女性の「なりたい」を叶える為、美容業界に新しい風を巻き起こしたい!【株式会社galdy.代表取締役/大友和子さん】

大友和子




今回のインタビューは、株式会社galdy.の代表取締役として活躍されている大友和子さんです。

感覚を理論化させたカリキュラムを生み出し、美容業界における教育体制に革命を起こそうと奮闘されている大友さん。これまでの経歴から新事業に関してまでお話を聞きました。

「ヘアセットはセンス」その一言がきっかけに

美容学校に入学し、美容師免許は取得したのですが、学生の頃からヘアセットやヘアメイクの方が好きでした。学校卒業して最初の2年は美容室勤務、そのあとブライダル系やタレントさんをメイクするヘアメイク事務所に入りました。
ある日、美容師友達に頼まれてヘアセットを教えに行った時、そこのオーナーさんが私にヘアセットをやってくれて、終わった後に言った「ヘアセットってセンスだからね」って言葉がすごく心に残って。

お店として「センス」という言葉で教えているのかという事、お客さまの雰囲気や印象を汲まずに、自己満足なヘアセットをしていることに疑問を持ち、センスではなくしっかりと理論があるのではないかと考えました。
美容室でヘアセットのカリキュラムがほとんど無かったので、新人にも感覚で教えて感覚でフィードバックしていて。先輩同士で教えてくれることが違うとか、「センスが無い」という一言で終わってしまい、みんなが「何がダメなのか」がわからないまま進んでしまう。これを理論化したら多くの美容師に喜んでもらえるんじゃないかと思い、私の研究が始まりました。

1ヶ月に400人のヘアセットをして掴んだノウハウ

 

大友和子
ヘアセットを理論化しようと思ってから、1日20人くらいヘアセットをやっていました。お客様をセットしながら「こういう雰囲気の人はこのデザインだとこんな印象になるんだ」というのを常に考え、それをどんどん女性像に合わせてデザインを分解していきましたね。
同時にアメリカのイメージコンサルタントを学ぶ中で、女性像の種類やそれをつくるルールがちゃんとあることを知り、それも応用しつつ新しいカリキュラムやノウハウを作りたいと感じました。

24歳の時にある程度カリキュラムのたたきが出来たタイミングで、美容師向けのヘアメイクの学校から「うちで教えない?」とお話をいただきました。
このたたきを学校で教えながら少しずつちゃんとしたカリキュラムにすることができたので、27歳で独立をしました。迷いは無く、むしろ「センスない」という根拠の無い言葉によって道半ばでやめてしまう人も少なくない業界なので、少しでもそういう人を減らすことができる!とすごく嬉しかったです。「ビューティーフィッター理論」をカリキュラムとして形にすることができたので、ここからが新しいスタートという気持ちでした。

新しいサービスとして店舗をオープン

大友和子

「BEAUTY FITTER(ビューティーフィッター) TOKYO」というBtoC向けの店舗が2020年4月に銀座にてオープン予定です。
お客様の「なりたい」を叶えるのがプロであるべきだと私は考えていて、【自分になにが似合うかが知れる】【その上で理想の自分がつくれる】という2つの欲求が満たされるのがこのお店です。
「可愛くなりたい」と言ってもキュートなのか、フェミニンなのか。自分のなりたい姿を言葉で説明することができないという方が多いと思います。そこで私たちは「似合う」と「なりたい」を感覚ではなく、理論的に分析。そうすることで「自分になにが合うかわからない」という悩みを解消できたり、本当に自分に似合うものを提供することができるんです。

内容としてはメイクアップ、ヘアセット、アイラッシュ、アイブロー、ファッションの5つのサービスをご用意してます。フェイスイメージ診断、パーソナルカラー診断、ボディイメージ診断、心理テストなどカウンセリングと診断を行い、galdy.の女性像マトリクスからお客様のパーソナルイメージを導き、デザイン理論と繋げてしっかりと「似合う」と「なりたい」を両方叶えられる施術、サービスを提供します。
これまで研究してきたビューティーフィッター理論を教育だけでなくサービスとして用いることでもっと多くのお客さまに利用して頂き、そして綺麗になることで気持ちが前向きになりもっと自分を好きになれる人が増える。多くの方をハッピーにできるよう、現在はオープンに向けスタッフに対して目下研修を重ねています。

モットーである「目の前の方の人生を変える」に向けて

大友和子

galdy.のビューティーフィッター理論を全国の美容室に浸透させることが今後の目標です。
まずは今から少しずつ多くの方に知ってもらい、将来的に「このカリキュラム知らないの?」と美容業界のスタンダードとなることを目指しています。感覚ではなく理論的にしっかり提案できる美容師が増えると、その方に確実に似合うものを提供できるのでお客様もハッピーになれる。
私が体現したビューティーフィッター理論は日本だけでなく、アジア圏でも共通していると思うんです。日本で成功すればアジアでも通用する。ゆくゆくは海外進出も視野に入れています。
今後のことを考えると楽しみで仕方ないです!

【プロフィール】

大友和子

株式会社galdy.代表取締役

美容学校を卒業後サロン勤務、ヘアメイク事務所を経て独立しgaldy.を設立。
ヘアセットにおけるカリキュラムを生み出し、美容室へ講習のため全国を飛び回る。
2020年4月には銀座に「なりたい自分」を叶えられる「BEAUTY FITTER(ビューティーフィッター) TOKYO」をオープン予定。

株式会社galdy.:http://www.galdy-hairmakeup.jp/

 




RUN-WAY編集部

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