企画を考える時に使用する脳を鍛えよう
分析した結果を元に企画を立ち上げる際は、脳の「思考系脳番地」という部分が働いています。この部分を鍛えるには、理解系脳番地を鍛えるときとは違ったアプローチが必要です。
身近な人の長所を上げることは、手近なトレーニング方法です。相手の評価を見直すことで、自分の視点や思考を変えることができます。「3つ」「5つ」など数を決めておくのもポイントです。無理でも考え出すことで、より鍛錬の効果が高まります。
仕事で自分の意見を構築した際、それに対する反論を自ら考えることも訓練になります。逆の説を唱えることで、視野が広がって思考のパターンが増えていきます。
休日の予定を他人に決めてもらうことも、脳の刺激に繋がります。自分ではまず選択しないような予定や、思いもつかないようなスケジュールで動くことになるからです。その意外性が役に立つのです。
頭の体操で分析力をアップ!逆手トレーニング
分析力の有無は、脳が活動している範囲の違いにあると言われています。分析力を上げるには、脳を広範囲で使えるようトレーニングすることが役に立ちます。
トレーニング方法は非常に簡単です。まず利き手と逆の手で紙に連続して円を描きます。これをまずは5分間続けてみましょう。慣れてきたら「123」や「ABC」などの数字や文字に挑戦します。これにも慣れてきたら、両手にペンを持って左右同時に文字や記号を書いていき、最終的には鏡絵を描く練習を行います。
利き手と反対の手は普段使う機会がないため、最初はペンを持つことも上手くできないはずです。慣らしていく感覚で徐々にステップアップしていきましょう。
このトレーニングの目的は、普段使っていない部分の脳を働かせることです。右手と左手はそれぞれ左脳の右脳に連動しており、同時に動かすことで左右の脳を活発に働かせることができるようになります。それが、分析力アップに繋がるとされているのです。
物事を深く分析できる力を身に付けよう
分析力とは、全体を個々の要素に分解し、組み合わせたり違う角度で見ることで新しい事実を発見し、それを役立てる能力のことです。
脳のどの部分が活発に動いているかによって、分析力の有無は変わってきます。情報整理や分析力を司る理解系脳番地と、企画立案に大きな影響を及ぼす思考系脳番地を鍛えることで、分析力は大きく向上します。トレーニングは日々の習慣として取り入れていくことができるので、ぜひ実践していきましょう。また、脳を広く使うための訓練として、利き手とは逆の手を使ったトレーニングもおすすめです。
脳を鍛えて分析力を手に入れ、ビジネス場で活かしていきましょう。