どっちが大変?家事分担のコツを夫婦の働き方から考える方法とは

家事 分担




同棲しているカップルや結婚して家庭をもっている夫婦であれば、得意不得意にかかわらず、洗濯や掃除などの家事は生活していくうえでは欠かせません。

しかし、この何気ない家事の分担によっては、お互いの関係にヒビが入る大きなケンカに繋がるケースがあります。

同棲し始めてからしばらく経つ夫婦では

「なんで私が全部家事をやらなきゃいけないの?」
「細かくダメ出しするなら自分でやればいい」

などの不満が出てきているかもしれません。

この記事では、そんな日頃の家事の分担に不満を感じている方に向けて、夫婦の働き方から考える家事分担のコツをご紹介します。

日常生活の不満は積もり積もって、いつか爆発してしまう恐れもあります。夫婦円満が続くように家事もお互いの納得できる形で分担しましょう。

共働き夫婦の家事分担の割合とは

共働きは収入が増えるなどのメリットも多いですが、家事や育児と両立するとなるとストレスも増えていきます。

共働きの場合はお互いが仕事をしているので、家事の分担はお互い5割かと思われがちですが、「夫婦の労働時間と家事時間の関係」の調査によると、夫(配偶者)の労働時間が増えるほど、本人(妻)の家事時間が増加するとの結果が出ました。そして夫の家事の時間は、「妻の労働時間が自分よりも長いときに増える」とされています。

また、「共働き夫婦の家事分担調査」では、妻が8割以上の家事を担っている回答が半数を超えていることから、共働きであっても、家事は女性の方が負担の方が大きいと言えます。

夫婦が家事分担で不満に感じること

共働きであっても、夫婦それぞれ家事の分担に対しての不満を抱えています。自分の不満だけを見るのではなく、相手の立場に立って考えてから始めて話し合う資格があります。

夫婦が家事分担で不満に感じることの例を確認しましょう。

女性
・指示しないと動かない
・雑なのでやり直す必要がある
・家事は女性がやるものだという固定概念を持ち出される

男性
・家事をしても感謝されない
・自分のやり方に口出しをされる
・他の家庭と比較される

上はあくまで例ですが、夫婦がお互いの家事について不満を感じていても、毎日のことなのでなかなか気づかないかもしれません。

現状で夫の家事に不満があるのであれば、相手の立場を考えて、お互いの苦労を尊重したうえで話合うようにしましょう。

夫婦の働き方で変える家事分担のコツ

家事分担の割合は夫婦の働き方で変えるのが一番のコツです。夫婦と言っても、収入や労働時間はそれぞれの家庭によって違います。「夫の方が収入が多いから」「女性だから」などの理由で、家事の分担を増やした方がいいとは言えません。

ここからは共働きの場合と、夫婦の片方が専業主婦(専業主夫)の場合の家事分担のコツをご紹介します。

共働きの場合

今は共働き夫婦は全体の6割と言われており、女性の社会進出によって共働きがスタンダードになりつつあります。つまり家事分担の割合も男性が増えていくことになります。

しかし、共働きだからと言って必ずしもどの家庭も5:5で分担するのはおすすめできません。共働きの場合は、仕事の労働時間や労力から考えるのがベストです。

そのためには、

「ここはこうして欲しい」
「この日は忙しいから家事をお願いしたい」

と話し合ってお互い納得する話し合いが必要です。

もし夫よりも妻の方が、労働時間が長いのであれば、夫の家事時間の割合を増やせばお互いの労力が平等と考えられますし、その逆もまた同様です。

また、子供のありなしでも家事の時間はかなり変わります。最近では「イクメン」という言葉が出てきましたが、本来育児は2人で行うものです。
育児の時間は家事とは切り離して、3つ目の担当として、夫婦でお互いに分担するように考えましょう。

片方が専業主婦(専業主夫)の場合

家賃や光熱費を片方が負担しているのなら、家事はすべて任せると考えている家庭もあります。お互いにそれで納得してるのであれば、何も問題はありませんが、それでも家事の分担を10:0にはしないのがコツです。

完全に家事を片方の相手に任せてしまうと、「家事・家庭への参加感」がなくなってしまい、どうしても家事をしてもらうのが当たり前と考えるようになってしまいます。お互いに別々の生活をしているように感じてしまうと、知らずのうちに夫婦間の間に溝ができてしまいます。

少しでも家事に参加することで日頃の感謝の気持ちに繋がるので、もし10:0で家事をしていないのであれば、出勤ついでにゴミを捨てるなどの簡単な家事から始めてみましょう。

また、専業主婦(専業主夫)側がバイトやパートを入れるだけでも、普段から仕事を頑張ってくれている相手に感謝ができますよ。

家事分担で揉めごとを減らすために

家事の分担はお互いの働き方や生活リズムに合わせるのがコツだと説明しましたが、それでも話し合いの段階でケンカしてしまう夫婦も多いのではないでしょうか。

家事の分担をする際には以下のポイントに気をつけて話し合うようにしましょう。

・自分の得意な家事を担当する
・普段から感謝の気持ちを忘れない
・不満があればお互いに話し合う
・相手の大変さを理解する
・家事をリストアップして考える

毎日大変な思いをしていると、つい相手の苦労を棚に上げて、自分だけの大変さだけに目を向けがちです。もし、共働きであれば、お互いの担当している家事をまるごと入れ替えてみると新しい発見があるかもしれません。

不満があるなら早いうちに改善する

結婚したから、同棲を始めたからといって相手の心が読み取れるようになるわけではありません。あいての苦労は相手の立場に立たないとなかなか気づかないものです。

もし今家事の分担が原因でケンカがおきているのなら、まずは「自分だけが大変」「やってあげてる」という感覚は捨てて考えましょう。お互いの不満を確認したうえで、納得のできるように家事を分担するのがコツです。

不満を放置していると、積もり積もって大爆発を起こす可能性があるので、不満があるなら早いうちに改善するようにしましょう。




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RUN-WAY編集部

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