「自分を守る」ことを第一に仕事をする。それでいいじゃない【ライター/北条かや】

自分を守る




会社につぶされない権利

労働とは、自分の能力を、会社や社会に買ってもらうことです。自分の適性や、能力に見合うお給料をいただく。でも、セクハラやパワハラを受けた、サービス残業が当たり前、能力に見合わない仕事を押し付けられて苦痛など、働く上でツラいことは数多くあります。

 

それらの苦悩から私たち労働者を守り、適切な労働環境を実現するための考え方が「働く権利」なんです。会社や社会に、つぶされない権利といってもいいかもしれません。

 

残業時間や休日などについて定めた「労働基準法」や「労働組合法」などは、働く権利を実行に移すためにつくられた法律です。

 

義務だけで頑張っていませんか?

こうして、憲法で「働く権利」がうたわれ、それを実現するための法律もたくさんあるのに、私たちはどこかで「義務」を優先しすぎていないでしょうか。

 

「働かざる者食うべからず」の言葉に縛られ、仕事ができないと「私はダメな人間だ」と思ってしまう。仕事を休むことに強い罪悪感があったり、苦しい職場環境にあっても「我慢しなきゃ」と、耐え忍んだりしてしまう人もたくさんいると思います。

 

でも、我慢しすぎる必要はないんです。私たちには「(社会からおびやかされずに)働く権利」がある。どうかこのことを忘れないでください。




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RUN-WAY編集部

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