シングルマザーは正社員に転職した方がいい?転職のタイミングや注意点!

シングルマザーは正社員に転職した方がいい?転職のタイミングや注意点!




シングルマザーになったことをきっかけに、転職を考える女性が多いようです。シングルマザーが転職をする際に注意する点やおすすめの転職サイト・転職エージェントについて解説します。

シングルマザーが転職するベストタイミングは?

平成28年度全国ひとり親世帯等調査結果報告によると、母子世帯になったことを契機に「転職した」と回答した人が45.5%でした。約半数の人がシングルマザーになったことをきっかけに転職をしていることになります。

また、転職した理由のトップは「収入がよくない」で38%に上ります。これからは子どもを一人で育てていくことになりますので、収入アップのためにシングルマザーになったタイミングで転職をする人が多いようです

【参照】厚生労働省「平成28年度全国ひとり親世帯等調査結果報告」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000188147.html

正社員orパート?シングルマザーが転職するならどちらを選ぶべきか

シングルマザーが転職をするときの雇用形態は正社員を選ぶのとパートや派遣社員を選ぶのとどちらがいいのでしょう?結論から言えば、正社員の方がおすすめですが、人によってはパートのメリットに魅力を感じる人がいるかもしれません。

同じく平成28年度全国ひとり親世帯等調査結果報告の「母子世帯の母親の就業状況」によると、シングルマザーは正社員が44.2%、パート・アルバイトが43.8%となっています。正社員とパート・アルバイトの割合は、ほぼ半々ということです。

長く腰を落ち着けて働くなら正社員、子どもが小さな頃はパートで働き、手がかからなくなってきたら正社員に転職という選択肢もあります。正社員とパートのそれぞれのメリットやデメリットを見ていきましょう。

【参照】厚生労働省「平成28年度全国ひとり親世帯等調査結果報告」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000188147.html 

正社員になるメリット・デメリット

  • 【メリット1】収入アップ

正社員は月給制が多いため、ゴールデンウィークや夏季休暇、年末年始休暇など、長期休暇があっても収入が減ることはありません。また、業績がよければ賞与や昇給もあります。正社員になることで収入が安定し、将来的にも安心です。

  • 【メリット2】福利厚生の充実

正社員になれば、社会保険に入れます。厚生年金保険、健康保険、介護保険は会社が半分負担。また、厚生年金は国民年金に比べて将来受け取れる年金の金額が大きいというメリットもあります。さらに会社が独自に設ける住宅手当や家族手当などを受けられます。

  • 【デメリット】残業や休日出勤がある

デメリットとしては、繁忙期に残業や休日出勤がある可能性もあることです。急な残業でお迎えに間に合わないということがあるかもしれません。時短勤務がある会社を探せば、残業というデメリットをクリアできます。

パートとして働くメリット・デメリット

  • 【メリット】時間の自由度が高い

子どもを保育園に預けて働く場合、朝や夕方の送り迎えが必要です。パートであれば短時間の勤務であるうえ、基本的に残業がありません。時間の自由度が高く、お迎えに行きやすいというメリットがあります。

  • 【デメリット】収入が不安定

パートは正社員に比べて収入が不安定というデメリットがあります。パートは基本的に時給制なので、欠勤や長期休暇があると給料が減ります。労働時間が少ない月は収入が激減する可能性もあるでしょう。また、人員削減がある場合、正社員よりもパートの方が早く解雇の対象となります。

シングルマザーが転職に失敗しないために気をつけること

転職を繰り返さないためにも、シングルマザーが転職する際に気をつけておくことをご紹介します。

将来性がある仕事を選ぶ

シングルマザーが転職するときは、目先のことだけでなく将来性を考えた転職にしましょう。子どもが学校を卒業して自立するまで働くとなると、長く働ける職場であることが重要です。もしまた転職するとなると、次の仕事が見つかるまで収入がなくなり、苦しい生活を余儀なくされます。

働きながら自分が成長できる仕事を選べば、スキルアップできて将来的にも安心です。

子どもの預け先を決める

シングルマザーが転職して今より長時間働くなら、子どもの預け先を決めましょう。もし近くに両親が住んでいるなら、子どもを預かってくれるかもしれませんが、預かってもらえない場合は、保育園を探しましょう。シングルマザーは優先してもらえます。

