商品開発の仕事は「イメージを具現化すること」
商品企画が建てたイメージ、アイデアを基にして、実際の商品を開発するのが「商品開発」の仕事です。
データ調査や、顧客へのリサーチなどで作り上げられた商品イメージを基に、実際に商品化していきます。実用化させるため、多くの試行錯誤が行われます。必要に応じて、改良の提案や、新たなアイデアの提供も行います。
そして、商品開発が作り出した商品が、上層部で承認され、価格が決められ、皆さんの手元に届くというわけなのです。
すべてのイメージが確実に具現化はしない
このように、「商品企画が商品の青写真を作り、商品開発は商品企画が作った商品のイメージを目指して実現可能な商品にしていく」というのが、新商品開発の基本的な手順です。
どんなに素晴らしく、どんなに素敵なイメージやアイデアだとしても、もし実用化の段階でうまくいかなければ、時間や労力、費用をかけて考えてきた企画ごと立ち消えてしまう可能性も大いにあります。
だからこそ、商品企画は「実現できるイメージ」を模索しなくてはなりません。商品開発は、何とか実現にこぎつけるように、最大限の努力をしなくてはならないのです。
まとめ
商品開発と商品企画、似ているようで全く違った仕事をしているのですね。私たちが便利で新しい商品を次々に手にできているのは、商品企画・商品開発の人たちのたゆまぬ努力があってこそ。「自分も新しい商品を生み出したい!」「ヒット商品を作り出したい!」という人は、ぜひこの2部署を目指してみてはいかがでしょうか?