看護師の年収はどれくらい?年収を上げるための方法まで徹底解説!

看護師の年収

国家資格を有する看護師の仕事は、専門性が高く、女性でも高収入を得られる仕事です。実際にどの程度の収入なのか、気になっている人もいるのではないでしょうか?そこで今回は、全国の看護師の平均月収や賞与、年収、生涯年収を徹底解説します。

また、地域や病院の規模、性別、学歴によって、どれくらい平均年収が異なるのかも見ていきます。


目次

  1. 全国の看護師の給料と年収について
    看護師の平均月給・賞与・年収・生涯年収
  2. 全国の看護師の地域・病院の規模・性別・学歴別の年収
    地域別の平均年収
    病院の規模別の平均年収
    学歴別の平均年収
    男女別の平均年収
    准看護師との平均年収の差は?
  3. 看護師の福利厚生について
  4. 看護師が年収をアップする方法
  5. まとめ

全国の看護師の給料と年収について

看護師の平均月給・賞与・年収・生涯年収

厚生労働省の「平成30年度賃金構造基本統計調査」によると、看護師の平均月収・賞与・年収は以下の通りです。

平均月給 約327,500円
平均賞与 約806,800円
平均年収 約4,736,800円
生涯年収(22~59歳まで働き続けた場合) 約200,000,000円

同年度の全職種の平均年収は、3,062,000円のため、看護師はかなり高収入であるといえます。なお、女性の全職種の平均年収は、2,475,000円です。従って、看護師の平均年収は、全国平均よりも2,000,000万円以上も高くなります。

また、22歳~59歳まで働き続けた場合の生涯年収も、200,000,000円を超えるとされています。看護師は、社会問題になるほど人手不足です。仕事が見つからないことは考えづらく、長く続けられる仕事といえるため、高い生涯年収を見込めるでしょう。

(参考:政府統計の総合窓口e-Start「賃金構造基本統計調査」)

(参考:年収ガイド「看護師の生涯年収」)

全国の看護師の地域・病院の規模・性別・学歴別の年収

看護師の年収を、地域・病院の規模・性別・学歴別に紹介します。

地域別の平均年収

地域別の平均年収を紹介します。自分の住む地域の年収が、他の地域と比較してどの程度なのか確認できます。

都道府県 年収 都道府県 年収
北海道 4,793,000円 滋賀 4,220,000円
青森 4,444,000円 京都 5,414,000円
岩手 4,488,000円 大阪 4,819,000円
宮城 4,755,000円 兵庫 5,010,000円
秋田 4,758,000円 奈良 5,007,000円
山形 4,760,000円 和歌山 4,790,000円
福島 4,677,000円 鳥取 5,000,000円
茨木 4,523,000円 島根 4,552,000円
栃木 5,002,000円 岡山 4,731,000円
群馬 4,583,000円 広島 4,828,000円
埼玉 4,824,000円 山口 4,824,000円
千葉 5,115,000円 徳島 4,656,000円
東京 5,323,000円 香川 4,575,000円
神奈川 5,074,000円 愛媛 4,370,000円
新潟 4,679,000円 高知 4,395,000円
富山 4,689,000円 福岡 4,323,000円
石川 4,842,000円 佐賀 4,155,000円
福井 4,906,000円 長崎 4,149,000円
山梨 5,240,000円 熊本 4,318,000円
長野 4,791,000円 大分 4,263,000円
岐阜 4,782,000円 宮崎 3,959,000円
静岡 4,923,000円 鹿児島 4,064,000円
愛知 4,982,000円 沖縄 4,282,000円
三重 4,986,000円

年収が最も高いのは、京都の5,414,000円です。2番目が東京で、3番目が山梨になっています。その他にも、年収が5,000,000円前後の地域は少なくありません。

逆に年収が最も低いのは、宮崎の3,959,000円です。最も年収が高い京都と比較すると1,455,000円低くなるため、地域により年収差が大きいといえるでしょう。

(参考元:年収ガイド「看護師の都道府県別年収一覧」)

病院の規模別の平均年収

厚生労働省の「平成30年度賃金構造基本統計調査」を基に、病院の規模別の平均年収を紹介します。

企業規模 月給 賞与 年収
10人~99人 312,600円 621,300円 4,372,500円
100人~999人 320,700円 746,600円 4,595,000円
1,000人以上 349,300円 946,300円 5,137,900円

従業員が1,000人以上と規模の大きい病院の方が、高年収です。

100人以下の小規模と100人以上1,000人以下の中規模の病院では、それほど大きな差はありません。しかし、小規模と大規模の病院を比べると、約767,000円もの差があります。

(参考:政府統計の総合窓口e-Start「賃金構造基本統計調査」)

