日系企業から外資へ転職するなら気を付けたい「昇進ギャップ」【ライター/トイアンナ】

昇進ギャップ

こんにちは、トイアンナです。30歳の節目を迎えたからか、同級生から転職相談をいただくことが増えました。職種を変えた転職なら給料が数百万下がることもあり、「決断する最後のタイミング」と焦る気持ちが見て取れます。

 

特に新卒でまったりした職場に育った方は、「ここで成長しておきたい」と外資のフロント業務へ飛び込む傾向にあります。ところがこの段階で焦るあまり、転職先の肩書を無視して内定を受諾してしまう方が多いのです。

 

外資・30歳課長職は「普通」のこと

外資系企業に勤める社員の多くは30歳までに課長職へ就きます。日系企業では信じられないスピードです。比較のために某大手日系メーカーの例を挙げますと、35歳で課長、45歳で部長補佐、50歳で部長が「トントン拍子の出世コース」でした。ですから日系から外資へ転職する方もまさか30歳の自分が課長相応だなんて思わず、アシスタント職で内定受諾してしまうのです。

 

しかし外資ではそうなりません。私は新卒で外資メーカーのマーケティング職に就きましたが、1年目から大きなプロジェクトを担当し、2年目で後輩を育成、3~5年目で課長になる。これが私のたどった外資キャリアの「王道ルート」です。優秀でもなんでもない私も、4年目で課長となりました。

 

これは決して外資社員が優秀だからではありません。ただ出世の時間軸が日系と異なるだけです。ですから30歳で外資へ転職するならマネージャーとして採用されるか、現場専門職として相応の待遇を望んでよいのです。

 

内定を受諾するなら肩書を確認して

なぜここまで肩書にこだわるか。それは不当に低いランクで内定を受諾してしまうと、年収がガタ落ちするだけでなく「周囲は5歳年下」でアウェイ感を味わうからです。たとえば33歳でアシスタント職採用となれば、上司が年下なんてこともありえます。そしてその上司があなたより優秀とも限らないのです。

 

優秀でもない上司の下につき、激務かつ年収ダウンの憂き目にあう。この苦労に耐えきれず辞めていった中途社員を何人も見てきました。「成長できるなら何でもいい」「とにかく今の職場から逃げ出したい」と焦って転職する前に、転職先のポジション(肩書)を必ず確認してください。

 

内定をいただけるのはありがたい一方、その会社が提案する肩書がベストとは限りません。外資を志すなら「自分にはもっといい待遇があるはずだ」と交渉するスキルも必要だと自分に言い聞かせ、よい転職をしてくださいね。

 

トイアンナ

トイアンナ

ライター。新卒で外資系企業に勤めて以来、数百名の消費者ヒアリングを重ねました。その経験から恋愛・キャリアを主なテーマに執筆しています。

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