また、子どもが発熱すると保育園では預かってもらえません。しかし、子どもが熱を出しても重要な仕事があって休めないときがあるかもしれません。そのようなときに利用できる病児・病後児保育室を探しておくと安心です。事前登録が必要な場合もありますので、確認しておきましょう。

働くママに理解ある職場もありますが、子どもの発熱でたびたび休むと職場で肩身が狭くなるかもしれません。利用できる施設をしっかり調べておくことで、転職しても安心して働けるでしょう。

働きやすい企業を選ぶ

せっかく正社員として採用されても労働環境がシングルマザーに厳しく、仕事と育児を両立できなくなると困ります。土日出勤の有無や平均残業時間なども確認しておきましょう。

シングルマザーや女性を積極的に採用している企業を選べば、同じような立場の人が多いでしょうから、働きやすいと考えられます。転職サイトを利用する場合は、「女性を積極採用」「育児と両立」「育児支援制度あり」などの条件で探してみることをおすすめします。

何もかも理想的という職場は少ないかもしれませんが、働きやすさを軽視すると長続きしません。再度転職ということになれば、その間の収入がなくなり生活に困りますので、シングルマザーが働きやすい職場を探してください。

書類選考や面接での注意点

シングルマザーは自分が元気でも、子どもの急病などで欠勤する可能性があります。しかし、履歴書にわざわざ書いておくと書類選考で不利になるかもしれません。企業に伝えるのは、面接のときにしておきましょう。面接で仕事に対する熱意が伝われば、大きな不利にはならないかもしれません。

両親が近くにいてサポートしてもらえる人は、子どものことで迷惑をかけないようにしているといったことをアピールしておくと安心してもらえます。ただし、どうしても譲れない条件については面接時に話しておきましょう。入社してから「やはりムリ」ということになると、また転職先を探さなくてはなりません。

頑張るシングルマザーに好感を持ってくれる面接官もいますので、面接時には譲れないことをきちんと話しておきましょう。

シングルマザーにおすすめの仕事ランキング

シングルマザーが仕事を選ぶときのポイントとしては、「子どもを養っていくだけの収入」「育児との両立」が大きな柱となるでしょう。シングルマザーにおすすめの仕事ベスト3をご紹介します。

第1位.介護士

介護職の仕事は需要が多いため、シングルマザーの希望条件に合う仕事が見つかる可能性が高いです。介護職は人手が足りないので、正社員でもパートでも仕事が見つかりやすく、シングルマザーを積極的に採用している職場もあります。

そのような職場なら、シングルマザーに理解があるため、働きやすいところが多いでしょう。

また、シングルマザーの中には、離婚するまでほとんど就労経験がない人もいるかもしれません。しかし、介護職は一般的に学歴や経験を問わない場合が多いので、未経験でも採用される可能性が高いです。

今後再婚という可能性もあるでしょうが、もし子どもが自立するまで一人で育てるとなると、手に職をつけたいものですね。介護職は未経験から始められますが、仕事をしながら知識を身につけ資格の取得も可能です

3年以上の実務経験と実務者検収を終了すれば、国家資格の介護福祉士を受験できます。資格を取得しておけば履歴書に書けますので、再度転職することになっても有利になるでしょう。

事業所によっても異なりますが、介護福祉士の資格を持っていれば資格手当がつくことがあるので、給料アップも期待できます

第2位.保険外交員

人と接することが好きな方や、過去に営業職の経験がある方なら、保険外交員の仕事もシングルマザーに向いています。保険外交員の1番の魅力は、時間の自由が利くことです。1日のスケジュールの中で、空いた時間があればその間にいったん帰宅して家事をこなすことも可能です。

ただし、顧客の都合に合わせなくてはいけないので、遅めの時間や土日にアポイントが入る可能性もあります。子どもが一人で留守番できる年齢なら安心ですが、そうでない場合は近くに子供を預かってくれる人がいた方が働きやすいでしょう。成果報酬なので頑張り次第では高い収入が得られます。

このようにメリットもデメリットもありますが、保険外交員の仕事をしながら勉強してファイナンシャルプランナーの資格を取れば、信頼度もアップします。働きながら資格を取得して、収入を増やしていきたい人におすすめです。

