相手の機嫌を損ねない!上手な反論方法を学ぼう

反論方法




打ち合わせの最中や、上司との会話。はたまた、部下や同僚との話し合いの最中でも、「それは違うな」「そうじゃないんじゃないか」と思っても、上手に反論できずに困った経験はありませんか。反論というのは、ともすれば相手のことを全否定してしまうことに繋がってしまったり、不興を買ってしまうこともある難しいもの。

そこで今回は、「上手な反論」方法について、ポイントごとにまとめてみました。

 

基本のキ!理詰めで攻めるのは「上手な反論」にはならない

反論は、正論とは違います。

あなたの言っていることがいかに正しいとしても、正論で理詰めで攻め立ててしまっては、相手の神経を逆なでするだけで逆効果です。あなたが正しいと周りは理解しても、「言い方」次第では正しさが仇となってしまうこともあるのです。

せっかくあなたのほうが正しいのなら、周囲を巻き込み、相手に正しさをしっかり理解してもらう方がいいに決まっています。人間心理を把握するところから、上手な反論の方法は生まれてくるのです。

 

ポイント1:反論はワンクッション入れてから

「これって、こうだと思うんです」

相手から提示された話に対して、あなたに反論があるとします。そのとき、すぐに反論してしまわないようにしましょう。自分の意見を受け入れてもらいながら上手に反論するには、まずワンクッション入れるようにしてください。

ワンクッションと言われてもどうしたらいいか分からないという人は、自分ならどう思うかを考えてみてください。人は、言われたことを頭からすべて否定されるとイラッとしたり、受け入れにくくなったりします。まず、相手の言っていることを「受け入れる」ことが大事です。「いいですね! 方法として、こちらもあると思うんですが、どうでしょう」というように、肯定から入れば、相手を嫌な気持ちにさせることはありません。

 

ポイント2: 「イエス・アンド法」を有効活用して

「イエス・アンド法」というのは、「ノー」「バット」などの否定語を使わない会話手法です。これは、反論以外の場でも使用することができるため、覚えておくと便利です。

イエスとして、「そうですね」と相手のことを肯定してから、「ですが」「でも」「だけど」というマイナスの表現をすると、「自分のほうが上である」というような印象を与えてしまいます。

逆に、イエスの後に続けて、「こんな方法もありますよ」「こんなものはどうですか?」と、さらにプラスアルファで提案をすることによって、相手を肯定しながら自分の主張もしっかり提示できるのです。

 

ポイント3:上手な反論には具体的な事例が必要

反論の最後には、相手をあなたの主張に引き込み、納得させるというゴールがあります。具体的な事例を挙げることにより、説得力が増します。

成功した事例があることをデータとして示したり、公的な数字を示すことで、相手の提示した意見よりも、あなたの反論のほうが正しいことが客観的に分かります。周囲の人も納得しやすいので、反論の前にはしっかり「それに準ずる根拠」を準備しておくようにしましょう。

 

まとめ

このように、上手な反論をするためには、3つの方法を押さえるようにしてください。

反論は、ともすれば関係悪化にもつながってしまいます。しっかり相手の思い、心理を想像しておくことが何よりも大切。反論しようとするときは、否定するぞ、という気持ちではなく、よりよくしたいんだ、というプラスの気持ちを持っていてくださいね。

 




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RUN-WAY編集部

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