マーケティングの視点とともに、広報で占いをもっとわかりやすく伝えたい!【株式会社ザッパラス/石原郁子さん】

石原郁子




占いをメインに、メディアやアプリ、動画事業など様々な事業を展開。2017年からは来場者数累計7万5000人を記録したリアルイベント『占いフェス』を開催している株式会社ザッパラスで、広報を担当している石原郁子さん。会社内だけにとどまらず、業界内でも活躍中の彼女の仕事に取り組む姿勢をお伺いしました。

いろいろな形で社内外と繋がる広報

広報は、メインだとプレスリリースを書いたりだとか、メディアに記事掲載をお願いしたりとかするんですけど、やはり今はSNSの力が強いので、SNSでどういう発信をするかにも注力しています。その際に、社内にも「占いTVニュース」「ココロニプロロ」「AGARU PLUS」等いろんなメディアを持っていたりするので、今だと来年の1月に開催する『占いフェス』というイベントをどういう切り口で表現したらいいかっていうところを、社内の各部署と調整したりしています。社内外との連携が重要な仕事です。

やりがいは、ダイレクトにお客様の反応を見られるところですね。あと最近だと女性誌の『an・an』さんから、年末年始の占い特集号のご相談をいただけるようになったことです。我々の占いの知識をもって、その特集を一緒に作っていくことは楽しいです。

マーケティングから広報へ 表現の幅を広がった社内公募

石原郁子

広報の仕事は2年前からです。それまではマーケティングの仕事をしていたのですが、マーケティングって、特にWeb広告のマーケティングだと、今後AIに特化するとか、どっちかっていうとテクニカルな話になっていくのかなって考えたときに、自分がそこまで、このジャンルに強いわけじゃないなっていうのを、すごく感じていました。また、このままマネジメントでキャリアを積んでいくよりは、今はもう少し現場がいいなと思っていた時に、社内公募で広報を募集しているのを見つけ、手を挙げることにしました。

広報は、マーケティングとはまた違う視点で人を集めるとか、人に知らせるとかっていうジャンルだと思います。マーケティングの仕事だと、広告を出すことでしか表現できなかったところが、広報になってプレスリリースとかSNSなどいろいろ活用することができて、表現の幅が広がった感じがすごくしています。

どんな形であれ、仕事を続けていきたい

もともとは大学院で冷え性の研究を一緒にやっていたメーカーさんのところへ大学推薦で就職しようと思っていたんですけど、その話が急になくなってしまって。就活時期がずれちゃった関係で、就職先は、「営業職」か「IT(系の会社)」か「SE(システムエンジニア)」しかないって言われたんです。SEはないなと思っていたので、営業にしようかとも思ったんですけど、営業って全国転勤がある会社がほとんどで、ちょっとそれは嫌だなと。それでよく分からないまま、IT系の会社を受けることにしました。

そのときに、働くということを真剣に考えました。どんな形であれ、まず仕事は続けていきたいなって思って。続けられるためにはどうしようと考えたら、やっぱり自分の好きなことを仕事にするのがいいなと。女性のライフスタイルや、健康、旅行に興味があったので、占いも含め幅広く展開している当社を選びました。

占いの良さをもっとわかりやすく伝えていきたい!

石原郁子

2年間広報をやって、ある程度現場感は掴めるようになってきたのかな思います。これからは、数値が見えづらい部分があるPRというものを、マーケティングで培ってきた視点を合わせることで、誰でも納得してもらえるように変えていこうと思っています。

あとは、うちではちょうど『タロットVR』っていう新しい占いができたんですけど(2019年2月よりTYPHON SHIBUYAで公開予定。1月の占いフェスで先行体験)、そういった新しい占いや、占いの楽しさ、各国で古来から続いてる奥深さとか、幅広いバリエーションをもっとわかりやすく伝えていきたいなと思っています。そのための手段がPRだったり、もしかしたら広告かもしれないって思うんですけど、うまく表現できるようになりたいですね。

大事なのは視点を変えつつ、目の前のことをしっかりやること

石原郁子

キャリアを築いていくには、やっぱり目の前のことをしっかりやっていくといいと思います。目標がなくて「なんとなくこうなっちゃった」と悩んじゃう人もいると思うんですけど、そんなに暗く考える必要はないです。

特に広報やマーケティングの仕事は、トレンドによって変わってしまうので、目標を決めづらい。だからわたしも「こうなりたい」とか目標があまりないタイプなんです。目の前のことをやりつつ、「つらいな」とか「やだな」と思う仕事が来たら、視点を変えてみる。たとえば「経験が積めた」と思うとか。私も学生時代、就職の話が無くなった時は終わった!って思いましたもん。でも今、こうやって広報の職に就けています。

そうやって自分が苦しくなるまで追い込まないで、楽しそうに仕事をやっていくことは大事で、やっていくうちに道は開けるし、きっと誰かが見てくれているはずです。

<プロフィール>

石原郁子

株式会社ザッパラス広報。横浜国立大学大学院を修了し株式会社ザッパラスに入社。マーケティング職を経て、現在は広報として、占いフェス旅行サイトPINKなどを広く担当。趣味は茶道、旅行、占い。「占いは問題点の整理に使えます。身近なカウンセリングのように活用してもらえたらと思います」





RUN-WAY編集部

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