競技でも社会でも一流のプロフェッショナルなプレイングワーカーを育成するFCふじざくら。山梨県初のなでしこリーグ参入を目指す!【FCふじざくら/工藤麻未さん・桑田美代子さん】

FCふじざくら




今回は、山梨県に拠点を置く女子サッカーチーム「FCふじざくら」で活躍する、工藤麻未さん・桑田美代子さんにお話を伺いました。やりたいことをやるために必要なこと、壁にぶつかったときの解決法など、色々なお話を聞かせていただきました。

世界で通用するプレイングワーカーを育てるチームになる。
プレイングワーカーは競技でも一流、社会でも一流であれ。

記者:競技と社会、共に一流のプロフェッショナルを目指すというのは大変だと思いますが、現在はどのようなお仕事と両立されているんですか?

桑田:今は、ゴルフ場でキャディーのお仕事と、レストランのホール業務をやっています。FCふじらくらのスポンサーである富士観光開発株式会社様がレジャー事業や不動産事業をやられていて、その中のメイン事業でもあるゴルフ事業で選手全員研修をさせていただいています。

工藤:ゴルフ場はレイクサイドとふじざくらカントリークラブという2つに分かれていて、私はふじざくらカントリークラブで働いています。キャディーを一週間、レストランのホール業務を一週間というような形で勤務しています。今は覚えることがいっぱいですね。

記者:かなりハードそうですが、一日の流れを教えてください。

工藤:朝7時~16時まで勤務して、サッカーのトレーニングを17時半~19時半までやっています。仕事は平日4日、トレーニングは土日含めて週6日という形で、月曜日は完全オフです。5月12日から山梨県2部リーグが始まったので、土日は試合が入っていきます。

入団を決めた理由は監督。そして環境。

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記者:色々なチームがある中で、FCふじざくらに入団を決めた理由を教えてください。

工藤:FCふじざくらの監督をされている菅野さんは、私が以前所属していたチームの監督でもあったんですよ。前のチームの立ち上げから全て菅野さんがやってくれて、私はチーム発足から4年目で入団したんですけど、素晴らしいチームだなと感動しまして。それで、菅野さんがまた新しいチームで監督をするなら私も携わりたいと思い、入団しました。

桑田:私は知人からFCふじざくらが発足したことを聞き、そこで初めて知ったんです。レベルの高いチームで上を目指したい!サッカーをやっていきたい!という思いがあったので、セレクションに行きました。実際に行ってみて、環境や制度が整っていることを実感して、発足したばかりのチームにも興味があったので、そのまま入団を決意しました。

記者:一番魅力的だと感じた制度はどんなところですか?

桑田:正社員で雇用していただけるという部分は、ありがたい話だと思いましたね。仕事でもサッカーでも一流を目指すチームというところに惹かれました。

両立のコツは「両方楽しむこと」

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記者:選手と正社員、この両立は大変なこともあると思います。両立のために意識されていることがあれば教えてください。

桑田:ぱっと思い浮かんだのは、生活リズムですね。朝早いし練習もハードなので、規則正しい生活と、出来てるかと言ったらあれなんですけど・・・栄養を取って風邪を引かないようにしています。

工藤:引かなさそう・・・

桑田:たまに引きますよ。結構。

工藤:そしたら言って!すぐに助けに行くから。

桑田:ありがとうございます。そんなところですかね。サッカーで頑張っていることを社会でも活かしたり、社会で学んだことをサッカーで活かしたり。両方に還元出来るようになれたらいいなと思っています。

記者:工藤さんは何か意識されていることはありますか?

工藤:とりあえず、睡眠を意識しています。朝も早いし、夜もそんなに早く終わらないから、帰ってからいかに早く寝れるかという勝負をしています。本当はちょっと夜更かししてゲームをやりたいんですけど、我慢してます。

記者:副業が解禁となった企業も多い中、副業との両立や趣味と仕事の両立など、世の中の女性に向けてアドバイスいただけることはありますか?

工藤:楽しむことですかね。私もサッカーをやるために今の仕事を頑張っていますし、好きなことをやり続けるためには楽しさを見つけることが大切だと思います。

原点に帰ることが大事。辛いことが起きても、何とかなる!

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記者:サッカーと仕事を両立されているお二人ですが、壁にぶつかったときはどのように解決されていますか?

桑田:本を読んだり、日記じゃないですけど誰かと喋ったときに書いたメモを読み返したりしています。原点に帰ることが大事だなと思って。「あの時よりはつらくないな」「あのときはこんな風に決意したな」とか考えて、もう一回頑張ろう!と自分を奮い立たせています。まずは自分の中で解決できるように考えて、あとは家族や仲間に指導を仰いでもらいます。

工藤:私、無駄にポジティブなんですよ。壁にぶち当たったときも「何とかなる」っていう思考回路しかないんです。昔から、楽天的なんですよ、すごく。私よりも悪いことが起きている人や、もっと大変な思いをしている人がいると思うから、思いつめることはあまりないですね。

「自分を褒めてあげて」大切なのは、タイミングをキャッチする力と行動力。

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記者:最後に、やりたいことを諦めたくない!と思っている女性にメッセージをお願いします。

桑田:全ては勇気から始まります。どんなに小さい挑戦も、さあやろうという気持ちからスタートします。悩みが無くなることはありませんが、悩みに負けないことが大事だと思うので、何があっても負けないという心をもって、自分自身のやりたいことに挑戦し始めてください。まずは本当に出来ることでいいと思います。その出来たことに対して自分を褒めてあげる。自分で自分を励まして、褒めてあげるっていうところからスタートしてもいいのかなって。

工藤:人生において、流れというかタイミングって絶対あると思うんですよ。その中で選択をするときに、興味があるのにやらなかったら後々後悔すると思っていて。それならやってみて、よかった!と思えるように行動しようと私は考えています。だから、人生のタイミングをキャッチしにいく力と行動力を大切にして欲しいです。

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2018年11月20日発足。山梨県初のなでしこリーグ参入を目指す。

現在ゴールキーパー不在・選手10名という状況。
同クラブはプレイングワーカー制度を導入し、選手としての活躍はもちろん、正社員としても他の社員同様に職場での仕事ぶりも評価する。選手としてのプレーと社会人として仕事の両立で総合評価し、“社会人”としてのマナーやスキルもしっかりと磨き上げる。
セカンドキャリアに悩まないクラブを目指す。

・チャレンジ精神を持ち、前向きな気持ちで一緒に頑張れる方に来て欲しい。
・サッカー選手として、社会人として、その両方に情熱を持って成長していけるように取り組んでいける方に来て欲しい。

HP:https://www.fujizakura-sc.jp/




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RUN-WAY編集部

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