自己紹介で使える!おすすめの座右の銘




皆さんは、「座右の銘」はありますか?

人生の指針にもなりえるものですが、突然聞かれると意外と慌ててしまうもの。今回は、座右の銘にできることわざや四字熟語、偉人や有名人が残した名言からマンガのキャラクターの言葉まで、おすすめのフレーズを紹介します。

あなたの「座右の銘」を決めてみませんか?

そもそも「座右の銘」ってなに?

そもそも「座右の銘」とは何でしょうか?

ニュアンスとしては知っているものの、明確に説明できる人は少ないのではないでしょうか。

成功している人の多くは自分なりの信念や信条を持ち、それを元に行動しているもの。「座右の銘なんて考えたこともない!」という方は、答えられずに困らないよう、あらかじめ決めておきましょう。

「座右の銘」とはどういう意味?

  • 「座右」:座っている所のかたわら、手近な所
  • 「銘」:心に刻み込んでいる戒めなどの言葉

後漢王朝の時代の中国の文人、崔瑗(さいえん)の「座右銘」という二十句百字から成る文章の、始めの四句二十字が由来とされております。

「人の短を道(い)う無かれ、己の長を説く無かれ」から始まる内容です。

分かりやすく説明すると、「他人の短所を指摘するな、自分の長所を自慢するな」という意味。実際に崔瑗は、自分が座る場所から見て右側に書き記し、戒めとしておいていたそうです。

自己紹介で「座右の銘」を使うメリットとは?

座右の銘は、自身が行き詰まったときのヒントになったり落ち込んだときの励ましになったりし、人生においての道しるべになる言葉です。

ことわざや四字熟語、過去の人物の言葉や、現在ではアニメやマンガなどから座右の銘を決めている人も多くいます。自分の人生の羅針盤となるような言葉を選びましょう。

自己紹介で使えるおすすめの座右の銘

ここからは、実際に座右の銘に使えるさまざまな言葉をご紹介します。

ぜひ参考にしてください。

①<ことわざ・四字熟語編8選>

最初にことわざと四字熟語を紹介します。短いものでもさまざまな意味を持つので、自分に適したものを探してみてください。

言うは易くおこなうは難し

言うのは簡単だが、実際に実行することは難しいということ。

「塩鉄論」という、古代中国漢の時代に行われた会議の内容がまとめられた経済政策書が由来とされており、日本には平安時代に伝わったと言われています。

現在でも実際に行動して結果を出すことが重要とされるので、特に社会人には刺さることわざではないでしょうか。この言葉を座右の銘にしている方もいるのではないかと思います。

弘法筆を選ばず

本当の名人や達人と呼ばれる人は、道具や材料の良し悪しなどは関係なく一流の仕事をするということ。

書の達人だった弘法大師は、どんな筆を使っても見事な書を書いたとのいう言い伝えが元となったことわざです。

名人は道具を選ばないという意味よりも、「未熟者が道具や材料をできないことの言い訳にしてしまうのを戒める」言葉として使われることが多いようです。

深い川は静かに流れる

真に実力のある人や、思慮深い人は決して騒ぎ立てず、冷静に行動するというたとえ。

英語のことわざである「Still waters run deep.」を日本語に訳したもの。

浅い川は水量が少なく、大きな音が出ることとは反対に、深い川は水量は多いが音を立てず、静かである様から、川の深さで人間の思慮深さを例えたことわざです。

思慮深く、分別のある人は、穏やかでやたらに騒がないもの。それに対して、出来ていない人ほど騒々しいものだということを表しています。

初心忘るべからず

物事に慣れると、慢心や過信してしまいがちだが、始めた頃の謙虚で真剣な志を忘れずに持ち続けていかねばならないということ。

物事を始めた頃の気持ちを忘れないことが一般的な意味。同時に、「自分の未熟さ、つたなかったときのことを忘れてはならない」という意味も持っています。

質実剛健

飾り気がなく、まじめで、強くてたくましいこと。

「質実」(誠実であること)と「剛健」(心が強く身体が健康なこと)を組み合わせて生まれた四字熟語と言われています。基本的に他者を褒めるための言葉として使われることが一般的なので、座右の銘として人に紹介するときは、「質実剛健な人間を目指しています」など「これからの目標である」ことをアピールしましょう。

初志貫徹

最初に心に決めた事を最後まで貫き通すこと。

「初志」は、最初に考えた事や気持ちをいい、「貫徹」は、貫き通す、やり通すことを意味します。物事を最後まで成し遂げた際には、周囲の評価も確かなものとなり、人々の信頼を勝ち取ることにもつながります。言葉だけで終わらない実現力をも表しています。

気骨稜稜(きこつりょうりょう)

