こんにちは、ヴァイオリニストのハルカです♪
メンデルスゾーンについてのコラム、三回目はメンデルスゾーンの最後の四重奏曲です
メンデルスゾーン/弦楽四重奏曲 第6番
1847年に作曲されたこの曲はメンデルスゾーンのお姉さんが亡くなったことと強く関係があるようで、メンデルスゾーンにしてはとても珍しい“悲劇的”な雰囲気に包まれています。「音楽のことを考えようとしても、まず浮かんでくるのはこの上ない喪失感と虚無感なのです」と言っていたほどでした。その心の痛みがひしひしと伝わってきますね。
第1楽章 Allegro vivace assai
不安を助長させるようなトレモロ(刻み)で始まります。時折聴こえるヴァイオリンの高音は悲痛な叫びのようです。