「仕事と家事の両立はできるかな?」「将来のパートナーはどんな人だろう?」「結婚したらどんな生活になるのかな?」「介護ってしなきゃいけないのかな、田舎に帰るのはいやだな…」あれこれ考えだすとキリがなく、なんだか不安になってしまうこともありますよね。
しかし、近年、国や地方自治体、そして企業などが積極的に推進しているのが、ワークライフバランスをしっかりと考えること☆
ワークライフバランスとは、「仕事と生活の調和」という意味ですが、なぜ今この言葉が広く定着してきているのでしょうか。ここではどのようにワークライフバランスを充実させることができるのか、ご紹介します!
1、ワークライフの定義
ワークライフバランスというのは、「私生活がしっかりと充実していることで仕事の効率が上がり、仕事がうまくいっているから、プライベートも楽しめる」というように、私生活と仕事の相乗効果を高めるための取り組みのことです。
このワークライフバランスの必要性が議論されるようになった背景には、仕事による過労が原因で心の病になってしまったり、仕事のキャリアを守るために子供を生むことを諦めたり、安定した仕事につけないことが原因で経済的な自立ができないといった、社会格差の固定化、メンタルヘルスなどの健康障害、ワーキングプアなどの深刻な社会問題が影響しています。
多様化するライフスタイルや、子育て・親の介護などといった人生の大切な時期に応じた働き方を選べる仕組みづくりを行うことで、働く人の全てが充実した私生活とやりがいのある仕事を両立できるワークライフバランスの実現が、これからの日本にとってはとても重要だと考えられているのです!
2,バランスはどれぐらい?
ワークライフバランスとは、人生における、仕事とプライベートのバランスのことを指す言葉です。
ワークライフバランスと聞くと、天秤のようにつり合う姿を理想と考えてしまいがちですが、常に仕事とプライベートを50:50にすることが良いとも限らず、人によって考え方によって変わってくるものです☆
例えば、キャリアアップを目指している人と子育てを頑張りたい人との仕事とプライベートのバランスは違いますよね?
どちらが良い、どちらが悪いということではなく、このバランスは人それぞれ捉え方が違ってよく、このバランスがいい状態だと自分の理想に合わせられるようになると、人は充実感を得ることができ、逆にバランスが悪いと、強いストレスを感じてしまいます。
仕事に対する意欲、プライベートで没頭していること、人それぞれ、何に注力しているかによって、理想のライフワークバランスは異なります。
ストレスが多いな、と感じたら、まず自分のライフワークバランスを見直し、改善していけるポイントを探してみましょう☆
3、女性に優しい福利厚生
女性の積極的な社会進出が推奨されているにもかかわらず、育児や家事といった仕事以外の責任が女性ひとりの肩に重くのしかかっている状況は、まだまだ続いてしまっていますよね。
社会に踏み出した女性が、ワークライフバランスを実現するための手段のひとつとして、福利厚生は大事なポイント☆
ここでは、その代表的なものをいくつかご紹介します!
①マタニティ休暇
検診受診時や、妊娠による体調不良の際に取得可能な休暇。
②出産サポート休暇
配偶者が出産するときに取得が可能な休暇。
③育児休業
子育てに専念するため一定期間認められた休暇。子供が1歳になるまでが一般的ですが、企業によっては3歳まで認めているところも。
④短時間勤務制度
子供が小学校3年生になるまで、労働時間を1〜2時間短くすることを認めた制度。8時半〜14時まで勤務するというスーパー時短勤務を設けているところもあります。
⑤事業所内保育所
企業が事業所内に設置した社員の子供が利用できる託児所です。一般の保育園では難しい病中病後の子供の預かりを行ってくれる託児所を設けている企業も。
会社によっていろんな福利厚生があり、独自の制度を設けている会社も増えてきているので、自分の会社にはどんなものがあるか調べて利用できそうなものは利用してみましょう☆
ほとんどの女性が出産を機に一度は会社を辞めていても、10年後、20年後にもう一度働きたいと考えている人が増えていて、キャリアを諦めずにプライベートを両立できる環境が増えてきています☆
選択肢が多様化するなかで大切なのは、自分だけの判断基準をもって選びとること!
誰かの理想や要望に応えるのではなく、もっと自分に素直になって理想のライフワークバランスを叶えてくださいね☆