【厳選】マーケティング職におすすめの資格TOP5をご紹介!

マーケターの資格




マーケティング職についたばかりの人は、仕事に関係する資格取得を目指すことで、体系的な知識が身につきます。今回は、マーケティング職の人が持っておきたい資格をご紹介します。

マーケティングってどんな仕事?

マーケティング/マーケター」と聞いてどのようなお仕事をイメージされますか?意外と具体的な仕事内容が思い浮かばない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

「マーケティング」とは一言で言うと、「ものやサービスが売れる仕組みづくり」です。企業のサービスの売り上げが上がるようにするための活動全般が「マーケティング」と呼ばれています。

そのため、一般的な企業活動として行われる以下のような業務はすべてマーケティングと呼ぶことができます。

  • 商品やサービスそのものの企画・開発・設計
  • 企業やサービスのブランディング
  • 市場調査や分析
  • 集客のための広告・宣伝・広報活動
  • 営業活動
  • 顧客の情報管理 など

ただ、マーケティングを担当する方の業務内容は企業によって非常にさまざまです。そのため、幅広い経験を積むことができ、大きくスキルアップできる仕事と言うことができます。

マーケティングには資格が必要?

マーケティングに資格が必要かどうかといえば、とくに必要なわけではありません。資格を持っていないマーケターも多いはずです。しかし、資格を取得することのデメリットはないので、以下のような方は資格取得を目指しても良いでしょう。

  • これからマーケティングの仕事を始める方
  • 未経験からマーケティング職への転職を考えている方
  • 自分のスキルをはかりたい方
  • 将来的にマーケティングに携わっていきたいと考えている方
  • 就活に向けてスキルを身につけたい方

マーケティングには専門用語もありますので、知識がないまま就職するよりも、就職・転職する前に勉強しておくことをおすすめします。そして知識が身についた証明となるものが資格です。資格を持っていたら、知識があるということを客観的に証明できますので、就職や転職に有利になる可能性があります

また、すでにマーケティング職に就いている人でも、新入社員や部署を異動になったばかりなど、十分な知識が身についていない人は、資格を取得することで体系的な知識が身につきますスキルアップしたい人も資格を取得することで、レベルの高い知識が身につきます。

マーケターにおすすめの資格ランキングTOP5

マーケターになりたい人、スキルアップしたい人におすすめの資格を5つご紹介します。

第1位 マーケティング・ビジネス実務検定

マーケティングの知識を総合的に身につけたい人に一番おすすめなのが、「マーケティング・ビジネス実務検定」です。国際実務マーケティング協会が主催する検定試験で、2005年にスタートしました。特定の業種や業界にとらわれない共通のマーケティング知識が問われる検定試験で、実務にすぐ役立つ知識が習得できます。

A〜C級まであり、C級は初心者レベルなので、これからマーケターを目指したい人や、マーケティング担当になった人におすすめです。マーケティングの資格の中でも、最初に取得しておきたいのがマーケティング・ビジネス実務検定です。

それでは試験の詳細についてご紹介します。マーケティング・ビジネス実務検定は、年に4回実施されます。試験の内容は「マーケティング知識」と「マーティング事例」の2分野から出題されます。

C級はマーケティングオペレーション基礎レベルで、定型業務ができるレベルの人向けです。B級はマーケティングオペレーション応用レベルで、業務の運営ができる人向けです。A級はマーケティング戦略レベル、マーケティングマネジメントレベルとされ、戦略立案、意思決定や管理、判断業務ができる人向けの難易度が高い試験です。

検定料金は、C級が6,270円、B級が7,480円、A級が12,760円で、A級とB級、B級とC級の併願も可能です。

第2位 マーケティング検定

交益社団法人日本マーケティング協会が実施、運営する検定試験で、マーケティングの知識を幅広く身につけられます。現在のところは初級者レベルの3級のみが実施されているのですが、マーケティングの基礎を習得したい人や、就職・転職に資格を取って役立てたい人におすすめの試験です。マーケティング検定3級取得を目指すなら、マーケティング検定公式問題集&解説がamazonで販売されていますので、独学で勉強する他、eラーニングでの勉強も可能です。

それでは試験の詳細についてご紹介します。試験方式はCBTを採用していて、試験も予約も随時おこなわれているため、自分の都合がいい会場や実施日を選択して受験できます。試験は60分で全30問が出題され、70%以上の正答率で合格です。試験内容はマーケティングに関する重要な概念の基礎・応用問題です。

現在は3級のみしか実施されていませんが、2020年夏頃には中級者レベルの2級、2021年春には上級者レベルの1級がスタートする予定です。3級の受験料は一般が6,600円、日本マーケティング協会会員社や学生は5,500円です。

第3位 ネットマーケティング検定

サーティファイが実施する「ネットマーケティング検定」は、インターネットマーケティング全般の知識が問われる検定試験です。レベルは初心者向けで、勉強時間の目安は15時間程度とされていますます。SEOの知識を身につけたい人にもおすすめです。テキストや問題集は公式サイトで販売されていますので、ネットマーケティングの基礎知識を身につけたい方は、資格取得のための勉強を始めてみてはいかがでしょうか。

ネットマーケティング検定は年に2回実施され、受験料は6,000円です。試験時間は80分で、基本問題が30問、事例問題が10問の計40問出題され、「ファシリテート能力」「Webに関する知識や技術」「ネットマーケティングに関する知識」「経営戦略と連動したWebブランディング能力」の4つの要件が評価されます。得点率70%以上で合格となり、合格率は70%です。

第4位 Web解析士

ウェブ解析やウェブマーケティングの知識が問われる検定試験です。実務で役立つWeb解析の知識が体系的に身につきます。

Web解析士の試験は公式テキストから出題されますので、公式テキストを読み込んで独学で勉強できます。学習時間の目安はWeb業界経験者が1ヵ月〜1ヵ月半で15時間〜25時間程度、Web業界未経験者は2ヵ月〜3ヵ月で25時間〜40時間程度です。

