経理が取るべき資格5選!資格は必須?転職に役立つ?など徹底解説!

経理は事務系の仕事の中で群を抜いて需要が高い仕事といわれています。専門的な知識を必要とするため、実務経験や知識を増やせば、女性でもキャリアアップが見込める仕事です。また、自分の知識を証明する多種多様な資格もあります。

そこで今回は、経理に資格は必要なのか、また、どんな資格が役立つのか徹底解説します。


目次

  1. 経理に資格は必要?転職に役立つ?
    経理に資格は必要か?
    資格と取るメリットは?
  2. 経理におすすめの資格5選
    日商簿記検定
    FASS検定
    税理士
    公認会計士
    給与計算実務能力検定
  3. グローバル化に向けたおすすめの資格
    BATIC(国際会計検定)
    USCPA(米国公認会計士試験)
  4. まとめ

経理に資格は必要?転職に役立つ?

仕事によっては、資格の取得が必須、もしくは有利に働く場合がありますよね。そのため、「経理に資格は必要なのだろうか?」と気になっている人もいるのではないでしょうか?

まず経理に資格は必要なのか、また資格を取得するのにどのようなメリットがあるのか見ていきましょう。

経理に資格は必要か?

資格がないと、経理の仕事に就けないというわけではありません。従って、ただ経理の仕事に就くためだけであれば、資格は必要ないということになります。

しかし、目的によっては資格を取得するメリットもあります。

資格を取るメリットは?

経理関連の資格に限らず、資格は自分の知識を証明できるものです。従って、経理担当として「キャリアップをしたい」「スキルアップ」をしたいという人には、おすすめです。また、将来転職を考えている人も、自分の知識や能力を証明する材料になります。

産業経理協会が行った「経理部の実態に関するアンケート」によると、「簿記・会計の資格保有は採用時に有利」と回答した企業は60%でした。このことから、資格の有無が採用を左右することもあるといえるでしょう。

(参考:産業経理協会「経理部の実態に関するアンケート」)

経理におすすめの資格5選

経理関連の資格は、多数あります。そのため、「どの資格取得を目指せばよいのか、分からない…」という人も多いでしょう。

資格取得が自分のスキルアップのためであれば、興味のある資格の取得を目指す方法で構いません。ただし、キャリアアップや転職のために、資格の取得を考えているのであれば、役に立つ資格を厳選する必要があります。

キャリアアップや転職に役立つ、おすすめの資格を紹介します。

日商簿記検定 

日商簿記検定は、商工会議所が実施している検定試験です。経理関連の資格の中で、最も知名度が高い資格になります。実際の実務に役立つ知識が身に付くため、多くの経理担当者が取得している資格です。

試験内容は、簿記の基本原理、期中取引の処理、月次の集計、工業簿記・原価計算、商業簿記、会計学など広範囲に渡ります。

初級から3級、2級、1級までありますが、転職などに有利になるのは2級以上といわれています。リクルートエージェントが実施した「企業が求める資格ランキングトップ10」でも、日商簿記2級がトップになっています。

初級や3級は、経理の知識がなくても独学で学べますが、2級以上はある程度の実務経験がある方が取得しやすくなります。

なお、1級は高度な簿記や会計学の知識が必要になり、難易度が高くなります。合格率が9%前後と狭き門ですが、取得できれば転職やキャリアアップにかなり役立つといえるでしょう。

  • 難易度:★(初級)★★(3級)★★★(2級)★★★★(1級)
  • 必要な勉強時間(期間):半年~1年(取得を目指す級による)
  • 受験料:2,200円(初級)2,850円(3級)4,720円(2級)7,850円(1級)

(参考:リクルートエージェント「企業が求める資格ランキングトップ10」)

FASS検定

FASS検定は、経済産業省が実施している、比較的新しい検定試験です。NTTコミュニケーションズやライオン、TDK、森永乳業、本田技研工業など、大企業が導入していることで、認知度が増しています。

日商簿記検定よりも、より実務寄りの試験内容になっているのが特徴です。経理担当として実務に必要な知識を、隈なく取得できるのがメリットになります。

試験は資産、決算、税務、資金の4つの分野から出題されます。出題範囲が広いため、幅広い知識が必要になります。

なお、FASS試験は他の資格試験のように合否ではなく、総合点により5段階のレベルで評価されるスタイルです。800点満点中、689点以上を取得すると、高い経理・財務のスキルを持っていると評価されるレベルAを取得できます。キャリアアップや転職には、レベルAを目指しましょう。

  • 難易度:★★★
  • 必要な勉強時間(期間):3ヶ月~半年
  • 受験料:10,000円

税理士

経理担当として数年経ち、実務に役立つスキルが身に付いたら目指したいのが、より専門性の高い資格です。日商簿記1級を取得しているのであれば、税理士試験の受験資格があります。

