デスクワークや在宅ワークなどで外に出る機会が減った現在。ストレス解消ができずに困っている方は多いのではないでしょうか。今回は、ストレス発散に効果的な運動ができるジムについて解説していきます。疲れがたまっている方こそ、ぜひ参考にしてくださいね。
あなたのストレス発散、本当に発散されていますか?
イマドキ新社会人に理想のストレス解消法について質問したところ(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000368.000005889.html)、「好きなものを食べる」(58.6%)が最多で、「人と話す/話を聞いてもらう」(51.1%)や「旅行をする」(48.0%)などのストレス解消法が上位に選ばれました。
・思ったことを言えない
・経験値が低いため自信が持てない
・自分の行動を振り返ってネガティブになってしまう
このような方は、ストレスをためやすい傾向にあります。
ストレスの原因となるストレッサ―は至る所にありますので、ストレスは、毎日の生活で確実にたまっていきます。毎日の残業や家庭の問題、デスクワークで体を動かす機会が少ない、感受性が強いなど、人によってそれぞれです。
ストレスによって引き起こされる状態は、簡単に言うと下記のとおりです。
ストレス反応:精神的な落ち込みや血圧上昇、過食など
→幸せホルモンと呼ばれるセロトニンや男性ホルモンのテストステロンの分泌が減少
→うつ症状や身体的な病気に発展
重要なのは、日頃からストレスを発散する習慣をつけることです。
自分に合わないストレス解消法では効果がない
自分に合った方法でないと効果はありません。まずは、自分がどんな時にリラックスできるか、楽しいと思うかを考えてみましょう。
- 誰かといたい寂しがり屋タイプ:友達と会っておしゃべり
- 一人でいるほうが安らぐタイプ:犬の散歩に行ったり、一人で出かけたりする
- 家でゴロゴロしていたいタイプ:自宅で読書やテレビ・映画鑑賞
- 落ち着いていられないタイプ:楽しいイベントに出かける
モヤモヤした感情をため込んでいると、爆発しかねません。しっかりストレス発散をしましょう。
ただ、飲酒、カフェイン、やけ食い、やけ買いは注意です。友達とたまに飲むような楽しいお酒はいいですが、毎日の晩酌でストレスは解消できません。また、買い物でストレスを発散するのも危険です。後で「無駄なものを買った」と落ち込むことになったら、逆にストレスをため込んでしまいます。
おすすめストレス解消法
入浴は、「心の疲労回復剤」といわれています。身体を清潔にし、血行促進、新陳代謝を促し、筋肉痛を和らげ、神経をリラックスさせることができます。特におすすめなのが、就寝前の入浴。38〜40度のぬるめの湯にゆっくりつかることで、ストレス回復に効果的ですよ。
また、音楽にも、気持ちを落ち着かせて心身をリラックスさせる効果があります。好きな音楽を聞くと不思議と気分がよくなっていきます。リラクゼーションミュージックもいいですし、カラオケなどで大きな声で歌うこともストレスの発散に大いに役立つでしょう。
運動はどんな人にもおすすめできるストレス解消法
運動することは、ストレス発散にとても適しているといえます。一人黙々と運動することも、スタジオプログラムに参加してみんなで楽しむこともできます。ジョギングやウオーキングは単純作業に似ているから、頭を空っぽにするのに有効ですよ。
ストレスを発散する方法として有名なのが、休養すること、趣味を楽しむこと、運動することなどです。なかでも運動に関しては、実際に科学的に「身体の活動量が多いほうがうつ症状が出にくい」と報告されています。
筋トレはストレス発散になる?
ジョギングや水泳などもストレス発散になりますが、特におすすめしたいのが、筋トレです。筋トレをすることで、セロトニンやテストステロンのようなストレス減少につながるホルモンを活性化させられます。
- セロトニン:ストレス解消に重要な睡眠の質の向上
- テストステロン:集中力ややる気の上昇
ランニングのような有酸素運動は、海馬に著しいプラス効果があることが確認されています。「ランナーズハイ」を経験することがあるのは、そのためなのです。
また、ストレスを溜めていると、前頭前皮質などの感情処理をつかさどる脳領域への血流量が低下します。運動をすると、心拍数が上がりますよね。その拍動で全身に送り込まれる血流量が増加して、重要な臓器や運動中の筋肉に酸素や栄養素を運ぶのです。
その運搬先には、もちろん脳も含まれていますから、ストレスの蓄積による脳への悪影響を緩和できるというのです。
ストレス解消の筋トレにはジムがおすすめ
2021年に発表された研究では、コロナ禍によってにもたらされた不安、ストレス、抑うつが、中程度から高強度の運動によって低下したことが判明しています。
筋トレをするなら、ジムでやるのがおすすめです。ここでは、ジムで実践したい筋トレについてまとめていきます。初めて筋トレをしてストレス発散をする人、これからジムに通ってみたい人、どうやって運動すればいいかわからない人は、ぜひ参考にしてください。
頻度は週2~3回がおすすめ
トレーニングは疲労の蓄積を予防しながら筋肉をしっかり使えるようにすることが大切。そのため、筋トレは毎日やるよりも、適度に休養日をはさみながら週に2〜3回するのがおすすめです。慣れてきて頻度を増やすと、その分の疲労がストレス蓄積を招いてしまいますので、適度な運動を心がけてください。
インターバルをはさんでも体が疲れている場合は、休養日を長くとるか、使う筋肉を変えるなどして対策するのがおすすめです。 1日30分の運動を行う余裕がなければ、毎日10〜15分の運動を組み込むだけでもストレスレベルに大きな違いが生まれますよ。
まとめ
ストレスを受けやすいタイプの人こそ、ぜひジムでの筋トレを日常生活に取り入れてみてください。筋トレを行うときにジムで行うと、短時間で多くの筋肉に刺激を与えられるだけでなく、トレーニングのプランを立てやすいのがメリットです。また、フリーウエイトトレーニングであれば、適宜休憩をとれますので、疲れやすい方にもおすすめですよ。
ただ、ジムは心身の負担になってしまうと通いにくくなります。自分に無理のないように、運動を日常生活に取り入れてストレスの少ない生活を送りましょう。