今回お話を伺ったのは、株式会社Saleshub(セールスハブ)代表取締役の江田学さんです。高校生のころから起業を意識し始め、若くしてさまざまな事業の立ち上げに携わるなどチャレンジを続けてきました。
セールスハブのサービスへの想いやお仕事のやりがい、これまでの道のりについて聞きました。
企業と個人をつなぐ営業プラットフォームを運営
弊社では、簡単に言うと“第三者の「サポーター」が企業とお客さんをつなぐ”サービスを提供しています。たとえば「鮮魚を仕入れたいと思っている飲食店はないかな」とお客さんを探していた企業さんは、適した飲食店につないでもらえるようになります。そして、サポーターさんは、知り合いの企業と、登録企業をつなぐことで、商談アポのセッティングや商談成立によるお祝い金を受け取ることができ、副業のように利用することができます。
今はリリースからちょうど1年ほど経ったころ。登録企業数は1000社を超え、おかげさまで口コミによってどんどん今も伸びている状況です。
“テレアポ・飛び込み営業からおさらば”できないかと考えた
このサービスを始めたのは、営業の世界には未だにテレアポや飛び込みが多く、ここまでテクノロジーが発達しているにもかかわらず、「気合いで成果をあげろ!」といった風潮がまだまだ多いことに課題を感じたから。僕自身も、以前はスタートアップをやっていたので、テレアポや飛び込み営業を経験してきました。そこで、もっと営業活動を効率化して、「テレアポ・飛び込み営業からおさらば」できないかと考えた結果、今のサービスが生まれました。やはり同じような悩みを抱え、共感してくれた方が多かったようで、リリース後一ヶ月ほどで200社もの企業さまにご登録いただきました。
さらにもうひとつ、近年、副業自由化の流れが顕著になっています。エンジニアやデザイナーなど専門のスキルを必要とする職種は仕事を受けやすくなってきていますが、人口の多くを占めるビジネスマンや営業マンは、なかなか副業をイメージできないという人も多くいます。そういった方たちにとって副業の機会になるようなサービスにしようと考えました。
“共感”が企業と人をつないでいく
サービスを始めてから、いろいろな企業さんから「今までやっていたテレアポや飛び込み営業がなくなって本当に助かっている」といった声をかけていただくと、本当にうれしいです。僕自身も、実体験から営業の大変さを知っているからこそ、ありがたい声をいただけると大きなやりがいを感じます。
セールスハブはプラットフォームサービスなので、登録企業さんを増やすだけではなくサポーターさんにも登録いただき、たくさんの商談が成立するきっかけを生んでいく必要があります。双方のバランスをとりながら伸ばしていくことは難しいですが、今後も努力してチャレンジを続けていきます。
僕たちの目標としては、セールスハブのサービスが広がることで、事業に“共感”してくれる人たちが企業とお客さんをどんどんつないでくれるようになればと考えています。
起業を意識し始めたのは高校3年生のころ
僕が起業に興味を持つようになったきっかけは、高校3年生のときに通っていた塾のチューターさんから、起業についての話を聞かせてもらったことでした。その後、受験を終えてから、買い物代行の小さなサービスやアパレル系のサービス、リアルアフィリエイトの事業の立ち上げに参加してきました。大学時代にさまざまな事業に関わる間、3年休学をしてそのまま退学。その後独立して自分の会社を設立しました。
共感できる仕事に出会えれば、楽しく働けるはず
最近は、お金の面だけではなく、とくにやりがいが注視される時代だと感じています。だからこそ、自分が“共感”でき、自発的にポジティブな気持ちでアクションできるかが大切で、これはセールスハブでの考えにも共通しているところです。だからこそ、これから転職を考えている方は、自分がいかに共感できる企業に出会うことができれば、その後も楽しく仕事をすることができるのではと思います。また、せっかく副業OKの会社も増えてきているので、何かやってみたいことがあれば、副業として始めてみるのもひとつの方法としてありだと思いますよ。
プロフィール
江田学
株式会社Saleshub 代表取締役。
企業と個人をつなぐリファラル営業プラットフォーム「Saleshub」を運営。
趣味は漫画を読むことで、お気に入りの漫画は『HUNTER×HUNTER』。
Saleshub