ツアーコンダクターになるには?仕事内容や年収・資格など徹底解説!

ツアーコンダクターになるには




 

ツアーコンダクターの年収・給料

ツアーコンダクターの年収はどのくらいなのでしょう?また、国内旅行に添乗するツアーコンダクターと海外旅行の添乗を主とするツアーコンダクターにはどのくらいの収入の差があるのでしょう?

 

全国のツアーコンダクターの平均年収と地域別の日給

ツアーコンダクターの平均年収は約370万円です。ツアーコンダクターの採用形態は正社員と派遣社員があり、派遣社員の場合はほとんどが日給制か時給制です。国内添乗の日給の相場は7,000円から12,000円、海外添乗は8,000円から25,000円。その他に添乗付加手当が1,000〜3,000円程度支払われる場合が多いようです。

 

派遣社員の相場には幅があり、新人の頃は日給が安いですが、キャリアを積むことで金額がアップしていきます。ツアーコンダクターの人材派遣会社の中には、地域別の日当を公開している会社もありますので、参考までに2社の日当をご紹介します。

 

旅行業界の人材派遣会社「旅行綜研」は、ツアーコンダクターの地域別日給を公開しています。

 

  • 東京:14,700〜21,740円
  • 名古屋:11,750〜21,150円
  • 大阪:11,750〜21,390円
  • 札幌:10,120〜16,450円
  • 仙台:10,230〜17,040円
  • 広島:10,580〜14,100円
  • 福岡:10,000〜15,040円
  • 鹿児島:9,400〜14,100円
  • 那覇:9,290〜13,520円

 

(参考:株式会社旅行綜研「福利・給与」http://www.tm-a.co.jp/tsuakon/kyuyo.html)

 

日当は東京・名古屋・大阪が高く、九州は低めのようですね。派遣先や業務内容によっては別途手当がつくことがあるようです。

 

JTBとJCBが株主のJ&Jグループの「J&Jヒューマンソリューションズ」は、旅行業界の仕事を主とする人材派遣会社です。J&Jヒューマンソリューションズでもツアーコンダクターの日当は地域ごとに異なるようです。

 

  • 札幌:国内旅行 基本9,600円〜/海外旅行 基本10,000円〜
  • 東京:国内旅行 基本11,800円〜/海外旅行 基本12,300円〜
  • 中部:国内旅行 基本10,600円〜/海外旅行 基本10,700円〜
  • 大阪:国内旅行 基本11,050円〜/海外旅行 基本11,700円〜
  • 広島:国内旅行 基本10,000円〜/海外旅行 基本10,000円〜
  • 九州:国内旅行 基本9,570円〜/海外旅行 基本9,800円〜

 

この他に打合せや深夜・早朝、その他付加手当の支給があるそうです。

(参考:J&Jヒューマンソリューションズ「待遇」https://www.jjhs.co.jp/TourConductor/entry/)

 

福利厚生

ツアーコンダクターの派遣会社に登録するときは、福利厚生の内容にも注意しておきましょう。社会保険や雇用保険だけでなく、添乗員職業賠償責任保険や国内旅行傷害保険や海外旅行傷害保険に会社から加入してくれるか確認しておくと安心です。

 

ツアーコンダクターの収入アップの方法

ツアーコンダクターの平均年収は、決して高いとは言えません。しかもツアーコンダクターの雇用形態は派遣社員が多いため、コンスタントに仕事がなければ収入に響きます。

そのため収入面に不安を感じる人もいることでしょう。ツアーコンダクターが収入をアップさせるための方法をご紹介します。

 

語学力を磨く

ツアーコンダクターの日給は、国内旅行の添乗より海外旅行に添乗する方が高いため、海外旅行の添乗に役立つよう語学力を磨くことをおすすめします。

 

たとえばヨーロッパツアーでは英語ガイドがほとんどなので、通訳できるだけの語学力を身につけておく必要があります。ホテルやレストランなどで使う英会話や、トラブル対応のための英会話を中心に勉強しておくことで、お客様の満足度もアップするでしょう。

 

また、英語以外の語学を勉強しておけば、添乗できるツアーも増えますので、収入の安定につながります。語学の勉強をして資格を取得してはいかがでしょうか。

 

お客様の満足度を高める

ツアーコンダクターは、日頃のお客様へのサービスが収入アップにつながる可能性もあります。ツアーコンダクターを評価するのはお客様です。ツアーに参加したお客様が旅行後に書くアンケートがツアーコンダクターの評価につながります。

 

ツアーコンダクターの仕事ぶりはお客様しかわからないので、アンケートの評価が会社からの評価となるのです。そのためお客様がアンケートで高評価してくだされば、収入アップにつながりますが、お客様からクレームが入れば評価が下がってしまうでしょう。毎日の仕事のスキル、サービス精神が評価につながります。収入アップさせたい方は、毎日の仕事を精一杯頑張ることが大切だといえるでしょう。

 

ツアーコンダクターの将来性について

これからツアーコンダクターを目指す人にとって、ツアーコンダクターは将来性がある仕事なのか気になりますよね。最後にツアーコンダクターの将来性について見ていきましょう。

 

現状、ツアーコンダクターは安定した仕事なのか

旅行業界は景気の影響を受けやすく、旅行会社間の競争も激化しているため、ツアーコンダクターは安定した仕事とは言い難いのが現状です。また、最近はツアー旅行より個人旅行が一般的なため、ツアーコンダクターの仕事は減少傾向です。さらにツアーコンダクターの仕事は激務の割には平均年収が高くないこともあり、他の業種へ転職する人も少なくありません。

 

正社員としてツアーコンダクターを採用する旅行会社は減少傾向で、派遣会社に外注する会社が多い点からも、正社員として働きたい人には安定感を感じにくいかもしれません。

 

今後、ツアーコンダクターは安定した食いっぱぐれない仕事なのか

重複しますが、最近は個人旅行を楽しむ人が増えてきましたので、ツアーコンダクターの仕事は減少傾向です。しかし、ツアーの需要がなくなるということではありません。修学旅行や社員旅行などの団体旅行がありますし、熟年層には海外ツアーが人気です。ツアーコンダクターが添乗するツアーを希望する人も少なくありません。

 

今後高齢化社会が進むと、ツアーコンダクターの需要が増える可能性も考えられます。ただし、食いっぱぐれないためには、ツアーコンダクターとしてのスキルを上げることが必要です。

 

フリーランスのツアーコンダクターが増えていけば、スキルや実績がある人が必要とされますので、稼げる人とそうでない人の差が出るかもしれません。ツアーコンダクターとして安定した収入を得ていくためには、常にスキルアップを心がける必要があります。

 

まとめ

旅行が好きな人にとって、ツアーコンダクターは魅力的な職業でしょう。国内旅行や海外旅行に添乗し、ツアーに参加したお客様が旅を満喫するお手伝いをするのがツアーコンダクター。旅行が好きな方、人を喜ばせることにやりがいを感じる方は、ツアーコンダクターの仕事を選んでみてはいかがでしょうか。




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RUN-WAY編集部

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