あなたには、納得できる働き方を求める権利がある
いちばん大事なのは、あなたが納得できる働き方を求めることです。私たちには「適切な労働環境を求める権利」がある。国が憲法で定めた権利ですから、もっと意識していいんです。少しワガママになっていいんです。
この大前提を忘れてしまったら、私たちはただ「働く義務を果たすために頑張るだけの存在」になってしまいます。いきいき働くどころではありません。
自分を守ることを大前提に仕事をする
私も以前は、自分に権利があるということを忘れてしまい、嫌な仕事でも断れないことがありました。……今もけっこうあります(苦笑)。
でも、それだとあまりに生きるのがツラいんですよ。それに、我慢して仕事を受けても自分がしんどい思いをするだけ、と気がついてからは、少し前向きになった気がします。自分を守ることを大前提に仕事をする。それでもいいのだと、今は思っています。(文・北条かや)
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北条かや
石川県出身。同志社大学社会学部卒業、京都大学大学院文学部研究科修士課程修了。
自らのキャバクラ勤務経験をもとにした初著書『キャバ嬢の社会学』(星海社新書)で注目される。
以後、執筆活動からTOKYO MX『モーニングCROSS』などのメディア出演まで、幅広く活躍。
最新刊は『インターネットで死ぬということ』(イーストプレス)、
他に『整形した女は幸せになっているのか』(星海社新書)、『本当は結婚したくないのだ症候群』(青春出版社)、
『こじらせ女子の日常』(宝島社)。公式ブログは「コスプレで女やってますけど Powered by Ameba」(https://ameblo.jp/kaya-hojo)
ツイッターは@kaya_hojo (https://twitter.com/kaya_hojo)