また、より深く理解するために認定講座を受講する方法もあります。認定試験に合格後は、認定レポートを作成して提出し、合格することでWeb解析士に認定されます。ただしGoogleアナリティクス講座の修了証を提出すれば認定レポートの提出を免除されますので、Web解析士の認定試験を受験する前にGoogleアナリティクス講座を受講しておく方法も検討してはいかがでしょうか。

Web解析士の受験や勉強に関わる費用をご案内します。

  • 公式テスト…4,400円
  • 講座費用…11,000円
  • 試験費用…17,600円(認定費用込)
  • Googleアナリティクス講座受講費用…22,000円
  • 再試験費用…12,100円
  • Web解析士 年会費(個人・正会員)…6,600円

Web解析士認定講座やGoogleアナリティクス講座の受講は任意です。再試験費用とは、試験に不合格となった場合に再試験を受けるときの受験料です。また、Web解析士の資格を保有するためにはフォローアップテスト(無料)の合格と年会費の支払いが必要です。初年度の年会費は不要ですが、翌年からは毎年必要です。

第5位 Webアナリスト検定

一般社団法人日本Web協会が実施する検定試験で、Googleアナリティクスを体系的に学び、実務に活用するスキルが身につきます。まずは公式テキストで学び、5時間の講座を受講した後に制限時間80分のオンラインテストを受験します。短時間でGoogleアナリティクスを学べるため、勉強する時間がなかなか確保できない人にも魅力でしょう。受講を省いて受験することも可能ですが、基礎的なスキルをしっかり身につけたい人は、ぜひ受講してから資格を手に入れてはいかがでしょうか。

費用は講座受講料、受験料、認定カード発行費用込みで22,326円、テキストをお持ちでない方は26,400円です。

その他の職種別オススメ資格

マーケターになりたい方におすすめの資格をご紹介しましたが、マーケティング職の中でも、携わる仕事によって持っておいた方がいい資格が異なります。最後に職種別のオススメ資格をご紹介します。

GoogleAdWords認定試験

広告に関わるマーケターには、Googleが提供している広告サービス「GoogleAdWords」の知識を問う資格試験がおすすめです。必ず受験しなくてはいけない共通科目の「基礎認定資格試験」と、選択科目から1つの計2科目に合格することで資格が認定されます。選択科目は「模索広告」「ディスプレイ広告」「モバイル広告」「動画広告」「ショッピング広告」の5つです。Googleパートナーに登録していれば、受験料は無料。また、もし試験に不合格でも翌日には再受験が可能です。

統計検定

データ分析や数値解析のスキルが必要なマーケターには、「統計検定」がおすすめです。1級から4級まであり、4級はデータや表・グラフ、確率の基礎的な知識や活用法なので、基礎から知識を身につけてステップアップしていけます。受験料は4級が3,000円、3級が4,000円、2級が5,000円、準1級が8,000円、1級が「統計数理」「統計応用」の2種類があり、それぞれ6,000円、同時受験は10,000円です。

試験は年に2回おこなわれるペーパー方式と、都合のよい日時に受験できるCBT方式の2種類があります。

中小企業診断士

経営に関わる幅広い知識が必要なマーケターには、「中小企業診断士」がおすすめです。中小企業診断士は国家資格であり、企業経営理論という科目の中で基本的なマーケティング理論を学びます。難易度が高い資格ですが、マーケティング担当者が経営に関する幅広い知識を身につけることで、経営課題の解決という視点からのマーケティングができるようになるでしょう。

中小企業診断士の試験は、年に1回夏頃におこなわれます。一次試験に合格すれば、合格した年と翌年に二次試験を受験できます。二次試験の合格から3年以内に15日間の実務要件を満たして申請することで、中小企業診断士に登録されます。受験料は13,000円です。

 

需要が高まるマーケター!

マーケターはどんなサービスを展開する企業にも欠かせない役割です。さらに、今後はSNSやデジタル領域のさらなる発展が見込まれていますので、マーケターの需要はより高まっていくでしょう。その波に乗るためのスキルアップとして資格の勉強をすることは、その後のキャリアにとってもメリットは大きいはずです。

今回ご紹介した資格はマーケティング職の人が仕事に役立つ知識を身につけるのにおすすめの資格ばかりです。おすすめトップ5は初級レベルの人も目指しやすい資格が中心なので、知識を身につけるためにぜひ資格取得を目指してはいかがでしょうか。

 

<マーケティング参考記事>

innova「マーケティング資格を取る意味、本当にある?」

TECH CAMP「マーケティングに役立つおすすめ資格14選。難易度や未経験から学ぶ方法も解説」

JobQ「【最新版】オススメのマーケティング資格一覧|就職・転職でも有利に活かせる!」

SATORIマーケティングブログ「マーケティング担当者におすすめの資格をご紹介!」

ferret「マーケティング関係の資格・検定6選|2019年に挑戦!」

outswan「プロが教えるWebマーケティングの関連資格16選!」

AippearNET「【令和版】マーケティング担当者の必須資格一覧13選」

AipperNET「Google AdWords認定資格とは?難易度や試験対策を解説」

サーティファイ「ネットマーケティング検定」

日本マーケティング協会「マーケティング検定3級」

国際実務マーケティング協会「マーケティング・ビジネス実務検定」

ウェブ解析士協会「ウェブ解析士とは」

日本Web協会「Webアナリスト検定」

一般財団法人 統計質保証推進協会「統計検定」

STUDYing「中小企業診断士はマーケティングに役立つのか」




RUN-WAY編集部

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