過剰な「ホワイト企業ブーム」に注意!新卒でホワイト企業に行くより大切なこと【ライター/トイアンナ】

過剰な「ホワイト企業ブーム」




こんにちは、トイアンナです。学生時代にインターンで就活媒体を経験したのをきっかけに、現在まで数百名の就活生を支援させていただきました。毎年就活生から人気がある就職先の条件は変わるのですが、今年は「ホワイト企業ブーム」。そこそこの年収で構わないから、早く帰れる企業がいいと考える学生が多いのです。

ありえない条件を並立させていませんか

個人的にはブラック企業など滅せよ! と考えているのでこの傾向は大歓迎。しかし一方で、ありえない条件を並立して探す方が増えています。

たとえば、「ホワイト企業かつ」やりがいがあって、30代で年収1,000万円以上をもらえる……という条件は、あまり現実的ではありません。仕事のやりがいを感じやすい職業、たとえば商社や広告代理店業、コンサルティング業界は基本的に激務。私の周囲からヒアリングしている限り、30代では終電で帰れる日のほうが少ない印象です。

けれど彼らは圧倒的に成長します。長時間働くからです。日本である程度教育を受けた人ならそこまで頭の優秀さは変わりません。そこからどれくらい会社員として伸びるかは、働いた時間数にある程度依存します。

激務企業では1時間当たりの業務効率こそ落ちるでしょうが、成長も早いのが一般的です。英語の学習でどんなに効率を上げても1日5時間勉強する人と、15時間やる人では差がつくでしょう。それと同じで、働けば働くほど成長カーブは急になります。そして成長することで、仕事の達成感は増しやすくなります。

逆にホワイトな環境に勤めるということは、成長速度を落とす代わりに生活面でゆとりを持つという選択です。あちらを立てればこちらが立たずな関係にあることは、ある程度覚悟したキャリアとなります。




RUN-WAY編集部

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