美容室に行くときは、自分のイメージを変えたいときや、気分を上げたいとき。お客様それぞれに合わせて女性のキレイを作ったり、男性のカッコイイを作ったりします。そのお手伝いをする職業である、「美容師」。美容師になって活躍するには、資格が必要なのです。
今回は、美容師になるための資格について、どうやったら資格が取れるのか、どれくらいの期間が必要なのかなどの疑問にお答えしていきます!
「美容師免許」は国家試験!
国家試験合格には美容学校に通うことが必要
美容師としてお客様の髪を切るためには、国の認定した国家資格である「美容師免許」を持っていなければいけません。取得には、もちろん試験があります。ですが、試験を受けたい!と思ってもすぐに受けられるものではなく、試験を受けるのにもひとつステップを上がらなくてはなりません。
厚生労働省が指定する美容学校を修了すると、受験資格を得られるのです。
美容師試験の合格は難しいの?
美容師国家試験には、筆記試験と実技試験があります。といっても、高校や大学の入試問題などより難しくありません。年によって問題自体も変動しないようなので、専門学校の授業を真面目に受けて、そのうえで過去問対策をすれば問題なく合格できるでしょう。ただ、油断して勉強をさぼると、思わぬところでミスをして不合格になってしまう可能性も……。
実技試験は、本番ではたくさんの人の中でマネキンの髪を切ったり、巻いたりしなくてはなりません。緊張して失敗したりしないよう、専門学校での練習を欠かすことなく繰り返しましょう。
合格率自体は低くないので、上記のとおりにきっちり勉強し、実技の訓練を積んでさえおけば、すんなり合格を掴むことはできるはずです。
美容学校には3つの種類がある!
一般的な学校の形!昼間課程
2年間で卒業できる、いわゆる普通の学校のような形式。約200万円ほどの学費がかかり、そのなかにはウイッグ代や材料代などが含まれています。
学費が高い分、国家試験の対策にしっかり時間をかけるので、合格率も高く、確かな技術を持って帰ることができます。
社会人にオススメ!夜間課程
日中は別の仕事をしていて、そのあとで勉強をしたいという社会人にオススメなのはこちら。夜間過程という名の通り、夜から授業が始まります。昼間過程とは違って、授業の時間自体が短くなってしまっているので、卒業までの年数に2年~2年6カ月ほどの開きがあります。学費は約150万円。時間が短い分、センスを磨くことよりも国家資格を取ることに重点を置いたカリキュラムのところが多いようですね。
すでに美容師見習いならコレ!通信課程
通信課程は、基本的には学校に通うことなく免許取得の資格を取れる制度です。全くいかなくていいということではなく、一年に数回ある学校での授業を受けます。3年の時間が必要で、かなりゆっくりしたペースでの卒業となります。学費は約70万円と安いですが、この方法で受験資格を手にするためにはすでに美容室で働いている証明を求められることが多く、全くの未経験の場合はこの方法を選択するのは難しいでしょう。
まとめ
美容室の数は年々増加傾向にあり、なんとコンビニの数よりも多いとか。それに伴って美容師数増えています。あなたの夢を叶えるため、そして勤め先である美容室に理想のところを選択できるようにするため、資格取得の勉強は欠かせません。決して届かない夢ではありませんので、頑張って勉強してくださいね!