こんにちは、トイアンナです。「いい仕事が降ってこない」とくすぶったこと、ありませんか。私はあります。
たとえば、細かい作業が苦手なのに0.1ミリ単位で正確にプラスチック用紙を切る仕事が続いたことがあります。裁量権が極端に少なく、やることはルーティーンワークばかり。もう、発狂するかと思いました。ですから「いい仕事がない」とぼやく気持ちはわかります。
コピー取りを改善するだけで、道を開いた社員の話
けれど、この世に「最初から花形」だったプロジェクトはありません。どんなビッグプロジェクトも、最初は「そんなの成功するの?」と潰されかけたり、何なら「ルーティーンワークすぎて、見向きもされなかった仕事」だったりします。
たとえば、誰でもきれいにコピーを取れるよう、コピー機に補助線を入れた社員さんがいます。「コピーを取る」といえば、誰もが思いつくルーティーンワークです。しかしそこで改善の余地を見つけた社員さんが、補助線1本でガタガタのコピーを防げると気づいたのです。その社員さんは他にもルーティーンワークを次々改善し、最終的には年次を飛ばして総務部の課長となりました。
そのプロジェクトを「花」にするのは自分だ
コピー取り、議事録、電話取り。これを「つまらない仕事」と呼ぶなら簡単です。そして「もっといい仕事来ないかな」と願うことも。けれど、「たかが〇〇」と仕事そのものを貶した時点で、改善の道は閉ざされます。
どんな会社にも「この部署に欠かせない〇〇さん」と呼ばれる人がいます。そういう方はたいてい、ルーティーンワークを改善しつづけることでその道のプロとなった方です。最初から花形として任されたわけではありません。
見捨てられたプロジェクトは、改善できるプロジェクト
私も、そしてあなたもプロジェクトを「つまらない」と貶してはいないでしょうか。本当はもっとよいプロジェクトへ変えられるのに、さっさと帰ることだけに集中したことは? いま見向きもされていないプロジェクトは、これからあなたが変えられるプロジェクトです。
むしろ「もっとよくなる方法」が見つかるチャンスと心得て、自分なりにどう簡単にできるかを考えてみませんか。誰にでもできる仕事ではなく、あなただけの仕事になるように。まずは「もっとこうだったらいいのに」と改善の種になりそうな課題をリストアップしてみましょう。
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トイアンナ
ライター。新卒で外資系企業に勤めて以来、数百名の消費者ヒアリングを重ねました。その経験から恋愛・キャリアを主なテーマに執筆しています。
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