フリーターから臨床心理士に!? 人生をガラッと変えたのは、ある教室だった【臨床心理士/土江梨奈子さん】

臨床心理士/土江梨奈子




「魔法使い」じゃないから 周りに頼ることも大切

専門職なので、学校に行くだけで「どうにかしてくれる」「魔法でも使えるんじゃないか」と思われるんです(笑)。なので、最初は全部自分でやらなきゃと抱え込んで、いっぱいいっぱいになっていました…。でも、私1人でできることって限られているんですよね。それに、わからないことや難しいことを先生方と共有することが状況を良くするんだとわかって。今は周りに支えてもらいながら、みんなで状況を良くしようとがんばっています。

「一番のやりがいは?」と聞かれると困りますね。やっててよかったと思うことが本当にたくさんあるので。担当した子が私の手を離れるときは、その子の成長を感じてぐっときます。寂しい反面、とても喜びとやりがいを感じる瞬間です。

学歴や資格は必要な人だけが持てばいい

私はこの仕事がしたかったから大学院に行って資格を取りましたが、目指すことによっては、学歴も資格もいらないと思います。資格はいつでも取れるので、仕事を探すときにそこにとらわれてほしくないですね。

働くうえで大事なのは、与えられた仕事に対して誠実に向き合うこと。ただ、それが苦しく感じるようになってしまったら、違う仕事を探すのもひとつの選択肢です。

なにをするにも、常に自分<命>を一番に考えてくださいね。

臨床心理士/土江梨奈子

土江梨奈子

東京都、千葉県、埼玉県の教育委員会に採用され、小中学校、高等学校で子どもや保護者のカウンセリング、思春期に多い病気や不登校などにおける教師の援助などを行なっている。趣味はランニング、ヨガ、旅行。テレビ番組や新しいゲームをまめにチェックし、子ども達との話題を増やしている。いずれは海外の日本人学校で臨床心理士として働いてみたい。




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RUN-WAY編集部

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