「驕り」がある人に共通している特徴とは

「驕り」がある人に共通している特徴とは




「驕り」と聞いて、あなたはどんな性格の人を思い浮かべますか? 「驕っているから嫌い」「驕ったやり方に我慢できない」。こんなふうに言われるのを、何度かは聞いたことがあるのではないでしょうか。

今回は、「驕り」の意味と驕っている人の特徴について見ていきます。

 

驕りの意味とは

驕りには「相手を見下す」「思い上がる」という意味があります。

驕りという言葉に使われている「驕」という漢字には、「いばる」「ほしいまま」という意味があります。有名な文節としては、『平家物語』の冒頭にある一節「おごれる人も久しからず」から「驕る平家は久しからず」という言葉があります。意味は「思いあがって高ぶる人はその身を長く保つことができない」というたとえです。

字自体にあまりいい意味がないので、もちろん「驕る人」にもいいイメージはないと思います。

 

驕っている人に共通する特徴

特徴① プライドの高さゆえ見下されたくないと思う

自分が常に一番だと思っているため、プライドが高いのが驕っている人の大きな特徴です。自分が正しく、間違っていないという認識が強いことから、言い合いになると相手よりも優位に立とうとします。

普通に仕事をしていても、相手より下に見られたくないと思っているので、基本的に自分の言っていることを周囲に「すごい!」と認めてもらいたがります。

特徴② 何かをしてもらって当然だと思い、感謝の気持ちが欠けている

驕っている人は、基本的に「自分が一番」だと思い込んでいるので、誰かが何かをしてくれたとき、「やってくれてありがとう」という思いを抱くことはありません。

自分のために何かをやってくれたことに対して「自分のために何かをしてくれるのは当たり前だから感謝の気持ちがわかない」「自分を助けてもらって当然」と考えます。

このような驕っている人のもう一つの特徴は、自分よりも上司に対してはあまりせず、本人が「この人よりもレベルが下だ」と思う人にだけして、上である人には媚びるところにあります。

言い換えれば、世渡り上手とも言えますが、巻き込まれるほうはたまったものではありません。

特徴③ 他人よりも知識がないと思われたくないため、知っているフリをする

自分よりも優れている人を見ると、嫉妬にかられるのも驕っている人です。自分が最も「すごい」と思われなくてはすまないのです。だからこそ「わからない」「知らない」とは絶対に言いたくありません。lこれはプライベートに限った話ではなく、仕事上でもそうです。プライベートで知ったかぶりをしても、友人が「またか」と思うだけで特に問題はないでしょうが、仕事上ではそうはいっていられません。

知らないことに対して「わかりません」「教えてください」と言いにくいタイプの彼らは、全く知らない情報でも「ああ、はい、わかります」と知ったかぶりをします。それが原因で、ミスを誘発してしまうことも少なくありません。

 

驕りがある人との付き合い方

驕りがある人の特徴についてはお分かりいただけたと思いますが、実際に驕りがある人と出会ってしまった場合、どのように付き合っていけばよいのでしょうか?

ここからは、驕りがある人との上手な付き合い方についてご紹介いたします。

おだてておく

会社の同僚や上司などが驕りがある人で、すぐに縁を切ることができない場合は適当におだてておくのが効果的です。

ストレスに感じてしまうかもしれませんが、おだてておくことで相手に敵対視されることがなくなり問題が起こりにくいです。

「あなたが正しいと思う」といった姿勢を見せることで、向こうも味方であるといった認識が芽生え、攻撃されることがなくなるでしょう。

ただし、仲良くなりすぎると何かトラブルに巻き込まれる可能性もあります。
あまりおだてすぎて面倒になりたくなければ、適度な距離感を心がけるようにしましょう。

特に相手にしないでおく

相手がすぐに切れる関係の場合は、相手にせず放っておくのが効果的です。

毎日顔を合わせるわけでもないのであれば、特にあなたが時間を割いてその人の相手をする必要はないでしょう。

ただし、露骨に無視をしてしまうと攻撃対象になってしまう可能性もあります。
相槌などは返しつつ、あまり向こうが喜ぶような反応はしないようにしましょう。

自分が驕りがある人にならないために気をつけること

驕りがある人と出会ってしまったときの対処法についてご紹介しましたが、気づかないうちにあなた自身も驕りがある人になってしまう可能性があります。

驕りがある人達も、自分が驕っているとは自覚していないことがほとんど。

ここからは、自分が驕りがある人にならないために注意したいことをご紹介いたします。

「ありがとう」「ごめんなさい」がすぐに言えるよう心がける

先程もご紹介しましたが、驕りがある人は感謝の気持ちが欠けている傾向にあります。
素直に「ありがとう」や「ごめんなさい」が言えないのです。

なので、こうした感謝や謝罪の気持ちは、すぐに言葉に出す癖をつけておきましょう。
思っていても、言わないのでは相手に伝わりません。

すぐに「ありがとう」や「ごめんなさい」を言うことで、自身の気持ちも謙虚に変わっていきます。

感情的にならないようにする

驕りがある人はプライドが高いため、他を見下したりすぐに感情的に怒ってしまう節があります。

なので、自分の感情を常にコントロールできるように心がけましょう。
感情をコントロールすることによって、驕りがある人にはならないですし、精神的に安定するといった嬉しいメリットもあります。

プライドを捨てる

プライドを捨てるといったことも大切です。
必要なプライドもありますが、人の意見をあまり聞かなかったり、自分の非を一切認めないといったプライドの高さは捨てたほうがよいでしょう。

まとめ

上記のように、「驕っている」人というのはあまりいいイメージは抱かれないようです。周囲にこのような人がいたら、扱いに困るでしょう。心当たりがある人はもしかしたら、あなた自身がこのように思われているのかもしれません。

いいイメージを持たれない「驕っている人」にならないように、自分自身でも気を付けるようにしてくださいね。




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RUN-WAY編集部

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