9月19日はなんの日?どんな日?この日の日本と世界の出来事、誕生花と誕生石をくわしく紹介しています。
9月19日は何の日?
9月19日はなんの日? この日がどんな日なのかをみていきましょう。
祝日「敬老の日」
敬老の日は、兵庫県北播磨の多可町がルーツとされてます。「お年寄りを大切にし、発展のための知恵を借りよう」と当時の村長が敬老会を催したことが始まりとされてます。
法律の観点からみると、「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」日として定められています。
「いけんの日」
2015年、安全保障関連法案が可決され、「平和への思いを忘れない日」として選定された「いけんの日」。
「日本の未来にとって大きな転換点になると思われる。そのことを忘れないように記念日として伝えていけないか」という声から選定会議が開かれました。そのことを知った多くの人から寄せられた記念日名に審議を重ね、この名前に決まりました。
一人ひとりが「意見」を持つことの大切さ、自分とは異なる考えである「異見」を受け止めることの意義、法案を「違憲」とする声が多数あることなど。そして、安全保障は運用を間違えると戦争につながりかねないという観点から「平和への思いを忘れない日」が付記されました。
「苗字の日」
苗字の日の由来は、「平民苗字許可令」という1870年9月19日に交付された法令が交付されたことが始まりです。
もともと苗字を名乗ることは、江戸時代のころは貴族や武士の特権でした。庶民は苗字がないのが当たり前で、特に不自由はなく、苗字を名乗る人は少なかったそうです。
明治になってからは、戸籍を管理する必要性が出てきたため、苗字を名乗ることを「許可した」のがこの政令。
しかしその後、「平民苗字必称義務令」が1875年2月13日に交付されました。
この法令では、苗字を名乗ることを「義務付けられ」ました。
これらのことから、実は「苗字の日」は二日あるのです。
「世界海賊口調日」
世界海賊口調日とは、1995年の9月19日、アメリカで制定された記念日で、海賊の口調(海賊語)で話す日のことです。とはいえ本物の海賊がどう話すかなど分からないので、本物をまねするというわけではありません。海賊っぽい口調で話せばOKだそう。
この日は、アメリカ人男性「オル・チャンバケット」と「キャップン・スラッピー」の二人が発端となって生まれました。
ジョークのつもりでパロディ記念日をデイブ・バリーという「シンジケートユーモアコラムニスト」に手紙で知らせたところ賛同し、コラムなどを通してメディアで放送された結果国内中に広がり、正式に記念日として制定されたそうです。
ジョークから始まったこの日が、いまや世界中に広がりを見せつつあるのは、誰も想像できなかったでしょうね。
9月19日の日本での出来事は?
この日は、日本で何があったのでしょう。
1941年:映画制作会社10社を松竹・東宝・大映の3社に統合。
当時、戦時統制の一環として小規模企業を整理・統合する戦時企業統合が始まり、内閣情報局の指示によってさまざまな分野で進められました。映画業界でも1941年のこの日、新興キネマ・大都映画・日活製作部門を軸として合併され、1942年1月27日に松竹、東宝、大映の3社体制が成立しました。
当初の案では、松竹と東宝の2社体制にする予定でしたが、新興キネマ京都撮影所所長が第三勢力として「統制会社」の可能性をアピールする形で掛け合い、最終的に大映が加わる3社体制とすることが認められたそうです。
2015年:ラグビーWCで日本代表が南アフリカに逆転勝ち
「いま、歴史は変わった。」
エディー・ジョーンズ日本代表ヘッドコーチが言ったこの宣言を覚えている方も多いと思います。
英国時間19日(日本時間では20日深夜)、イングランドにてラグビーワールドカップ2015プールB第1戦、南アフリカ対日本戦が行われました。24年もの間、ワールドカップで勝利できなかった日本が、世界ランキング3位で過去2度の優勝を誇る南アフリカを34—32で破るジャイアントキリングを果たしました。
9月19日の海外での出来事は?
1961年:ヒル夫妻誘拐事件
アメリカで最初のUFO誘拐報道として、広く知られているこの事件。
ベティ・ヒルとバーニー・ヒル夫妻は、休暇先のカナダから自宅へと車を走らせていた途中、上空に一列の窓があるUFOを目撃したそうです。
バーニーは車を降りて近づくと、その窓から奇妙な顔を目撃しました。
「“奴ら”は私たちを捕まえようとしている!」
彼はそう叫んで車で逃げようとしましたが、ブザーのような連続音がトランクのあたりから聞こえてきたと思えば、車が勝手に振動を開始し、眠気が2人を襲いました。
気が付けば、音を聞いた場所から60キロも離れた場所におり、その間の記憶はまったくなかったそうです。その後夫妻は不思議な夢や不眠などに悩まされることに。
紆余曲折を経てこの事件は公になり、上記の通りアメリカ最初のUFO誘拐報道として有名になりました。
1970年:第1回グラストンベリー・フェスティバル開催
1970年に初めて開催され、当時の名称は「ピルトン・ポップ・アンド・ブルース・フォーク・フェスティバル」でした。名称の通り、特定のジャンルのみのフェスではなく、音楽に限らず、サーカスや演劇、ジャズ、ダンス、レゲエのサウンドシステム、映画上映までされたそうです。
この時参加したミュージシャンは8組でしたが、徐々に規模が大きくなり、1981年に名称を正式に「グラストンベリー・フェスティバル」とし、2022年に開催されたこのフェスは80組以上のミュージシャンが参加しました。現在は世界最高峰にして世界最大規模のロック・フェスティバルと呼ばれてます。
1973年:スウェーデン国王カール16世グスタフの戴冠式
1973年9月15日に国王となり、9月19日にストックホルムの王宮にて即位式が執り行われました。
自国ではスポーツ好きと知られており、頻繁にオリンピックなどの大きな大会でスウェーデンチームの応援に駆けつけるそうです。
日本訪問は16回ほどで、初訪問は1970年に日本万国博覧会を視察しました。皇室との親交もあり、1989年2月、王妃とともに昭和天皇の大喪の礼に参列したり、1990年には2度の訪問。2018年には国交樹立150周年記念のため公式実務賓客として訪問するなど、その仲を深めています。
9月19日の誕生花と誕生酒
9月19日の誕生花と誕生酒を紹介します。
9月19日の誕生花は「サルビア」
サルビアは夏から秋にかけての花壇によく植えられ、公園や街路などで見かける方もいると思います。濃い鮮やかな赤色や、穏やかな紫色の花が咲く様子は、秋花壇では主役にもなります。
花言葉は「尊敬」「知恵」など。
ガーデニング初心者でも育てやすい花としても人気を誇っています。
9月19日の誕生酒は「チョコティーニ」
酒言葉は、「直観力とオーラで名を馳せるカリスマ」。
カクテルの王様と言われる「マティーニ」のバリエーションカクテルのひとつ。チョコレートの風味を美味しく味わえる、デザートカクテルでもあります。
まとめ
今回は9月19日の出来事などついてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
1日ごとにさまざまな歴史があるので、ぜひ自分に縁のある日を調べてみて下さいね。