女性の転職先人気企業・サントリーホールディングスの社風や会社概要

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サントリーホールディングスは、女性が転職を希望する会社ランキングで上位にランクインすることが多い人気の企業です。働く人を大切にし、人材育成に力を注いでいるという社風とはどんなものでしょうか。気になる会社概要についても、合わせてご紹介します。

サントリーホールディングスの社風

サントリーホールディングスでは、「サントリーは人が命。一人ひとりが持てる力を最大限発揮し、活躍することが会社の成長につながる」という考えのもと、社員それぞれに対してきめ細やかな人材育成を行われています。上司や人事部からのマネージメントやフォローが手厚く、各社員の理想とするキャリアを実現するためのサポートが強力なことから、自分自身の個性を活かしながら、目標を持って働ける環境といえます。各部署ごとの横のつながりも強く、和気あいあいと助け合える現場であるようです。

「やってみなはれ」といわれるチャレンジ精神が浸透しているため、入社1年目の社員にも責任ある仕事が任されることも珍しくありません。年に1度行われる「キャリアビジョン」という面談のほか、年に4回上司との面談も設けられていて、個人の業務の達成度などについて、お互いに納得するまでとことん話し合いがなされています。こうしたことから、常に具体的な目標や課題に向かって励むことができ、不安や悩みを上司に相談できる安心感が生まれるためか、離職率が低く勤続年数が長い傾向にあるのも特徴です。

女性のキャリアアップに対してもたいへん積極的で、女性の活躍を推進しようとする動きが全社でさかんなので、性別でハンディを感じることなく思う存分成長できると考えられます。年齢や国籍の違いなどに対しても前向きにとらえる雰囲気があり、歴史ある企業ながら、働き方に対する考え方が先進的で柔軟なため、そのあたりも女性の転職希望者に人気がある理由と言えそうです。

サントリーホールディングスの会社概要 ①社員数や離職率

サントリーホールディングスの正社員数は、2013年~2016年のデータで見た場合、どの年も5000人前後で安定しています。そのうち、約1000人が女性を占めていて、例年10%程度の女性がマネージャー職で活躍しているのも特徴的です。嘱託社員・アルバイト、派遣社員も多く所属しています。

採用人数は2013年~2016年のデータですと、新卒で60人~80人、転職者に関しては20人~40人という実績があります。同期間の転職者の総数は120人ですが、内訳は男性79人、女性41人となっていることから、女性の積極採用を実践していることが見て取れます。同じサントリーグループの会社には、年によっては女性のみが採用されたケースもあり、これは女性の活躍推進を目指していることの裏付けであると考えられるでしょう。

社員の平均年齢は、これも2013年~2016年の数字ですが、38.5歳~40.8歳と40歳前後となっています。平均勤続年数については、同期間で15年~16年なので、長く働く人が多いと言えそうです。

定年退職者以外を対象にした離職率を見てみると、グループ企業と合算しても例年1%未満です(2013年~2016年)。ちなみに2009年~2011年の新卒者の在職率は、在籍1年~5年までいずれも98%を超えています。入社後すぐに退職する新卒者も多いなかで、たいへん定職率が高い職場環境であると分析できます。

サントリーホールディングスの会社概要 ②オフィス・福利厚生

サントリーホールディングスには、本社以外にも豊富な支社や事業所があります。本社は大阪市北区に所在し、JR大阪駅から徒歩15分、地下鉄各線からも徒歩15分と好立地です。すぐ近くにはサントリーアネックスビルもあります。東京にも企業の要所となるサントリー赤坂オフィスがあり、こちらも地下鉄銀座線・丸の内線「赤坂見附駅」から徒歩3分と交通至便です。グループ企業も含めると、支社・事業部や工場などは北海道から九州地方まで全国各地に所在しています。川崎や大阪の箕面には研修センターもあるなど、オフィス関連の施設が充実しているようです。

福利厚生については、大企業ならではの手厚さが期待できます。住宅・家族・通勤手当や社会保険・財形貯蓄などのほかにも、法律で定められた健康診断以上の細かな健康診断を受けることが可能です。人間ドックも、30歳以上は補助がつき、40歳以上では全額会社負担で受けることができます。他にも、メンタルヘルスやマッサージなど、社員の心身の健康維持・増進に熱心な企業です。

リフレッシュ休暇や勤続年数に応じた節目の休暇などの制度もあり、全国の契約福利厚生施設の利用、全国スポーツ施設の法人利用など、業務外での社員の生活の充実に対しても気配りが行き届いています。他にも「外部相談窓口」が開設されていて、健康・法律面など、社員本人だけでなく家族のサポートにも積極的です。

サントリーホールディングスの会社概要 ③女性の働きやすさ

サントリーホールディングスは、「女性が働きやすく、かつ成果を上げている会社」を目指しているだけあって、女性が実力を発揮してキャリアアップしやすい職場と言えます。家事や育児に追われる女性が安心して仕事に取り組めるような「働き方改革」を実践し、社員全体を巻き込んで女性の労働に対する意識の変革にチャレンジしているのです。

まず注目してほしいのは、出産する社員に対する取り組みです。産休を取った女性社員が復職後に素早く仕事のペースを戻せるよう、認証保育園と同程度の負担額でベビーシッターサービスを利用できる制度(最長7か月間)や、産休前後のセミナーなど、バックアップ体制が整っています。

家事・育児で時間の調整が難しい女性社員は、テレワーク制度を用いることも可能です。これは週に3日の出勤で認められるもので、10分単位で利用でき、多くの女性社員が仕事に活用しているのだと言います。出勤率が100%に届かない社員に対しては、みなし評価を行うことで、育児が昇格の妨げにならないよう、工夫されているということです。

他にも、女性管理職のためのフォーラムや男性社員の育休取得推奨など、女性が現実的にキャリアを積んで輝ける職場作りが定着しています。性別を超えてチャレンジできる環境の中で経験を重ねていきたいという、前向きな女性にふさわしい職場です。

まとめ

サントリーホールディングスは、社員一人ひとりを大切にし、それぞれがプロフェッショナルになって活躍できるよう、サポートを惜しまない企業です。女性だからというハンディもなく、むしろ女性管理職の積極登用などに熱心で、出産・育児を支える制度も万全と言え、女性が転職したい人気企業に選ばれる理由も納得できます。自分自身の秘めた可能性をもっと試してみたいと考えているポジティブな女性には、転職を検討する価値が十分にある企業なのではないでしょうか。




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RUN-WAY編集部

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