第二新卒の転職者が乗り越えるべき「転職のワナ」【ライター/トイアンナ】

第二新卒の転職者が乗り越えるべき「転職のワナ」




こんにちは、トイアンナです。私は新卒の会社を2年で辞めましたが、このとき第二新卒の窓口を使いませんでした。というのも外資系企業においては2~3年での転職がごく当たり前に発生するため、「第二新卒」というくくりを必要としなかったからです。

また、外資の多くは1年目から責任ある仕事(無茶ぶりとも言う)を投げられるため、職務経歴書へそれなりに書けるネタがそろうのも理由でしょう。一方、1年目とはいえ成果を出せなければ厳しく査定されるうえ、別職種への転職はかなり厳しくなります。

 

第二新卒は別業種・職種へ転職しやすいが…

逆に、「第二新卒」での転職は外資の転職をひっくり返したようなメリット・デメリットを持っています。メリットとしては職務経歴書へ書ける業績がなくとも応募できること。そして新卒とは別業種へ挑める点です。

 

逆にデメリットはこの時期の転職を異例とみなす企業がおおいゆえに「なぜ転職するのか?」を厳しく問われる部分にあります。実はこの「なぜ転職するのか?」こそ、第二新卒が陥りやすいワナとなっています。

 

第二新卒のワナを乗り越える対策

 

そこで、第二新卒はこのワナを回避するべく対策することになります。よくある第二新卒の転職理由は「やりたい仕事ではなかった」というものです。しかしこの理由こそ、転職先で最も忌避される答えとなっています。というのも、やりたい仕事が100%実現できる職場は無いからです。

 

ところが、「本当はやりたくないから辞めるんだけど、転職先へ本音を言ったら落とされそうだから」と、とってつけたようなビジョンを作るとこれまた怪しく映ります。たとえば「私が新卒で広告代理店に入ったのは貴行の広報部で広告を作るためでした」という物語を信じられるメガバンクはそうありません。

 

そこでオススメしたいのが、いっそ新卒の選択を過ちとして認めてしまうこと。たとえば「新卒就活の際、自分のやりたいことよりも周囲の評判を気にしてしまった愚かな自分がいました。そして就職後それを大いに反省し、貢献できる業務に就きたいと考えました」と言えば、面接官には誠実に映ります。下手に物語をでっちあげるよりも、謝ってしまった方が早いのです。

 

ただし、この対策を使わなくてもいいケースがあります。誰もがブラックと感じるようなセクハラ・パワハラがあった場合です。この場合は率直に「セクハラがひどくて、部長と寝ないと先はないと言われた」「パワハラで暴力が蔓延していた」などと伝えましょう。相手はびっくりするかもしれませんが、さすがに転職理由として理解していただけるはずですよ。

 

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ライター。新卒で外資系企業に勤めて以来、数百名の消費者ヒアリングを重ねました。その経験から恋愛・キャリアを主なテーマに執筆しています。

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