仕事をはじめたばかりの頃、全然うまくいかず心がバキバキに折れていたと言う高田友紀さん。そんな状況を乗り越えたきっかけや仕事でのこだわり、これから新しいことにチャレンジしたいと考えている読者へのメッセージをお伺いしました。
ポイントは…
- ストップをかけるとつまらない
- 今までの真逆をやってみる
- 興味をもったら味見をしてみる
この仕事をすれば“別人になれる”
声のお仕事をしたいと思ったきっかけは、高校生のときに友人にすすめられて見たテレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』です。女性の声優さんが少年を演じているということを知ったときに衝撃を受けて。年齢も性別もこえて“別人になれる“ということにとても惹かれました。小さい頃から戦隊モノの番組が大好きだったので、もともと”変身願望“があったのだと思います。
高校卒業後は声優科がある専門学校に入り、在学中からキャラクターのアテレコやナレーションを経験させていただきました。入学当初は声優を目指していたのですが、ナレーションやMCのお仕事を多くいただくようになり、現在はそちらをメインでやっています。
「これはやめよう」ばかりではつまらない
2年前から渋谷クロスFM「Shibuya Voice」のパーソナリティをやらせていただいています。毎回さまざまなゲストの方をお迎えしているのですが、「これって結構失礼かもしれない」と思いつつも、結構つっこんだ質問もしています。インターネットで調べればわかるような話だけをするなんてつまらないじゃないですか。「この話はやめておこう」というストップはなるべくかけないようにしています。
ただ、そのために本番前には必ずゲストの方と打ち合わせをさせていただいています。少し会話をするだけでもお互いの人柄がわかるし、「この人は冗談が通じるな」という判断もできる。信頼関係を築くとても大切な時間だと思っています。