自らの信念を曲げず、厳正に貫き通そうとすること。する態度のこと。

「気骨」は自分の信念を曲げない、貫こうとする気持ち。 「稜稜」は威勢があって気性の厳しい、厳正という意味です。信念に自信を持ち、他に屈せず最後まで決めたことをやり通す、という貫き通そうという気概を表現している四字熟語です。

泰然自若

落ち着きはらっていて、何事にも動じないこと。

「泰然」は落ち着いていて、物事に動じないという意味です。「自若」は、重大なことが起こっても、少しも動じないさまのことを言います。ただ落ち着いているわけではなく、何事にも動じないというところが大きな意味を持つ四字熟語です。

②<偉人・有名人の名言編8選>

次に、偉人や有名人の言葉を紹介します。

困難を乗り越えてきたからこそ生まれた言葉は、多くの人の心に響きます。ぜひ参考にしてみてください。

暗いと不平を言うよりも、あなたが進んで明かりをつけなさい。(マザー・テレサ)

マザー・テレサが実践してきた行いが集約されている言葉です。

自身の周囲の物事や環境に不満を言う前に、自らが希望となり現状を解決、変えていくことが大切だということが分かります。

自分がつらい状況になったときにこの言葉を思い出して、進んで行動したいものです。

人生はいたって単純。競争なんて本当は存在しないし、勝たなきゃいけないレースもない。(スーザン・サマーズ)

どんなことでも差ができてしまう以上、競争や勝負のことを意識してしまうかもしれませんが、そう考えているのは自分だけかもしれません。大切なのは自分の成長であり、他人と競うことではないことを思わせてくれる言葉です。

恐怖はつねに無知から生じる。(エマーソン)

知らないから恐ろしい。自分の想像が恐怖を作っている。必要以上に怖がる必要はないということを教えてくれます。

恐怖というのは、実は原因を知れば解決することばかり。「知らなくて怖い」ということは、新しいことに挑戦し、成長できる機会の一つなのかもしれませんね。

昨日から学び、今日を生き、明日へ期待しよう。(アインシュタイン)

理論物理学者だったアインシュタイン。それまでの物理学の認識を根本から変え、「20世紀最高の物理学者」とも評されています。

そんなアインシュタインでも、はじめは周囲の理解を得られにくく、挫折した経験もあったとのこと。現代を生きる私たちも同様に、今に集中するというのは、とても難しいものです。

アインシュタインの残した名言は、昨日までの出来事は、全て今日を生きるための教訓だと教えてくれます。

  • 昨日から学び(前回のゼミの復習)
  • 今日を生き(しっかりと授業を受けて疑問を持って次の学習内容の予習をこなし、次に備える)
  • 明日へ期待(次回の授業がしっかりと理解できる)

これが出来れば、過去にとらわれることなく、未来を憂うのでもなく、明日へ期待しながら今をしっかりと生きられるはず。仕事で毎日を忙しく過ごす現代人こそ、毎日をただのルーティンワークのように、何気なく過ごしてしまうのではなく、今日一日をしっかりと生きましょう。

努力する人は希望を語り、怠ける人は不満を語る。 (井上靖)

芥川賞作家の井上靖の言葉です。

人は、本気で努力していれば希望を自然と語り、怠けていれば不満ばかり語るものです。

今は未来に希望が見えずとも、努力し続けていれば希望が湧くという、明るく前向きになれる言葉ですね。

意志あるところに道は開ける(エイブラハム・リンカーン)

アメリカ合衆国第16代大統領だったリンカーン。

国政を目指し始めてから大統領になるまでは、およそ30年近い歳月がかかりました。どれほど困難で難しい道でも、成し遂げようとする強い意志があれば道は拓ける。それを体現するような一言ではないでしょうか。

結局は細かいことを積み重ねることでしか頂上にはいけない。それ以外に方法はないということですね。(イチロー)

元メジャーリーガーで、今や世界を代表する野球選手となったイチロー。彼の偉大な記録は、一本の安打を積み上げていくことで達成されました。

人は楽をしたがるもので、目標や夢を目指す中で近道や手っ取り早い方法を探しがちです。ですが、イチローがやってきたことを考えれば、コツコツと努力して行くのが一番の近道だと分かるはず。地味な仕事や日々のルーティーン作業につかれた時こそ、この言葉を思い出したいものです。

千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を練とす。(宮本武蔵)

生涯にわたって真剣勝負に一度も負けたことがない偉大な剣豪の宮本武蔵。

「千日継続し続けることで自らを鍛え、さらに万日継続することで自らを練り上げる」というこの言葉からは、一日一日の努力を疑わず、続けていくことが重要だということが伝わってきます。

