転職を考える方のほとんどは
「どうせ入るなら、いい会社に入りたい!」
「ブラック企業に勤めたくない…」
と思っていることでしょう。
この記事では、入社しないほうがいい会社の特徴や、会社を見分けるポイントについてご紹介いたします。
入社しないほうがいい会社の特徴12個
入社しないほうがいい会社の特徴はいくつかありますが、以下の12点には特に注意が必要です。
- 求人を年中募集している
- 給与体系がおかしい
- 平均勤続年数が短い
- 社員の平均年齢が高い
- 休日出勤が多い・残業時間が長い
- 採用人数が多い
- 求人票に抽象的な表現が多い
- 面接や電話での態度が悪い
- 社員が疲れている
- 業界が安定していない
- 口コミサイトなどで悪い評判が多い
求人を年中募集している
まず1つ目は「求人を年中募集している」といった点です。
ブラック企業は退職する人が多く、人の出入りが激しいため年中求人を出しています。
転職を決めた段階から求人は常にチェックし、ずっと募集がかかっている企業はやめておくようにしましょう。
給与体系がおかしい
基本給が業界水準より低かったり、給与体系が曖昧になっている会社も入社しない方がいいでしょう。
給与面で満足度が低いと、業種がなんであれ長続きすることがないので、他の求人を探すことをおすすめします。
また、資格手当や通勤手当などを上乗せした額を基本給として記載しているケースもあるので、注意しましょう。
平均勤続年数が短い
平均勤続年数が短い会社も注意が必要です。
平均勤続年数が短いということは、人が長く続かない企業ということになりますね。
設立して間もない会社であれば例外ですが、こういった会社も入社しない方がいいかもしれません。
社員の平均年齢が高い
社員の平均年齢が高い会社も注意が必要です。
平均年齢が高いということは、当然若手が少ないということになります。
こうした会社は、若手がすぐに辞めてしまうといったケースが多いです。
若手がすぐに辞めてしまう理由として、企業体質が古かったり、パワハラやセクハラがあるといった可能性が高いです。
そして若手がすぐに辞めてしまい、年齢が高い人だけが残って企業体質は特に変わらない…という悪循環に陥っているケースが多いです。
休日出勤が多い・残業時間が長い
休日出勤が多かったり、残業時間が長い会社は効率よく業務を回せていないということになります。
こうした会社で働きすぎると、体調に影響を及ぼす可能性があります。
また、残業しても残業代が出ない会社も存在します。
こうした点も注意するようにしましょう。
採用人数が多い
求人を見れば、多くの場合採用人数が書いてあります。
ここで不自然に採用人数が多い場合は注意が必要です。
一般的に、採用人数が多い理由として挙げられるのは、事業拡大のためか離職者が多いためのどちらかです。
前者の場合は問題ないのですが、後者のような離職率が多い会社は入らない方が良いでしょう。
求人票に抽象的な表現が多い
「アットホームな会社です」「やりがいのある仕事です」などといった、抽象的な表現を多用する会社も注意が必要です。
会社全体としてアピールできる実績などがないことがほとんどなので、こういった会社には入らないのが身のためです。
この他、横文字が多くよくわからないケースなどもあります。
何をしているのかハッキリわからない会社であれば、応募は見送った方が良いかもしれません。
面接や電話での態度が悪い
面接や電話での態度が悪い会社も入らない方がいいでしょう。
面接や電話での態度が悪い場合、入社後も雑に扱われ、一人の社員として接してもらえない可能性が高いです。
高圧的な態度やタメ口で接してくる、面接に大幅に遅れてくるなどといった面接官も残念ながらいます。
こうした会社は入社しないのが良いでしょう。
社員が疲れている
面接の際や、会社見学に行くとき、社員の様子をチェックするようにしましょう。
社員が明らかに疲れている様子の会社であれば、入社しない方が良いかもしれません。
社員が疲れている理由として考えられるのは、激務である、もしくは仕事にあまりやりがいを感じることができないなどが考えられます。
こういった会社に入社してしまえば、あなたも同じ状態に陥る可能性が高いでしょう。
業界が安定していない
業界自体が安定していないような職種の場合は、入社しない方がいいかもしれません。
例えば小売業などが挙げられます。
食品や日用品などの商品の小売業は将来的に安泰に思えますが、近年はオンラインショップなどで購入する人も増え、購入経路が多様化しています。
会社単位ではなく、業界単位で入って大丈夫な業界か見極めるのも大事なことです。
口コミサイトなどで悪い評判が多い
最近では会社の口コミサイトなども非常に増えています。
こうした口コミサイトで悪い評判が多い企業も、あまり入社しないほうが良いでしょう。
口コミサイトで見るべき会社の情報については、後述いたします。
入社しないほうがいい会社を見分けるポイント
入社しないほうがいい会社の特徴についてご紹介しました。
ここからは、会社の良し悪しを見分けるポイントについてご紹介します。
会社の口コミを調べる
先ほどもお話に出しましたが、会社の口コミサイトを使って会社の口コミをチェックすることは大切です。
様々な方の口コミを参考に、入社したいかしないほうがいいか、しっかり見極めましょう。
具体的にチェックした方が良い点は以下の4点。
- 入社した・辞めた理由
- 企業の経営体質に対しての評判
- 職場環境について
- 福利厚生
これらに悪い評判が少なければ、ひとまずは安心できます。
口コミだけを過信して判断してはいけませんが、判断材料の1つとして見るのはおすすめです。
面接で見極める
面接時に見極めることも大事です。
転職活動の面接においては、面接官が後の上司になる可能性が高いです。
何か面接で違和感のある言動などがないか、チェックするようにしましょう。
おかしいな、と直感で感じる部分や、先ほど申し上げたように態度が悪い・タメ口で話すなどのパターンの場合は、その会社への入社は見送った方がいいかもしれません。
有価証券報告書を確認する
有価証券報告書を確認することも大事です。
なぜかというと、「平均勤続年数」を見ることができるため。
上場企業であればコーポレートサイトに掲載があるはずです。
ポイントは、他の企業や同業他社の有価証券報告書とセットで見比べること。
同業他社に比べ、平均勤続年数が低い場合はそれなりの理由があります。
転職エージェントを利用して企業の内情を確認する
転職エージェントに聞いてみるといった方法も効果的です。
転職エージェントは、転職活動の際に求人紹介や年収紹介を行ってくれるサービス。
企業の内情や雰囲気までしっかり把握しています。
なので、気になるところはどんどん聞いてみるのが良いでしょう。
まとめ
入社しないほうがいい会社の特徴や、会社を見分けるポイントをご紹介しました。
日本には現在100万社を超える会社があり、それぞれの会社を1社1社調べることもできない状況となっています。
会社選びは人生の中でも重要なイベントです。
これらのポイントを抑えて、効率よく優良企業に就職・転職しましょう。