ちょっと待った!その「仕事ができない」は発達障害かも?傾向と対処法3つ 導入

発達障害

貴方の職場に、やるべきことを先延ばしにしてしまったり、時間に遅れたり、場の空気が読めなかったりするひと、いませんか。もしくは、キレやすかったり落ち着きがなかったり。そんな人はもしかしたら――「大人の発達障害」なのかもしれません。
これは、思っているよりも身近なところで怒っている問題かもしれません。そこで今回は、そんな「発達障害」を抱えているひとが仕事において困難と感じていることと、それについての周りの対処法を考えてみましょう。

まずは知ろう!発達障害とは?

発達障害と一言に言っても、一種類ではありません。

  • 衝動的な行動をとることがある「注意欠陥・多動性障害(ADHD)」
  • 対人スキルや社会性に難のある「自閉症」「発達障害(AS)」
  • 特定能力の習得に難のある「学習障害(LD)」

これらを聞いて、「おや?」と思う人もいるかと思います。そんな方は、これは「子供特有の障害」なのではないかと思ったのではないでしょうか。
ですが、実はこれは「大人の発達障害」として現れることもあります。しかもその場合、うつ病や依存症を併発するなど、より大きな問題を引き起こしかねない、恐ろしい症状なのです。

発達障害の人が仕事で困りやすいポイントと対処法

「これ」「それ」「あそこ」が分からない……曖昧な表現は避ける

普通の人が理解できる会話でも、発達障害の人は、その会話の中の、「~みたいな」「これ」「そっち」などのあいまいな表現を理解できないことがあります。
対処としては、とにかく「15分これを手伝ってほしい」「この仕事が終わったら、次の仕事お願いするから声かけてね」というように、「はっきりとした指示を出すこと」です。
また、「これとこれと、あれも……」といくつもの仕事を頼むと、順序を付けられず固まってしまうことも多いので、一気に多くの仕事を頼まず、一つの仕事が終わってから依頼するようにしましょう。

空気が読めず、人を傷つけることを言うことも

発達障害の人は、「人の気持ちに共感する」「空気を読む」という事が苦手な傾向にあります。なので、普通の人であればあえて言わないようなことを、「君ごはん食べてないの? 私は食べたけど」とか、「まだ仕事してるんだ。俺は先に帰るね」なんて「イラッ」とすることでも、悪意なくさらっと言ってしまうのです。
言葉が本音なのか建前なのかかを察することも苦手で、文字通りに受けとってしまうこともあります。
対処としては、皮肉っぽい言葉ではなくはっきりした言葉で「これは言われたら傷つくから、これからは言わないようにしてね」と注意します。そうすることで、「悪いことだ」と認識できるようになり、完全にはなくならないかもしれませんが、回数は減ることでしょう。

一つのことにこだわりすぎて仕事が進まないことも

一つのことに集中しすぎるのも発達障害の大きな特徴です。作業の一部分にこだわってしまい、他の仕事に移れなかったり、終わるまで残業したがったりします。
仕事に優先順位をつけられないので、小さな仕事ならともかく、大きな仕事なら、納期や締め切り間に合わなくなってしまうと困りますよね。
仕事を決まったルーティーンに沿って進められなかったり、一つのことに集中しすぎてしまわないようにするには、スケジュールの視覚化がベター。分かりやすいようにスケジュールを目で確認できる所に置いたり、細かすぎる仕事は任せないようにしてみましょう。

まとめ

このように、発達障害の人とうまく付き合っていくには、「仕事ができない人」となじるのではなく、周りのサポート体制を整えることが大切です。そして、本人も「自分がどんなひとなのか」「どんな性質を持っているのか」をしっかり自認することももちろん大切です。
本人が自分の「性質」をしっかりと理解し、周りがそれを知ったうえで指導をしていくことによって、本人も周りも、「なんだあいつ、仕事ができない人だな」なんて思う事はなく、みんなが気持ち良く仕事ができるようになります。気になる方は、行動してみてください!



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