③<マンガ・アニメ編5選>

マンガやアニメで人生を学ぶ人も多いのではないでしょうか。子どもから大人まで親しみやすく分かりやすいため、覚えやすいセリフが多いですよね。

そこで最後に、マンガ・アニメから、座右の銘に使える言葉を紹介します。

目標だけどゴールじゃない。道はずっと続いている。(ヒカルの碁)

囲碁を通じて成長していく主人公を描いた「ヒカルの碁」。この言葉は、主人公ヒカルに対し、ライバルが言った言葉です。

目標が達成されたなら、以前より成長しているということであり、その頃には新しい目標が生まれているはずです。目標が達成してもそれで終わりというわけではありません。さらに次に自分を前進させてくれる名言ですね。

いちばんいけないのは じぶんなんかだめだと思いこむことだ(ドラえもん)

子供から大人まで愛され続ける『ドラえもん』。一度は見たことがある方は多いのではないでしょうか。

物語の中で、たくさんの名言が生まれていますよね。

ドラえもんには片思いの猫がいて、友達になりたいものの照れて気弱になり一歩踏み出せずにいました。

ここで紹介するのは、そんなドラえもんにのび太君が放った一言です。

自分なんかだめだと思ってしまうことでよりダメになってしまいます。自信を持つ勇気を持ちましょう。自信こそが、行動をおこす原動力なのです。

足手纏いなのは力のない者ではない、覚悟の無い者だ(BLEACH)

連載20周年プロジェクトで盛り上がる人気マンガ『BLEACH』。迫力の剣戟とともに数多く放たれた“名言”も魅力の1つです。

ファンから「社会に出てから役立ちそうな名言が多いよね」「心に刺さるセリフばかりで私のバイブルです」と言われるくらい、日常生活にも通じるメッセージ性を強く感じさせます。

ここで紹介する「足手纏いなのは力のない者ではない、覚悟の無い者だ」は、仲間から、「力を失くした戦士は足手纏いだ」と戦力外通告をされ落ち込む織姫。そんな織姫にルキアは、「悔しくはないのか!!」と問い詰めます。

人生において何事かをなそうとする時、一番大切なのは 「覚悟」なのです。たとえ力不足であろうとも、必死で頑張る人間を足手まといだなんて思うことはないはず。「覚悟」を「やる気」と置き換えてみるとグッと身近な言葉になるでしょう。

あきらめたらそこで試合終了ですよ…?(スラムダンク)

バスケットボールを題材にした漫画で金字塔を打ち立てたスラムダンク。「スラムダンクと言えばこの名言」というくらい、広く知れ渡っている名言です。

「あきらめたらそこで試合終了だよ」この言葉はスラムダンクの中で2回登場しています。

逆転するために必死でボールを追いかける三井寿ですが、勢い余って席に激突し、ボールはコートの外へ。「もう勝てない」と思った時、安西先生がボールを手渡して、「諦めたらそこで試合終了だよ」と言います。

2回目の登場はインターハイ2回戦、湘北と山王の試合。20点差以上ついた絶望的な状況で桜木に「あきらめたらそこで試合終了ですよ…?」と問いかけます。どちらの場面も、非常に絶望的な状況です。しかし彼らは安西先生の言葉通り、あきらめずに勝利をつかむのです。

シンプルな言葉ですが、いまだに多くのファンの心に残っている言葉でもあるでしょう。

あきらめそうになった時、最後まで諦めないで全力を尽くすことの大切さを思い出させてくれます。

大いなる力には大いなる責任が伴う(スパイダーマン) 

映画やコミックをはじめ、さまざまなメディアで大人気のアメコミヒーロー・スパイダーマン。この言葉は、主人公の叔父が言ったもので、主人公がヒーローであり続けるための重要な動機であり、スパイダーマンというヒーローを象徴する言葉となっています。

主人公は特別な力を手に入れた後、その力におぼれてヒーローらしくない振る舞いをしてしまいます。目の前で起こった問題を解決できる力がありながらも、何もしなかったことで「叔父の死」という悲惨な結果を迎えてしまうこととなりました。

現実では、人間にヒーローのような特別な力はありません。しかし、責任を果たさなければならない時は必ず訪れるでしょう。そんなとき、この言葉を胸に物事を成し遂げた時、ヒーローのように勇敢な人物となっているはずです。

まとめ

いかがでしたか?

座右の銘は三者三様、十人十色です。座右の銘は、自分の人生の目標や指針になるものであり、一つだけに絞らなくてもOK。人によって違うのは当たり前で、誰かと同じである必要はありません。

座右の銘を持っていると、自身が行き詰まったときのヒントになったり、落ち込んだときの励ましになったりします。人生においての道しるべになりえます。

どのように生きていくのか、今一度自分自身と相談し、ぜひ自分にあった座右の銘を見つけましょう!




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RUN-WAY編集部

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