何が原因か分からないけれど、そばにいる人がイライラしている……。放っておく方がいいのか、それとも原因を聞いた方がいいのか。手を間違えると、さらにイライラは増すばかりです。八つ当たりなんてされてしまったら、たまったものではありません。
そこで今回は、イライラしている人へのシーン別対処法について紹介します。
対象法①イライラの原因が分かっていたら、茶化さない
原因がはっきりしているとき、場の空気を明るくしようとして、その原因について茶化してしまう人がいますが、それは逆効果なのでやめておきましょう。
明らかにプライベートなことでイライラしている場合は、あなたがその当事者と知り合いだったり、近しい間柄でない限り出来ることはありません。原因について馬鹿にされているように感じてしまうと、なおさら苛立たせてしまうかも。
対処法②イライラしていること自体に触れない
原因が分かっているときも、分かっていないときも、その原因について言及するのはやめておきましょう。
もしかしたら、あなたが原因でイライラしているのかもしれません。もしくは、ただ何か考え事をしていて怒っているのではないのかも。そのあたりが不明瞭なのに、原因を聞くことは「あなたのせいで怒ってるのよ!」「お前が原因だよ!」と、藪蛇に繋がります。本当に話を聞いてほしければ、必ず相手の方から言ってきますから、その時まで待つのがベターです。
対処法③会話の主導権は相手に握ってもらう
相手がイライラしていて、あなたが話し相手になった時は、無駄に刺激しないことが何より大切になってきます。相手に話す側になってもらい、あなたは聞き役に徹します。
話したいことはすべて話してもらい、それをしっかり聞きます。相手にアドバイスを求めら他時は、基本的に相手の話を否定するようなことは言わず、ただ話を聞いてほしそうなときは、自分の意見は言わないのがポイント。
イライラしている人は、否定されると逆上します。あなたが心の中でどう思っていても、笑顔でその話を聞いてあげましょう。そうすることで、勝手に相手のイライラは収まるはず。
対処法④そっとした気遣いで相手をなだめる
機嫌を取ることも、イライラしている人をなだめるのには有効です。会社で上司がいら立っているときなどに使える対処法として、さりげない気づかいがあります。
上司がデスクでイライラしていたら、難しい問題の質問に行ったり、嫌な報告に行ったりするのは控えます。長くなりそうな話は、文書にまとめて「今回の報告、文書にまとめましたので、お手すきの際に一読ください」と置いていったり、そこで口頭での報告を求められたら、だらだら話さず結論から端的に述べたりしましょう。
また、飲み物を差し入れたり、一言気遣う言葉をかけるのも有効な手段です。上司とて人間ですから、部下に心配されていると分かれば、イライラを出さないようにしようとするはずです。
イライラに合わせて、機嫌を悪化させない対処法を選ぼう
以上のように、イライラしている人に対応するためには、シーンに合わせた対処法を選ぶことがカギになってきます。放っておくことが良いこともあれば、話を聞いてあげることがいいこともあれば、いっそ怒ってもらって発散してもらった方がいいこともあります。
ただ、イライラしている人に巻き込まれてあなたまでイライラしてしまったら、元も子もありません。触らぬ神に祟りなし、君子危うきに近寄らず。敢えて関わる必要がない場合は、関わらないでおくのが一番かもしれませんね。