学歴別の平均年収

日本看護協会のデータを基に、学歴別に初任給を比較しました。

学歴 初任給(月給)
専門卒 約260,400円
大卒 約272,000円

専門卒と大卒の看護師の初任給を比較すると、大卒の方が、11,600円高くなります。年間にすると、約140,000円もの差になります。

また、賞与も月給同様に学歴で差があるケースが多いため、年収差も大きくなります。

(参考:日本看護協会「2019年 日本看護実態調査」)

男女別の平均年収

厚生労働省の「平成30年度賃金構造基本統計調査」を基に、男女別の平均年収を企業規模別に紹介します。

■男性

企業規模 平均給与 平均賞与 平均年収
10人~99人 337,800円 727,800円 4,781,400円
100人~999人 334,800円 781,000円 4,798,600円
1,000人以上 351,100円 911,700円 5,124,900円

上記のデータを基にした男性の平均年収は、約4,901,600円です。

1,000人以上の大規模な病院の方が、高年収の傾向にあります。ただし、1,000人以上の大規模な病院と99人以下の小規模の病院では、343,500円程度の差しかありません。従って、企業規模による差は、ほとんどないといえるでしょう。

■女性

企業規模 平均給与 平均賞与 平均年収
10人~99人 311,300円 615,600円 4,351,200円
100人~999人 318,700円 741,700円 4,566,100円
1,000人以上 349,100円 949,900円 5,139,100円

上記のデータを基にした女性の平均年収は、約4,685,400円です。

女性の場合も1,000人以上の病院の方が、高収入の傾向にあります。ただし、男性と異なるのが、小規模と大規模の病院では、年収に787,900円もの差がある点です。なお、小規模と中規模の病院では、年収に大きな差は見られません。

また、看護業界は女性が圧倒的に多く、女性が活躍できる職場とされていますが、年収では男性の方が高い傾向にあります。しかし、その差は約216,000円で、他の業種と比べると差が少ないといえます。

(参考:政府統計の総合窓口e-Start「賃金構造基本統計調査」)

准看護師との平均年収の差は?

准看護師と看護師のどちらを目指すべきか悩んでいる人もいるのではないでしょうか?年収も仕事を選ぶ上で大切な要素になりますよね。

厚生労働省の「平成30年度賃金構造基本統計調査」を基に、看護師と准看護師の平均月収・賞与・年収を紹介するので、参考にしましょう。

職種 平均月給 平均賞与 平均年収
看護師 約327,500円 約806,800円 約4,736,800円
准看護師 約288,100円 約665,800円 約4,123,000円

平均年収は、看護師の方が准看護師よりも約613,800円高くなります。

看護師が国家資格を有しているのに対し、准看護師は都道府県が発行する資格です。看護師は自分の判断で業務を行えるのに対し、准看護師は医師や看護師の指示が必要です。しかしながら、実際の業務内容は、ほぼ同じになります。

また、管理職や看護師長などを目指す場合は、看護師の資格が必要であることが珍しくありません。管理職や看護師長になれば、役職手当なども出るため、さらに収入アップが見込めます。

そのため、安定した高収入やキャリアアップを望むのであれば、准看護師よりも看護師を選ぶ方がよいでしょう。

(参考:政府統計の総合窓口e-Start「賃金構造基本統計調査」)

看護師の福利厚生について

安心して快適に働くためには、どんな福利厚生があるのかも気になるポイントですよね。看護師の福利厚生について紹介します。

■法定福利厚生

法定福利厚生は、労働基準法など法律で定められている福利厚生のことです。そのため、どの病院で働いても得られるものです。主に次のようなものがあります。

  • 健康保険
  • 厚生年金
  • 労災保険
  • 雇用保険

■法定外福利厚生

法定外福利厚生は法律ではなく、各職場で設けているものです。「働きやすさ」に影響するため、職場を選ぶ上でチェックしたい項目になります。

①所定の年間休日・有給休暇

所定の年間休日数は、勤務先により異なります。所定年間休日数が多ければ多いほど、ゆとりも生まれるため、働きやすさにつながりやすいでしょう。

日本看護協会の調査によると、120~130日未満が最も多く39.5%を占めています。続いて、110~120未満が28.3%、100~110日未満が15.8%になっています。従って、少なくても120日以上を目安とするとよいでしょう。また、130日以上の医療機関も9.6%あります。

看護師の年間の平均有給休暇数は、18~20日といわれており、一般企業と変わりません。しかし、有給休暇の取得率は、50%~60%未満が14%と最も多くなっています。次で60~70%未満が13.7%、70~80%未満が12.5%です。有給休暇が取りやすい環境であることも大切なチェックポイントです。

②キャリア支援

認定看護師や専門看護師、大学院進学など、資格取得の費用の一部を負担してくれる病院もあります。また、関心のある研修や学会などに参加する際の参加費を負担してくれるケースも少なくありません。

それぞれの資格を取得するには、時間だけなく費用も掛かります。自費ではなかなか挑戦しづらい人も、「勤め先から支援が受けられれば、チャレンジしたい」という人もいるでしょう。

