マインドフルネスとは?現代女子に必須の”今ここ”に目を向けた瞑想について【ライター/粕谷麻衣】




ストレス社会と言われる今、重要視されている「マインドフルネス」をご存じでしょうか。

人間関係や将来のこと、仕事のこと、家庭のことなど、さまざまな悩みや問題を抱えがちな現代人は、一旦全ての雑念を取り払って「今この瞬間の自分」に集中した状態をマインドフルネスと呼びます。

マインドフルネスにはさまざまな方法があるだけでなく、メリットも多いため、日々ストレスを感じている方にはぜひ知っておいてほしいものです。

そこで、今回はマインドフルネスについてご紹介します。具体的な方法やメリットなどについて触れていくのでぜひ参考にしてみてください。

マインドフルネスとは

マインドフルネスとは、「今ここにいる自分」に集中した状態を指します。冒頭でも触れた通り、現代人は人間関係や家族のこと、将来のことなど何かと考えることが多い傾向にあります。

また、過去や未来のことについても考えるだけで、精神的に負担を感じる方は多いのではないでしょうか。

マインドフルネス、今この瞬間の自分に集中するため、過去や未来のことも自分から切り離します。

ありのままの自分だけに目を向けるため、ストレスの要因をすべて一旦忘れることができるのが魅力です。

マインドフルネスのメリット

マインドフルネスにはどのようなメリットがあるのでしょうか。

ここからは、具体的な魅力について見ていきましょう。

ストレスの軽減

マインドフルネスのメリットとして、まず挙げられるのが「ストレスの軽減」です。

マインドフルネスは、悩みや不安の種となる要因を一旦忘れ、自分の呼吸に意識を向ける時間となります。ストレスの原因から離れられる時間であることから、結果的にストレスを軽減したり、ストレスを解消したりすることが可能です。

とくに、「ネガティブ思考になりやすい」「些細なこともずっと考え込んでしまう」といった方にとって、マインドフルネスは効果的です。

集中力の向上

マインドフルネスは集中力の向上を期待できるのがメリットです。マインドフルネスの間は、自分の呼吸に意識を向け続けることとなります。

とはいえ、モヤモヤと雑念が生まれたり、無関係なことを考えてしまったりすることがほとんどでしょう。いろいろな思考が生まれるたびに、また呼吸に意識を戻し、その状態を維持し続けるため、「呼吸に意識を向けること」に集中し続けなければなりません。

マインドフルネス中の集中が、本人の集中力向上へと寄与するため、仕事のパフォーマンスや生産性を高めることも期待できます。

「最近集中力が低下してきたな」「業務に夢中になれないな」と感じる方は、ぜひマインドフルネスを習慣にしてみてはいかがでしょうか。

感情のコントロールにつながる

マインドフルネスのメリットの一つに、感情のコントロールができるようになることが挙げられます。とくに「怒りの感情」のコントロールが上手になると言われています。

マインドフルネスでは、自分の感情を客観的に見る時間です。自分の感情を客観的に見られるようになれば、自分の怒りの感情も客観的に見られるようになります。つまり「あ、今私はイライラしているな」「あ、カッとなっている」と自分の感情を俯瞰して見られるようになるため、言動や行動を落ち着いて選択しやすくなります。

怒りに任せて、つい言いすぎてしまったり、やりすぎてしまったりすることがある方は、マインドフルネスにおける感情コントロールのメリットは大きいでしょう。

マインドフルネスの方法

マインドフルネスを始めるにあたって、具体的にどのような方法で行なえばいいのでしょうか。

ここからは、マインドフルネスの主な方法をご紹介します。

瞑想

マインドフルネスの代表的な方法が「瞑想」です。

リラックスできる場所で胡坐をかいて座り、目を閉じます。鼻からゆっくりと息を吸って、口から吐くことを意識しましょう。

瞑想の時間は5分からが目安ですが、難しい方は1分程度からでも問題ありません。短い時間でも、自分の呼吸に意識を向け続けると、瞑想が終わった後に頭の中がクリアになったような感覚を覚えます。

慣れてくると、10分、20分と長く継続していても負担にならなくなってくるので、ぜひ毎日の習慣にしてみてください。

ヨガ

瞑想と同じく、マインドフルネスの代表的な方法と言えるのが「ヨガ」です。ヨガと言えば、運動の一貫といったイメージが強いですが、実はマインドフルネスとしての一面もあります。

身体を気持ちよく伸ばしながら、自分の体の動きや呼吸に意識を向けるため、ヨガを楽しんでいる間はマインドフルネス状態になります。

運動不足を解消しつつ、マインドフルネスも実現できるといった一石二鳥なメリットがあります。

運動不足を感じている方は、ぜひヨガをマインドフルネスの方法として取り入れてみてはいかがでしょうか。

デスクに座って目を閉じるだけでもOK

マインドフルネスは必ずしも一人で行なわなければならないわけではないうえに、決まった形式も存在しません。本人がリラックスして行えるのであれば、どのような環境でもマインドフルネスは可能です。

そのため、仕事の休憩時間にデスクに座ったまま目を閉じて、深い呼吸をするだけでも十分マインドフルネスができます。

マインドフルネスのための時間を確保する必要がないため、忙しい方でも取り入れやすい方法でしょう。

とはいえ、周囲がざわついている環境で行う場合、なかなか自分の呼吸に意識を向けられなかったり、人の話し声に意識が向いてしまい、マインドフルネスにならないこともあります。

あくまでも自分が集中でき、心身がリラックスした状態になれる環境で行ないましょう。

まとめ

本ページでは、マインドフルネスについてご紹介しました。手軽にできるにも関わらず、ストレス発散や集中力の向上などさまざまなメリットがあります。

実際、大手企業やベンチャー企業の中には、マインドフルネスの時間を設けていたり、経営者の多くが瞑想を実践していたりと、国内外を問わずに取り入れられています。

ぜひ、自分のメンタルに不調を感じたときや、ストレス過多に陥っている状況に気付いたとき、集中力が低下したと思ったときには、マインドフルネスにチャレンジしてみましょう。

粕谷麻衣

ライター・キャリアコンサルタント。「子育てと仕事を両立したい」「自分らしく働きたい」「自分の好きなことを仕事にしたい」など、今どきの働き方にフォーカスした情報を発信。取材やインタビューを通して、リアルな声を追求していくことが好き。
自身は一児の子どもを持つシングルマザー。ワーキングマザーとしての人生を楽しく謳歌中。




RUN-WAY編集部

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