部下を「指導する」のは何もしていないのと同じです【ライター/トイアンナ】

指導




こんにちは、トイアンナです。まずは想像してみてください。あなたの部下や後輩が、とんでもない失敗をしました。

取引先に謝りはしたものの、長年培った信頼にヒビが入るような事故になりました。事態が落ち着いてから、あなたはどうしますか? おそらく最もありふれた対応は「二度と再発しないよう、厳しく口頭で指導する」のではないでしょうか。

その際、こんな言葉を発すると思います。

「何でこんなことが起きたの。二度と同じミスをしないよう気を付けて」と。残念ですがこういった指導は、この世で最も意味のないコーチングの一つです。

ミスは原因を「個人の責任」以外に見つけるまで終わらない

そもそも、人間が仕事をしている限りは必ずどこかでミスが発生します。それでも現代は、限りなくミスが減少した社会とも言えます。複雑な計算は手作業の代わりにExcelがやってくれますし、マニュアルが充実した職場も少なくありません。Amazon.co.jpを覗けば、どうやってミスを減らせばいいか経営論の教科書も簡単に手に入ります。

そんな現代でもミスが起きるということは、まだ業務システムに改善の余地があるということです。たとえばこの原稿ひとつとっても「努力して誤字を減らす」よりも「2名で誤字チェックをする」方が確実に誤字・脱字が減りそうだと思いませんか? 仕事のミスは、属人的に責めるよりも進め方から見直したほうが効果を発揮するものです。




RUN-WAY編集部

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