将来的に資格などを取得してキャリアアップを目指したい人は、キャリア支援があるかどうかをチェックしましょう。

③看護師寮

病院によっては、看護師寮を完備しているところもあります。看護師寮は、家賃の一部が福利厚生に含まれているため、家賃が安いのが大きなメリットです。また、病院からも近く、セキュリティーが万全なことも、嬉しいポイントです。

特に新人の看護師などは、まだ月給がそれほど高くないため、看護師寮は重宝されています。看護師寮があるかどうかで就職先を選ぶ人も少なくありません。

④社員食堂・食事手当

社員食堂を完備している病院もあり、通常、250円~500円前後で食べられることが多いようです。食事内容の充実度については、病院によりさまざまですが、バランスの良い食事が低価格で食べられることを考えると魅力的といえるでしょう。

また、社員食堂がない場合は、食事手当がつくところもあります。さらに、夜勤時には、食事手当や食事の提供がある病院も少なくないようです。

社員食堂や食事手当については、病院によりさまざまなため、詳細を確認することをおすすめします。

⑤妊娠・育児中の支援

将来、妊娠・出産後に育児と仕事の両立を予定している人は、一般的な産前産後の休暇について確認するのはもちろんですが、その他の支援についてもチェックしましょう。

・妊娠中の支援

看護師の仕事は事務職とは違い、体力がいります。妊娠中にどのような支援があるのか知ることも大切なポイントです。

日本看護協会の調査によると、時差出勤がある病院が25.1%、勤務時間の短縮が24.6%です。その他にも、勤務中の休憩回数の増加・変更・延長を行っている所もあります。

・託児所・保育所

育児と仕事の両立を考えている人は、病院内に託児所や保育所が完備されているかを確認しましょう。病院内にはなくても、近場の託児所や保育所と提携している場合もあります。さらに、保育料に関して補助金を出してくれる病院もあるようです。

こういった制度が整っている職場は、女性に理解があり、働きやすい職場といえるため、確認したいポイントの一つです。

⑥多様な勤務形態

さまざまな状況に合わせた勤務形態を取り入れている病院も少なくありません。例えば、72%の職場が、年休を半日単位で利用できる制度を設けています。年休を時間単位でも利用できる職場も46%あります。

また、能力開発・社会貢献・ボランティアのための休職や休暇制度を設けているところもあります。

さらに、退職者の再雇用制度がある職場は、49%です。「子供が小さいうちは、育児に専念したい」という人も、再雇用制度があると安心ではないでしょうか?

こうしたフレキシブルな体制も、働きやすさにつながります。

(参考:日本看護協会「2019年 日本看護実態調査」)

看護師が年収アップする方法

看護師が年収を増やす方法は、いくつかあります。1つの方法ではなく、複数の方法を組み合わせることで、より高収入を見込めるでしょう。

■夜勤を増やす

夜勤をすると夜勤手当が付くため、確実に年収を増やせます。特に月給がそれほど多くない新人の看護師の場合は、夜勤を増やすのが手っ取り早く年収をアップする方法でもあります。

夜勤は「昼と夜が逆転する」「心身共にきつい」「子育てをしながらは難しい」など、デメリットもあり、希望しない看護師も少なくありません。そのため、夜勤手当を手厚くしている病院も多いです。

■年収の高い地域や病院に転職する

先に紹介した通り、地域により年収に差があります。そのため、引っ越しも視野に入れて転職が可能な人は、年収の高い地域で職を探すことで、年収アップが可能です。

年収が5,000,000前後の地域は少なくないため、遠方に引っ越さなくてもよい場合もあるでしょう。例えば、現在勤務している神奈川県の病院から、30分程度離れた東京都の病院に転職するだけで、年収アップになることも考えられます。

なお、同地域でも病院により待遇や福利厚生が異なるため、しっかり確認して選ぶことが大切です。

■認定看護師や専門看護師・管理職を目指す

認定看護師や専門看護師になれば、基本給がアップしたり、資格手当が付いたりすることが多いため、年収アップになります。

資格を取得してキャリアップや年収アップを目指すのであれば、資格取得に掛かる費用の一部を負担してくれるなど、支援がある職場を選ぶことも大切です。

また、看護部長や副看護部長、看護師長、看護主任など、段階を踏んでキャリアアップすることでも年収を上げられます。

まとめ

看護師は、国家資格を有する専門性の高い仕事です。男女での年収の差も少なく、女性でもキャリアアップや高年収を見込める数少ない仕事の一つになります。

看護師は常に不足しているため、「年収が高い病院」や「働きやすい環境」など、選択肢も広がります。就職や転職の際は、法定外福利厚生の充実度を重視して選ぶと満足度の高い職場が見つかるでしょう。

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RUN-WAY編集部

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