。「これをやりたい」と言われて、それをただ紹介するだけじゃない、自分の提案でないと形にならないことです。

入社前にやりたかったことのうち、100%できていないこともありますが、それは自分の力がまだないだけ。それを実現できる環境は目の前に広がっています。

今は「仕事で悩める」ことがすごく嬉しいです。人も、細かいことも、環境が整っていますし、普通に仕事をする上で困ることはありません。あとは自分がやるだけ。できない自分がいても、じゃあどう改善したら仕事ができるのか、売り上げが上がるのかを悩めることが、苦しいけれど幸せだなと思っています。前職は仕事以外のところに悩むことも多く、そこが今と大きく異なることかなとも思います。




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RUN-WAY編集部

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