税理士は国家資格の一つですし、合格すれば会計や税務の専門家としてアピールが可能です。企業内で働く場合は高収入が見込めますし、独立開業することもできます。

ただし、その分、合格率は2%程度と難易度が高くなります。また、5教科の全てに合格する必要があります。1教科ずつ受験することも可能なため、働きながらでも資格取得を目指せるでしょう。

なお、転職の際には、5教科のうち会計学や法人税法関連に合格しているだけでも、確実にアピールになるため、挑戦する価値はあるでしょう。

  • 難易度:★★★★★
  • 必要な勉強時間(期間):2~5年
  • 受験料:4,000円(1科目)5,500円(2科目)7,000円(3科目)8,500円(4科目) 10,000円(5科目)

公認会計士

経理関連の資格の中で最も有利なのが、国家資格である公認会計士の資格です。公認会計士になれば、監査役など企業の中で重要なポジションに就くことも可能なため、収入の大幅アップも期待できます。また、コンサルティング会社や金融機関など幅広い活躍の場を見込めるだけでなく、独立することも可能です。

受験には年齢制限も学歴等の受験資格もないため、誰でも受験が可能です。ただし、公認会計士の試験に合格するのは、医者や弁護士資格と並んで、非常に難易度が高いとされています。

試験科目は、短答式試験と論文式試験に分かれています。短答式試験は財務会計論・管理会計論・監査論・企業法の4科目です。論文式試験は会計学・企業法・監査論・租税法の必須科目と経営学・経済学・民法・統計学から1科目選択し、計5科目になります。

  • 難易度:★★★★★
  • 必要な勉強時間(期間):3,000~5,000時間
  • 受験料:19,500円

給与計算実務能力検定

給与計算実務検定は、経理業務に欠かせない給与計算に関する技能があることを証明する資格です。内閣府が認可している団体が実施しているため、転職の際に経理の基礎知識があるかを見定める資格の一つとしても使われています。

給与計算実務検定は2級と1級に分かれており、特に受験資格もないため、誰でも受験可能です。2級は基本的な給与計算や明細を作成できるレベルで、合格率は80%前後と高いため、取得しやすいといえるでしょう。

1級の取得には、税務や労働法についても理解し、複雑な給与体系にも対応可能になる必要があります。年末調整なども含め、給与計算がかかわる全ての業務について精通しているというレベルになります。合格率は、年により27%~69%と幅がありますが、過去6回の平均は50%になっています。

単に資格取得というだけでなく、資格取得で学んだことが実務でも活かされるため、スキルアップにもつながるのもメリットです。

  • 難易度:★(2級)★★(1級)
  • 必要な勉強時間(期間):3~6カ月
  • 受験料:8,000円(2級)10,000円(1級)

グローバル化に向けたおすすめの資格

近年は、グローバル化が加速しています。外資系や海外進出をしている、もしくは目指している企業の経理部門で活躍したい人におすすめの資格を紹介します。

BATIC(国際会計検定)

BATICは、東京商工会議所がグローバルな会計知識と英語力を測ることを目的に実施している検定試験です。出題科目は英文簿記と国際会計理論の2科目ですが、全て英語で出題されます。ただし、英語に関してはTOEIC450点程度の英語力があれば、質問を理解して回答するのに支障がないとされています。

BATICは合否ではなく、点数によってレベル判定されます。キャリアアップや転職に役立てるには、少なくても日商簿記2級と同程度とされる「アカウンティングマネジャーレベル」を目指しましょう。トップレベルの「コントローラーレベル」は、日商簿記1級と同等とされているため、給与アップも期待できるでしょう。

また、ランクが上のUSCPAを目指す人は、出題範囲や傾向が似ているため、練習にもなります。

  • 難易度:★★★(アカウンティングマネジャーレベル)★★★★ コントローラーレベル
  • 必要な勉強時間(期間):3カ月~1年(目指すレベルによる)
  • 受験料:5,500円(英文簿記のみ)8,140円(国際会計論のみ)10,340(両方)

USCPA(米国公認会計士試験)

USCPAは、アメリカの国家資格である公認会計士試験のことです。アメリカだけでなく、グローバルに通用する資格の一つで、合格すれば会計の専門知識と英語力の両方を評価されるため、活躍の場が大きく広がります。

試験は財務会計や企業経営環境・経営概念、諸法規・監査および諸手続きの4科目で、出題範囲が広いのが特徴です。また、出題は全て英語のためハードルは高いですが、日本の公認会計士試験と比べると内容的には難しくないといわれています。

  • 難易度:★★★★
  • 必要な勉強時間(期間):1~2年
  • 受験料:$564.95(1科目・日本で受験)

まとめ

経理の仕事につくために、必ずしも資格が必要というわけではありません。しかし、資格を取得していると、キャリアアップや給与アップ、転職などに有利に働くことが珍しくありません。

どの資格を取得するか迷ったときは、多くの企業で認知されている「日商簿記検定」がおすすめです。また、その後のキャリアプランに合わせて、税理士や公認会計士、USCPAなど、より専門的な知識や資格を習得することで、自分の望むキャリを築けるでしょう。

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