「好きなこと」よりも「認められた」ことが天職になる
「絵を描くことが好きだから、イラストレーターになろう」
「文章を書くことが好きだから、作家になろう」
こんなふうに、好きなことを仕事にしたいと思う人がいます。それが天職だと思っているのです。ですが、この考え方は、実は危ない考え。好きであるものを、仕事として対価を貰うために技術をさらに磨いたり、クライアントのために自分の意に沿わないものを作ったりする中で、嫌いになってしまう人が多いのです。
つまり、好きなことと向いていることは、必ずしもイコールではないということ。
逆に、「あまり好きじゃないかも」と思っていることでも、周囲から(特に上司など、上の立場の人から)「良くできているね」「向いているね」と言われる仕事のほうが、あなたにとって天職になる可能性が高いのです。
天職の見つけかたを2つのポイントに絞って考えてみましたが、いかがでしょうか。「合わない仕事が辛い」と考えている方は、実は「やりたいこと」や「好きなこと」で仕事を探しているのかもしれません。天職の見つけかたで欠かせないのは、無理に頑張らなくても、辛い思いをしなくても自然とすらすらとやれていることを見つけること。
才能や、天職というのは決して特別なものではなく、いつもやっていることの中に隠されているのです。
自分の特性を知り、その特性に合う仕事を探していくのが、何より早い天職の見つけかた。悩み、迷っている方は、ぜひ試してみてください!