共働きの夫婦が非常に増えています。
今の日本において、共働きの夫婦は全体の6割以上にものぼっているようですね。
共働きで働く夫婦に常についてまわる問題が「家事」のコト。
しっかり分担ができておらず、お互いにストレスを抱えているなんてことも多々あります。
この記事では、共働き夫婦向けに、正しい家事分担マニュアルをご紹介します。
共働き夫婦の家事分担がうまくいかないと夫婦げんかの原因にも
共働き夫婦がうまく家事分担を行えれば、毎日の家事を効率よく行うことができるというメリットがあります。
ですが、それだけではなく、家事分担を上手に行えば夫婦円満にもつながるのです。
これは、家事分担が原因でケンカになってしまう夫婦が非常に多いため。
こうした理由からも、家事分担は正しく効率よく行うことが大切なんですね。
家事分担のよくある不満
家事分担がうまくいっていないと、妻・夫ともにイライラが募ってしまい、ケンカのきっかけに発展しがち。
ここからは、妻・夫に分けて、よくある家事分担の不満についてご紹介いたします。
妻の不満
まずは妻側の不満です。
大きく分けて以下の3つがよくある不満として挙げられます。
- 結局自分の方がほとんどの家事を行っている
- 必要以上にひとつの家事に時間をかけすぎる
- 何か言わないとやってくれない
順に詳しくご紹介いたします。
結局自分の方がほとんどの家事を行っている
まず最初の不満は「結局自分のほうがほとんどの家事を行っている」というもの。
共働き夫婦でよくあるケースです。
本来であれば妻5:夫5の割合で家事を行えるのが理想なのですが、結局妻側に偏ってしまい気づけば9:1になっている…なんてことも多々あります。
こうなってしまえば不満を持つのも無理はありません。
また、夫が少ししか家事をしていないのに「自分はしっかり家事をしている」といった自己評価をしている点に不満を持つケースも増えています。
必要以上にひとつの家事に時間をかけすぎる
次によくある不満が「ひとつの家事に時間をかけすぎる」といったもの。
家の掃除を頼んだはずなのに、一箇所の掃除にものすごい時間をかけてピカピカにしていたなど、こだわりポイントがよく分からず不満をもってしまうケースですね。
このケースが面倒なのは、本人はよかれと思ってやっているためすれ違いの原因になりやすい点。
こうした不満を持つ方も多いみたいですね。
何か言わないとやってくれない
何か言わないと動いてくれない・やってくれないといったケースもあります。
これをやって、あれをやってと言わないと特に何もしないといった夫の態度に不満を持つ方が多いようですね。
また、掃除をしてほしいと言ってもやり方があまりわからず、方法についてあれこれ聞かれて疲れてしまうといったケースもあります。
夫の不満
続いては夫側の持つ不満についてです。
こちらも主に3つのパターンに分けられます。順にご紹介いたしましょう。
細かい不満が多い
家事をしたのに、細かい点で妻に注意を受け疲れてしまうパターンは多いようです。
「せっかく良かれと思ってやったのに…」という夫の声は非常に多く聞きます。
やり直ししなければならないことが増えると、時間も倍かかってしまうので家事分担をしている意味があまりなくなってしまいます。
家事のやり方がわからない、聞くと怒られる
もう一つよくある不満として挙げられるのが、家事そのもののやり方がわからず、聞いても怒られてしまうといったケース。
家事のやり方がわからない、でもやらないと怒られるし、やり方を聞いても怒られてしまう…一体どうすれば!?と悩んでしまう夫は多いみたいです。
疲れているのに…と思ってしまう
夫側が「こっちも疲れているのに…」といった不満を感じてしまうケースもあります。
仕事が忙しくてお互い疲れているが故に、家事の押し付け合いのようになってしまう家庭もあるようですね。
こうした状態を避けるためにも、家事分担を上手に行うことが大切なのです。
家事を上手に分担するための3ステップ
家事分担における不満について妻・夫別にご紹介しましたが、こうした状態を避けるためにはどうすればよいのでしょうか。
大きく分けて、3つのステップを踏むことでお互いの不満を解消することができます。
- 必要な家事をリスト化する
- それぞれの担当者を決める
- 担当外のことは任せきる
巡に詳しくご紹介いたします。
必要な家事をリスト化する
まずは、必要な家事をリスト化することから始めましょう。
このリストは、必ず二人で作るようにしてください。
自分がやっていることや、相手にやってもらいたいと思っていることも含めすべて書き出します。
それぞれの担当者を決める
次に、リストアップした家事の担当者を決めて行きます。
二人が出した家事のどれをどちらが担当するか、決定しましょう。
お互いが納得できるような公平な割り振りを行うことが重要です。
ここのステップがなあなあになってしまうと、後に揉め事の原因にもなりかねません。
得意不得意やこだわりがあるかないかで決めよう
自分または相手がやりたい家事やこだわりが強い家事は、優先して担当者にしましょう。
もしやりたい家事がかぶった場合は交代制にするなど、臨機応変にしてルールを明確にします。
お互いの意見を尊重しながら話し合うことが大切ですね。
細かい家事の担当者決めも忘れずに
お互いがやりたい家事をとっていくと、必ずどちらもやりたくないような細かい家事が残ってしまいます。
これに関しても公平にお互いの意見を尊重しながら担当者を決めるようにしましょう。
担当外のことは任せきる
最後に大切なステップがあります。
先程までのリストで決めた家事に関して、担当外のことは相手に任せきる勇気を持つことです。
担当を割り振っても結局文句ばかり言い合っていてはケンカの原因になってしまいます。
それぞれが担当する家事は、その担当者が「責任者」にもなるといった気持ちで分担するのが良いでしょう。
話し合いの時間も大切
上記のようなリスト化を行うことも大事ですが、その後の話し合いの時間も大切。
お互いの得意な家事や苦手な家事について考えたり、ルールを調整するなどしてお互いのことを尊重するようにしましょう。
「言わなくても察してほしい」という気持ちもあるかもしれませんが、言葉にしないと不満がたまって爆発してしまいケンカの原因になりかねません。
こうした話し合いの時間を積極的に設けて大切にしてみてくださいね。