仕事中にストレス解消!業務中でも簡単にできるマインドフルネス【ライター/粕谷麻衣】




ストレス社会と言われる現代において、注目されている「マインドフルネス」についてご存じでしょうか。マインドフルネスは、ストレス解消や集中力の向上などさまざまなメリットがあるため、精神的に疲れやすいビジネスパーソンにおすすめの習慣です。

とはいえ、マインドフルネスをするための時間を確保するのは難しいのが事実でしょう。そんな方には、仕事中でもできるマインドフルネスをおすすめします。

今回は、マインドフルネスの概要や、マインドフルネスの方法などについて詳しくご紹介します。

マインドフルネスとは

マインドフルネスとは、今ここにいる瞬間に集中することを指します。過去や未来などにとらわれることなく、この場に存在している自分だけに意識を向けるのが特徴です。

マインドフルネスをしている間は「今日の会議、気が重いな(未来)」「昨日、なんであんなこと言ってしまったんだろう(過去)」など、さまざまな悩みから解放されます。とにかく「今ここ」に集中することであるため、悩み事が多い方や、考え事が多い方ほど必要な時間であるといえるでしょう。

マインドフルネスのメリット

マインドフルネスにはどのようなメリットがあるのでしょうか。

ここからは、具体的なメリットについて詳しく触れていきます。

ストレス解消

マインドフルネスのメリットとして、まず挙げられるのがストレス解消です。マインドフルネスの最中は、普段考えがちな「モヤモヤしたこと」「イライラしたこと」「不安なこと」から離れています。

また、マインドフルネスは自分の心と向き合う時間でもあるため、普段制御している心を解放する時間でもあります。

マインドフルネスを行うことで、ネガティブな思考を切り離すことができ、心にかかっていたさまざまな負担を取り除くことにつながるのです。

集中力の向上

マインドフルネスは、特定のポイントに意識を向け続けて集中するため、集中力の向上が期待できます。

たとえば、「呼吸に意識を向けること」に集中する場合、マインドフルネス中は何も考えず頭を空っぽにして自分の呼吸に集中し続けなければなりません。

慣れるまでは、5分や10分程度であってもなかなか呼吸だけに集中するのは難しいもの。マインドフルネス中であっても、ふと「お腹が空いたな」「外で車が走っているな」などと考えてしまうことが多いです。

マインドフルネスを継続していくことで、徐々に自分の呼吸のみに意識を向けられるようになり、結果的に集中力が高まっていくことが期待できます。

精神の安定・心に余裕が生まれる

マインドフルネスを行い、ネガティブな感情から離れたり、自分の心と向き合うことは精神の安定や心に余裕をもたらしてくれます。

モヤモヤとした負の感情は、意識しなくても頭に浮かんでしまいやすく、常に本人を苦しめる要素の一つです。しかし、マインドフルネスで精神の安定や心の余裕を獲得できれば、ネガティブに支配されにくくなり、前向きで明るい気持ちを維持しやすくなるでしょう。

精神や心の余裕が、結果的に仕事のパフォーマンス向上につながったり、良好な人間関係の構築につながったりすることも期待できます。

日々、ストレスで心がすり減っていると感じる女性は、マインドフルネスがおすすめです。

仕事中でもできるマインドフルネスの方法

ここからは、仕事中でもできるマインドフルネスの方法をご紹介します。一番ストレスを感じやすい「職場」で、ストレス解消をしたいと考える方は多いでしょう。

マインドフルネスは特別な準備は不要であるため、思い立ったときにできるのがメリットです。そのため、仕事中であっても可能なマインドフルネスが少なくありません。

ここからは、仕事中でもできるマインドフルネスの方法についてご紹介します。

ペンの先に意識を向ける

仕事中でもできるマインドフルネスの方法として、まず挙げられるのが「ペンの先に意識を向けること」です。持っているペンなら、ボールペンでもマジックペンでも問題ありません。意識を向ける対称として、ペンの先をじっくりと観察してみてください。

ペン先の質感や色、大きさ、形などに目を向けている間は、まさにマインドフルネスの状態です。他のことを考えず、全力でペン先に意識を向け続けてみましょう。

1分だけ目を閉じて深呼吸を続ける

マインドフルネスと聞くと、「長時間呼吸に意識を向け続けなければならない」といったイメージがあるかもしれません。しかし、1分程度であっても十分にマインドフルネスの効果は実感できます。

ちょっと目を休める程度のような感覚で、1分だけ目を閉じて深呼吸を繰り返しましょう。深呼吸を繰り返すことに意識を向ければ、雑多な感情やネガティブな思考に頭の中が支配されてしまうことはありません。

わずか1分だけですが、マインドフルネスが終わった後に目を開けてみると、頭の中がクリアになったような感覚を得られます。

心を空っぽにして同僚の話に耳を傾ける

業務中のマインドフルネスとして、簡単なのが「同僚の話に耳を傾けること」です。人は、相手の話を聞きながら、別のことを考えていることが少なくありません。「この話に対して何て返答しよう」「この話あとどれくらいかかるのかな」など、相手の話を聞いているつもりが、いろいろなことが頭をよぎってしまう……といった経験をしたことがある女性は多いのではないでしょうか。

心を空っぽにして、同僚の話にしっかりと耳を傾けることはマインドフルネスに近い効果があります。相手のすべての言葉を吸収するようなイメージで、一言一句逃さないような姿勢で聞いてみましょう。

まとめ

今回は、業務中でも可能なマインドフルネスについてご紹介しました。マインドフルネスと聞くと、胡坐をかいてしっかりと深呼吸するといったイメージがありますが、実は工夫次第でどこにいても、どのような環境でも実践することが可能です。

「職場でストレス解消をしたい」「職場でネガティブな気持ちになりやすい」と悩んでいる方は、ぜひ日々の業務の中にマインドフルネスの時間を設けてみてはいかがでしょうか。

粕谷麻衣

ライター・キャリアコンサルタント。「子育てと仕事を両立したい」「自分らしく働きたい」「自分の好きなことを仕事にしたい」など、今どきの働き方にフォーカスした情報を発信。取材やインタビューを通して、リアルな声を追求していくことが好き。
自身は一児の子どもを持つシングルマザー。ワーキングマザーとしての人生を楽しく謳歌中。

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RUN-WAY編集部

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