「ここで辞めてもどうせやっていけないぞ」という人の心理【ライター/トイアンナ】

「ここで辞めてもどうせやっていけないぞ」という人の心理




こんにちは、トイアンナです。私は転職を2回経験しています。1回は異なる業界へ、そして2回目は会社員からフリーランスへ。もともと転職が多い外資での転職、多くの人が旅立ちをお祝いしてくれました。

 

しかし、中には「ここで辞めてもどうせやっていけないぞ」とお叱りをいただくこともありました。が、それはすべてウソでした。

 

引き留める人の経歴を見てみよう

 

そもそも、私が「ここで辞めてもどうせやっていけない」とおっしゃる方を振り切ってまで辞めたのには理由があります。そうおっしゃるのは、新卒からずっと自社にいる方ばかりだったからです。

 

確かに、私のいた会社は私の実力で入れたのが奇跡といえる業界トップ企業でした。正直、辞めるのはもったいないと私も思いました。けれど転職経験のある先輩方の反応は真逆でした。「もっといいところを目指して、柔軟に動け。外の世界を学べ」とご指導いただいたのです。

 

結果として私は転職し、前職と全く社風が異なるところへ行きました。これまで「常識」とされてきたことがひっくり返る経験に何度も驚かされながら、新しいことをたくさん学ばせていただいたと思います。現実的にも年収は伸びて業務時間は短くなり、とても充実したプライベートを手に入れました

 

市場価値は、第三者に聞こう

 

「ここで辞めてもどうせやっていけないぞ」という人は、2つの背景を抱えています。ひとつは、あなたという貴重な人材を失いたくないという焦り。とくに上司がこれを言いだしたら、あなたは自分が思っているより重宝されていたのでしょう。

 

次に、今の会社にいる自分を正当化したい思い。誰だって、「転職する方が賢い。いまこの会社に残っている方が間抜けだ」なんて思いたくありません。だから残っている人は、出ていく人をとがめるしかないのです。

 

もちろん、転職先で本当に「やっていけない」ケースもあるでしょう。カルチャーギャップが大きすぎて適応できないこともあります。また、自分の市場価値が思ったより外で低かったなんて衝撃は、転職者あるあるです。だからこそ、自分の市場価値は第三者に聞きましょう。

 

たとえば転職エージェントや、転職経験があってストレートに物を言ってくれそうな友人は相談相手に適しています。親や同僚など、あなたに近すぎる人からのアドバイスは愛がこもるぶんだけ、現実から遠ざかります。心配してくれたことにだけお礼を言いつつ、冷静に受け止めてください。

 

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ライター。新卒で外資系企業に勤めて以来、数百名の消費者ヒアリングを重ねました。その経験から恋愛・キャリアを主なテーマに執筆しています。

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