2週間で体が変わる? グルテンフリーな食生活【ワイン&フードスタイリスト/すどうみほこさん】

グルテンフリー




「正月太り解消で、ダイエットしないと」という台詞、いたるところで耳にしているのは私だけではないはず。まあ、年末年始は何かと食べたり飲んだりする機会が多くなるので仕方ないことですよね。ここで、最近出版された「2週間で体が変わる グルテンフリーの毎日ごはん」(溝口徹/大柳珠美著・青春出版社)のご紹介をします。わたしは、フードスタイリングを担当したのですが、海外ではすでに注目となっている、小麦をはじめとする麦を使った食材を避ける「グルテンフリー」。ローカーボ(糖質制限)やファットフリー(無脂肪)によるダイエットよりも人気があるというデータもあり、数年前からレシピ本がさかんに出版されています。

グルテンフリー

パリのセレクトショップ「Merci」で販売されているグルテンフリーのレシピ本。 センスがいいものがたくさん!

グルテンフリーの効果

グルテンフリーを実践すると、体によいさまざまな効果が期待できると言われています。ダイエット効果は知られているところですが、そのほか免疫の過剰な反応を抑えてくれるためのアレルギー改善であるとか、脳の神経伝達物質の動きがよくなるため、集中力や記憶力がアップするなど、関心をもたずにはいられない事柄ばかり。そのほか、頭痛や肩こりの解消や、便秘の改善などなんとも嬉しい効果が。グルテンは体内で活性酵素を除去する物質の働きの妨げをするので、疲労回復と老化防止という側面からもよいということです。

グルテンフリー

手軽で簡単、美味しいレシピで持続可能なグルテンフリーライフを

第2章の「心もお腹も大満足! グルテンフリーレシピ」では、23品のレシピを掲載しています。最新の栄養医学において、効果を高くするためには、グルテンフリーにするだけではなく、一緒に乳製品をカットするのがよいとのこと。そのため、レシピには乳製品が入っていません。どのレシピも素晴らしく、「体にはよさそうだけど、味の方がちょっと、、、、、、」と残念に思うことはありません! 「おからパン」はオオバコパウダーをつかったので、もっちりしていて満足感があります。「キャロットケーキ」はデザートとしてはもちろん、ワインのおつまみにもなるテイストで酒飲みにもオススメ。糸寒天を使用したサラダや、コンビニエンスストアで購入可能なさば缶で作れる「さばとトマトのスープカレー」など、どれも簡単でおいしいものばかり。放牧した牛に牧草だけを食べさせて育てたグラスフェッドビーフなど、少し値が張る食材も紹介していますが、それは特別な日のテーブルで愉しんでいただければと思います。所謂、健康関連のレシピ本にありがちな、機能面訴求のフードの写真はさみしいので、器やクロスも長年仕事をご一緒しているスタイリストさんと話し合って、セレクトしてみました。続けられるグルテンフリーの実践や、心と体の不調を解消するためのヒントなど情報満載です。手にとっていただければ嬉しいです。

 

 

Profil

すどうみほこ
エッセイスト/ワイン&フードスタイリスト
1968年東京生まれ。夫、娘、小型犬とともに東京在住

青山学院大学社会学情報学部ヒューマンイノベーション科修了(修士)。
明治学院大学フランス文学科を卒業後、ワインメーカーに入社。その後、フリーランスとなりワイン・食に関する執筆、講師などをして活動している。
著作に「シャンパン&スパークリングワイン」(主婦の友社)、「フランスAOCワイン事典」(三省堂 共著)、「おいしいワインの基礎知識」(KKベストセラーズ)、寄稿に「Winart」(美術出版社)ほか。
ワインアドバイザー(社団法人日本ソムリエ協会)
シュヴァリエ(フランスチーズ鑑評騎士の会)
シュヴァリエ(シャンパーニュ騎士団)
インスタグラム:オススメレストランなど食情報を発信中!
https://www.instagram.com/dessinerlasaveur/




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RUN-WAY編集部

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