仕事を客観視できる!パラレルキャリアとは

パラレルキャリア




本業以外の仕事として副業やダブルワークを行う女性が増えています。その目的は全て収入を補う事です。そんな中、P・F・ドラッカーが提唱した「パラレルキャリア」が注目を集めています。今日はそのパラレルキャリアのメリット、デメリット、その意味を紹介してゆきます。

パラレルキャリアって何?

パラレルキャリアは本業を持ちながら行う社会活動を指します。よく副業と混同されますが、副業と異なる点は収入を得る事だけを第一の目的としていない事です。パラレルキャリアを提案したドラッカーは1999年に発表した彼の著書の中でこれが社会における新しい生き方、働き方の一つとしています。人間の寿命が伸びた現在においては個人は一つの組織に依存し、同じ仕事を続けるのでは難しくなっています。世の中の移り変わりが早くなった事で企業の寿命も以前よりは短くなっている事もその理由です。日本においても大手リサーチ会社が2016年に実施した倒産企業の調査結果で、業歴30年以上の企業の構成比が32.2%と2002年よりも約7%増えて企業の寿命が短くなる傾向にあります。それに備えるためドラッカーは「第二のキャリア」に時間と労力をかけて新たなキャリア形成をはかるべきとしています。このパラレルキャリアの定義はボランティア活動から自営業に至るまで幅広い事が特徴です。

良いこといっぱい!パラレルキャリアの魅力

パラレルキャリアの魅力、メリットは自分の夢を実現できる事です。例えば過去にスポーツや芸術活動をしていた方がパラレルキャリアでその活動をボランティアとして再開して、活動をその後も生涯継続するケースなどが該当します。また起業や副業に向けての準備期間としても最適です。副業を見つけても実際にそれを軌道に載せるまでは時間が掛かります。しかし本業さえしっかりとしていれば副業が無収入であっても焦らずスキルアップが可能です。パラレルキャリアでフリーランスのクリエイター関連の仕事を行い、収益が上りそれによって本業の給与を合わせた総収入も増えます。パラレルキャリアを行なっている事で将来本業が衰退しても本業と入れ代わる形で副業を本業にもできます。さらに得意分野を確立するのにも役立ちレベルアップが可能です。そこで学んだスキルを社内の同僚や上司に話した事がきっかけで専門的なポジションを会社から与えられるチャンスも出てきます。




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RUN-WAY編集部

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