第3位.ヤクルトレディ

まだ子どもが小さいシングルマザーなら、ヤクルトレディがおすすめです。ヤクルトは働くママに優しい職場で、保育所を完備している事業所が多いので安心。

待機児童が多く、空きがなくて困っているママもいるでしょうが、ヤクルトの保育所は全国に1,100ヵ所あります。保育所が併設されている職場も多いので、子どものお迎えにも時間がかかりません。

勤務時間は9時~14時半くらいなのであまり長くなく、収入は高くありませんが、子育てしながら働きやすい職場という魅力があります。

シングルマザーにおすすめの転職サイト

転職サイトを利用すれば、自分の空いた時間を利用して求人を探せます。わざわざ出かけなくても家にいながらにして探せますので、忙しいシングルマザーにおすすめです。

複数の転職サイトに登録しておけば、希望に合った仕事が見つかる可能性が高まります。また、スカウト機能もありますので、プロフィールを見た企業からスカウトがくるかもしれません。おすすめの転職サイトを紹介しますので、まずは登録しておきましょう。

リクナビネクスト

リクルートグループの「リクナビネクスト」は、転職者の8割が利用しているそうです。細かいこだわり条件で検索できますので、効率よく希望条件に合った仕事が探せます。女性が働きやすい仕事を集めた「女性の転職特集」や時短勤務なども見つかる「子育てママが活躍中の求人特集」もありますので、シングルマザーの理想的な仕事を見つけやすいでしょう。

公式サイトURL  https://next.rikunabi.com/

女の転職type

女性歓迎の求人が見つかる「女の転職type」。求人のほとんどは正社員や正社員登用ありなので、正社員にこだわっている方におすすめの求人サイトです。女性が活躍している企業の求人が中心なので、シングルマザーが働きやすい職場が見つかるでしょう。

「残業少ない」「育児と両立」や「女性管理職有」など、女性が気になるこだわり条件で検索できますので、働きやすい職場が見つかります。

公式サイトURL https://woman-type.jp/

Woman Career(ウーマンキャリア)

doda(デューダ)の女性の転職・求人情報「Woman Career」は、検索条件で「育児・託児支援制度」がある職場を選択できます。仕事と育児を両立できるか不安なシングルマザーも働きやすい仕事を見つけやすいでしょう。女性が活躍している職場の求人が多数見つかりますので、ぜひチェックしてみましょう。

公式サイトURL  https://doda.jp/woman/

シングルマザーにおすすめの転職エージェント

転職に失敗しないために転職エージェントの利用もおすすめです。無料で転職をサポートしてもらえるので、使わない手はありません。シングルマザーにおすすめの転職エージェントを2つご紹介します。

リクルートエージェンシー

リクルートエージェンシーは、求人数が圧倒的に多く、非公開求人も多数保有していますので、自力で探すよりも条件がいい求人が見つかる可能性大です。また、転職支援ツールが充実していることも大きな魅力です。

正社員として転職を希望するなら職務経歴書の提出を求められるでしょう。職務経歴書の作成を支援するツール「レジュメNavi」を使えば簡単に魅力ある職務経歴書が作成できます。

企業の社風や働く環境などの情報をまとめたAgent Reportも閲覧できますので、入社して「思っていたイメージと違う」ということも少ないでしょう。満足いく転職のためにもぜひ活用してみてはいかがでしょうか。

公式サイトURL  https://www.r-agent.com/

マイナビエージェント

マイナビエージェントは女性の転職に特化したチームを編成していますので、希望に合った転職先の紹介や、転職活動のノウハウをサポートしてもらえます。女性の転職市場に精通したキャリアアドバイザーがしっかりサポートしてくれますので、1人で転職活動するよりスムーズに転職活動が進むでしょう。

公式サイトURL  https://mynavi-agent.jp/womanwill/

まとめ

シングルマザーになると、国の手当や養育費がもらえますが、生活は楽ではない人が多数でしょう。中には養育費をもらっていない人もいますので、自分ひとりで子どもを育てていくため、正社員への転職を希望する人は少なくないようです。

シングルマザーが転職をするときは、転職サイトや転職エージェントを上手に利用することをおすすめします。転職エージェントは転職のプロにサポートしてもらえますので安心感があります。

利用できるサービスはしっかり利用して、子ども達と自分のために希望に合った仕事を見つけてください。




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RUN-WAY編集部

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