TwitterやInstagram、FacebookやLINEなど、今ではSNSを使っていないという人はほとんどいないでしょう。日常の枠を超えて様々な人たちと繋がったり、自分の投稿に反応をもらったり。
そういった楽しさの反面、疲れを感じてしまうときもありますよね。
そこで、今回は適度にSNSを楽しむために、疲れてしまう原因と対処法についてお話します。
SNS疲れとは?
SNS疲れの定義
ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)やメッセンジャーアプリなどでのコミュニケーションによる気疲れ。長時間の利用に伴う精神的・身体的疲労のほか、自身の発言に対する反応を過剰に気にしたり、知人の発言に返答することに義務感を感じたり、企業などのSNSで見られる不特定多数の利用者からの否定的な発言や暴言に気を病んだりすることを指す。(出典:コトバンク)
20代女性に多い
株式会社アスマークのアンケート調査(N数=1,000)によると、42.7%の人がSNS疲れの経験があるそうです。
特に20代女性は65.0%と、SNS疲れの経験がある人が多くなっています。
SNSの中では特にFacebook疲れが多い
「Twitter疲れ」や「Facebook疲れ」、「LINE疲れ」など、SNS疲れには色々な種類があります。特に多いのがFacebook疲れです。
SNS疲れを感じてやめたことのあるサービスとして、一番名前の上がるSNSがFacebookです。
SNS疲れの症状例・事例
SNS疲れでよくある症状例を紹介します。
身に覚えがあれば、あなたもSNS疲れかもしれません。
【症状例1】自分が投稿したいものではなく、友達に注目してもらえて、「いいね」がもらえそうな投稿をするようになる。
【症状例2】日常生活においても、SNSで「いいね」がもらえるか?が行動の基準になっている。例えば、旅行先を考える時も、「インスタグラムで映えそうなところか?」が一番の決め手になっている。
【症状例3】投稿に義務感が伴う。「投稿したい」よりも「投稿しなくちゃ」の気持ちの方が強い。
【症状例4】友人の楽しそうな投稿に嫉妬しがち。
【症状例5】「いいね」がついてないか?コメントが来てないか?が気になって、一日中スマホを見てしまう。
【症状例6】いいねの数や友人の数を他人と比べて、優越感や劣等感を感じている。
SNS疲れの原因
SNS疲れになってしまう原因は次の4つです。
【原因1】誰とでも繋がってしまう
間口が広いのがSNSのメリットですが、デメリットでもあります。少しでも知り合うと友だち申請は断りづらく、ついつい職場の人や、リアルな人間関係が薄い人とも繋がってしまいます。
そうすることで、自身のプライバシーや相手のことを考えると何を投稿していいかわからなくなってしまう事態に。
【原因2】友だちの反応に対する期待やプレッシャー
共感や称賛が欲しかったのに、あまり反応が見られないと正直、ガッカリしてしまいますよね。このようにコメントや「いいね!」など、投稿に対しての反応に期待やプレッシャーを抱えてしまうことも、SNS疲れのひとつの要因です。
「いいね!」欲しさに過剰な投稿をしてしまう人も少なくありません。
【原因3】友だちの投稿にやきもき
友だちが投稿をしたら、何かしらのレスポンスを返さなければという義務感に襲われます。特にLINEでは読んだら既読が付いてしまいますし、何らかの返信をしなければと感じますよね。
それに、SNSではいわゆる「リア充」投稿が多いもの。自分が落ち込んでいるときに友だちの明るい投稿を見るのは、気分の落ち込みに拍車をかけてしまいます。
また、友だちが愚痴を言ったり、誰とは特定しないまま悪口を書いていたりすると、自分のことではないかと疑心暗鬼になることも。
【原因4】SNSを利用し過ぎる
暇さえあれば、スマホやパソコンを取り出して、SNSをチェックしていませんか?
あまり長い時間、SNSに囚われてしまうのは大変危険です。「友だちの動向が気になりすぎてしまう」、「自分がどう思われているか心配になる」など、SNSに依存してしまうとリアルな人間関係を壊しかねません。
SNS疲れの対処法
【対処法1】リアルの人間関係を大切に
リアルな繋がりもある友だちの場合、SNSはあくまでリアルの補完ツールだということを頭に置いておきましょう。リアルの人間関係ができているからこそSNSでのコミュニケーションもうまく成り立つのです。
文章のみでのやり取りは誤解を生む恐れがあり、とても難しいこと。SNSだけのコミュニケーションは難しいものなのです。
SNSに投稿しているからいまさら話さなくても……なんて思わないで、実際に会って話をすることを大切にしてください。
【対処法2】SNSの使い分けをする
LINEは本当に親しい人のみ、Facebookはリアルである程度交流している人のみ、TwitterやInstagramはあえてリアルとは関係ない人のみの繋がりにするなど、SNSを使い分けてみましょう。
そうすれば、気の遣い方もSNSごとに分ければいいので、負担が軽くなっていきます。
【対処法3】SNSの断捨離をする
思い切ってSNSの断捨離をするのもひとつの手です。あまり投稿しないSNSや自分が疲れを感じているSNSアカウントはいっそのこと消してしまいましょう。
親しい人にだけ事情を説明し、新しいアカウントに移行するなり、完全にやめてしまうなり、居心地の良いSNS環境を作りなおすのです。
【対処法4】SNSの利用をコントロールする
特にSNS依存症気味になっている人は、SNSの利用をコントロールするように心がけましょう。通勤途中や昼休み、夕食後など、SNSを使う時間を決めて、それ以外の時間は見ないようにするのです。SNSの利用をコントロールするアプリもあるのでぜひ活用しましょう。
週末は通知をオフにする、お出かけをしてパソコンやスマホから物理的に離れるなどしてSNSを休む日を作るのもアリです。日光浴をしたり、趣味に没頭したり、SNSから離れる時間を作ることで、疲れがほぐれます。
まとめ
いかがでしたか?SNSは様々な人といつでもどこでもコミュニケーションがとれる便利なものですが、なくてはならないというほどのものでもありません。あまり気にしすぎずに、楽しく快適に利用してくださいね。